宿泊勤務を終えて大急ぎで自宅に帰り、クルマに飛び乗って出てきました。目指すは三重県南部にある「志摩スペイン村」ですが、その前に山梨県に用事があるので東名高速ではなく中央道へと向かいます。
千葉県内から順調に流れてきている京葉道路。小松川から常に各所で渋滞している首都高速へと入っていきますが、今日はよろしくないことに普段よりも激しい渋滞になっているようです…
両国→江戸橋→箱崎と離合を繰り返すこのあたりは“昼間は常に”といっていいほど渋滞しています。これ以上改良の余地がないから仕方がないとはいえ、毎度毎度ウンザリ…
千葉方面から中央道へ向かうなら神田橋→竹橋→三宅坂と都心環状線の北側を進んで行くのがセオリーですが、今日はそのセオリー通りに進むとすさまじい時間がかかりそうです。
三宅坂JCTでは事故が起きており、通行可能ではあるものの激しい渋滞になっているようです。頭上の電光掲示板では箱崎から三宅坂までの所要時間は1時間以上と出ていて、北側を回ると身動きが取れなくなるのは必至です。
スバル・レヴォーグのカーナビは容赦なく北側に突っ込んでいけと指示を出していますが、すぐそばに置いてあるスマートフォンの「Yahoo!カーナビ」は都心環状線の南側をぐるっと回った方が早いと主張しています。
一瞬悩みましたが、せっかくドライブに出かけているというのに、ウダウダと渋滞に巻き込まれてイライラするのは面白くありません。遠回りになっても快適にドライブできる迂回ルートを進むことにします。
すでに三宅坂JCTの渋滞は江戸橋JCTにまで影響を及ぼしてきているようで、5号池袋線や中央道への最短ルートとなる北側へ向かっていく右車線はかなり流れが悪くなっています。
都心環状線の外回りへ進み、南側をぐるっと回って来ました。交通量が多いとはいえ渋滞はしていないので、そこそこ快適に走れて楽しくなってきます。
芝浦までやってくると右側に見えるのは東京タワー。ちょっとした観光気分になれます。
都心環状線を2/3周ぐらいして、スムーズに三宅坂JCTから4号新宿線へ。快適に移動してこられました。
新宿付近から雨がぱらつくようになり、三鷹を過ぎる頃には本降りになってしまいました。バチバチと大きな雨粒の叩き付ける音がフロントガラスから響いてきます。
こんなに激しく雨が降るって予報出てたかなぁ…?
天気はいまひとつですが、中央道の流れはいたって順調。想定していたよりも少し早く八王子料金所を通過できました。
西へ向かうにつれ、雨は収まるどころか強さを増してきます。傘があっても外に出るのを躊躇するぐらいの降り方をしているところもあり、いくらクルマでの移動とはいえ先行きが不安になります。
藤野PAでトイレ休憩。雨粒が冷たいのなんの!トイレを往復するだけで体が冷えました。
東京都内では暖かい日が増えてきてすっかり春気分ですが、山の中はまだ春には少し早いことを実感させられます。
これから職場の先輩後輩と合流してからお昼ご飯の予定なので、空腹をこらえて飲み物だけでガマンガマン…
冷たくザーザーと降っていた雨は談合坂SA付近で急に弱まり、ありがたいことにそのままやんでくれました。これならクルマの外に出るのも面倒ではなくなります。
勝沼といえばブドウの産地、そしてワイナリーが多数ある場所として有名です。勝沼町で作られるワインは「勝沼ワイン」とも呼ばれることがあり、日本で作られているワインの1/4はここ勝沼町で生産されているほど。
元々は日本に昔から存在していた「甲州種」というブドウで白ワインを作るところからスタートしたそうですが、今では様々な品種のブドウが栽培されています。
以前訪れたことのある松本駅近くの「中島酒店」も、長野県産ワインを主力商品として扱う酒屋さんです。
市街地を抜けて高台へ上がってきました。果樹園の間を抜ける「フルーツライン」と名付けられた広域農道を上がってくると、目的地の笛吹川フルーツ公園に到着です。
朝から走り回って遊んでいた職場の仲間とも、ちょうどうまく合流できました。
とにもかくにもお昼ご飯です。
空いている駐車場でクルマを並べて記念写真を撮ったら、「丘の駅 桃源郷フルーツセンター」に併設のレストラン「フルーツ王国ガイア たべterrace」でランチ。
山梨県産の鶏肉を使ったピザやフルーツを使ったパフェなどがラインアップされていたにもかかわらず、あさかぜ他数人はお腹が空きすぎてボリュームのあるカツ丼を選択。まぁちゃんと「厳選国産豚」と書いてあるので、まるっきりあさってのものではないはず…
柔らかい豚肉が卵にとじられて甘辛く味がついていれば、マズいわけがありません。あっという間に食べ終わってしまいました。
笛吹川フルーツ公園といえば、大人気のキャンプ漫画『ゆるキャン△』(あfろ, 2015-)でもかなり初期に登場した聖地です。ちなみにコミックでは「笛吹公園」となっていました。
公園の入口広場はアニメ(1期第4話)でも緻密に描写されていた場所。ひたすら駅から歩いてきた3人がここに到着し、景色をみて喜ぶなでしこの横で千明とあおいがへたり込む、まさにそのシーンで描写されていました。
アニメでは真っ正面に見えていた富士山は今日は雲に隠れてしまって見えないのが残念ですが…
「おー、ここだよここ!」
と『ゆるキャン△』履修済み、家族でもキャンプに通い詰める上司がうれしそうに壁へ駆け寄る姿を写真に収めて屋内へ。
ドーム内のポップのように、フルーツ公園でデザートを食べるもくろみでした。原作でも3人がフルーツパフェを食べて「お尻に根が生えた」と言っているシーンがありましたから(1巻第6話)、オッサンたちで肩を並べてそれを再現しようとしていたわけです。
ところがドーム内に入っているはずのカフェは営業休止中。隣の建物も一通りの施設は4月1日からリニューアルオープンとのことで、せっかくここまで来たものの聖地巡礼完遂できず、という結果になりました。
まぁそもそもフルーツを食べるには時期的にも早いですから、仕方がないといえば仕方がない結果ではあります。
その辺の自動販売機でおのおのジュースやコーヒーを買って駐車場へ戻ります。
>>つづく<<