HL8501 / T'way Airlines / Airbus A330-300
休みの日、家でボーッと過ごしながらなんとなくFlightradar24を確認してみると、夕方のエミレーツ航空が特別デザインで成田へ向かっていることに気がつきました。
まだ日が短い時期なので微妙なところですが、ダメ元で撮りに行ってみましょう。
日が傾き始めた「成田市さくらの山」でエミレーツの到着を待ちます。
離陸していくのは韓国のLCC、ティーウェイ航空。つい5日前の3月3日からソウル(仁川)~成田便にA330が投入されました。ヨーロッパやオセアニア向けの長距離路線仕様になっているため、ほぼ水平になるビジネスクラスを備えています。
ちなみにこの機体は元アエロフロートロシア航空のもの。
B-18002 / China Airlines / Boeing 777-300ER
2022年10月から渡航制限が解除された台湾。元から半導体の一大生産地だったこともあり、日本との往来が一気に戻って来ているようです。
チャイナエアラインの昼下がりの便は一時はB737で運航されたり、そもそも欠航が続いたりしていましたが、最近はA350クラスの機材が安定して入るようになりました。
今日は同社では最大の機材となるB777-300ERが登板しています。
JA382A / All Nippon Airways / Airbus A380-800
緩和はされたものの、引き続き日本もアメリカも渡航制限は続いています。
それでも海外旅行の需要はだんだんと戻って来ており、今まで週末限定だったANAのA380も週3往復へ少しだけ増便。とはいえ引き続き1機で回せるような運用が組まれており、オレンジ色の3号機はまだしばらくの間運用に入ることはなさそうです。
HL7629 / Korean Air Lines / Boeing 747-8F
貨物は相変わらず好調。コリアンエアーカーゴのジャンボフレイターもほぼ毎日のように成田へ顔を見せています。
大韓航空は世界で唯一、B747-8の旅客型と貨物型を運航する航空会社。予定では2020年3月の夏ダイヤから仁川~成田~ホノルル便にB747-8Iを投入して名実ともに会社を代表する001・002便となるはずでしたが、ご存知の通り新型コロナウイルスの大流行でお流れになってしまいました。
今後往来の制限が撤廃されて旅客流動が増えれば、-8Iの姿を毎日見られるようになるのでしょうか。
HL8350 / Korean Air Lines / Boeing 737-8 MAX
続いて降りてきたのは大韓航空のB737MAXです。最新型機ではあるものの結局はB737シリーズの焼き直しですから、遠目に見ているとうっかり気付くのが遅れてしまいそう。
エンジンの大きさや形状、主翼端のウイングレットが非常にわかりやすい識別ポイントですが、実は機体尾部のテイルコーンの形状にも改良が加えられて空力性能が向上しています。
ANAに続いてスカイマークもB737MAXの導入を発表し、あと数年経てばいよいよ日本の国内線でも乗る機会がやって来ます。楽しみですね。
B-329S / China Southern Airlines / Airbus A350-900
中国南方航空では2019年からA350の導入が始まっています。従来機のA330ではファーストクラスを搭載していた機体があったものの、A350ではフルフラットのビジネスクラスが導入されたためかファーストクラスの設定がなくなりました。
ただちょっとだけネットで検索してみたところ、スタッガード配置のビジネスクラスの特に通路側は「寝姿大公開!」って感じがしてしまいます。同じ中国の航空会社でも、中国東方航空や中国国際航空の方が良さそうな雰囲気。
ワンワールド加盟の噂される航空会社だけに、もう少し頑張って欲しいところです。
B-KJC / Grater Bay Airlines / Boeing 737-800
香港の新興LCC「グレーターベイ航空」もすっかり成田に定着しました。何度見てもシンプルというか、“30分で考えました”みたいな雰囲気の漂う機体デザインですが…
2枚上の写真でも触れたとおり、テイルコーンの形状がNGシリーズ(写真)とMAXシリーズでは違うのがおわかりいただけると思います。MAXシリーズでは鉛筆のようにお尻を絞ることで空力性能を向上させたというわけです。
B-LNP / Hong Kong Airlines Limited / Airbus A330-300
一時は会社消滅までカウントダウンが始まっていた香港航空ですが、運航が安定的に続いていて、しかも成田は機材がA330-300に大きくなって戻ったところをみると、それなりに経営は上向いてきているように見えます。
ただ2月のタイ旅行で利用した後輩は「機内モニターは使えなくて真っ黒でした」と言っていたので、IFEは相変わらず使えない状態が続いているようです。今どきはみんな自分のスマートフォンに動画を保存したり、電子書籍を持ってきたりしているので、以前ほどIFEの重要性は高くないのでしょうけれども。
VN-A646 / Vietjet Air / Airbus A321-200N
急成長しているベトナムのLCC、ベトジェットエア。成田からはハノイ・ホーチミンという2大都市をカバーしています。
ベトジェットのA321neoというとコクピットの窓回りが黒塗りされているイメージでしたが、この機体では何もされていません。
JA26LR / Jetstar Japan / Airbus A321-200NX
ジェットスター・ジャパンのA321neoでは新デザインが導入されました。オレンジ色がより鮮やかになって、機体下部から垂直尾翼へ向かって飛び立っていくような塗り分けに。A320ceoとはずいぶん印象が変わったように感じられます。
ちなみに機体のシルバーも塗料が変更されて、実はグレーに近い色になって今までのような手間のかかるラメ入りではなくなったのだとか。
C-FGDX / Air Canada / Boeing 787-9 Dreamliner
エア・カナダは最近だいぶ減ってきた旧塗装で到着。
B-58202 / Starlux Airlines / Airbus A321-200N
コロナ禍の真っ最中に成田便の運航を開始した台湾のスターラックス航空も順調に日本路線を拡大しています。
気がつけば成田、関西、福岡、新千歳、那覇と日本の主要空港に姿を見せるようになり、成田と関西はダブルデイリーで運航中。成田は2月から2往復全てがA350もしくはA330neoに大型化という話になっていましたが、今日はA321neoで来ているところをみると需要に合わせて機材を入れ替えているのかもしれません。
JA872A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner
新造時からスターアライアンス特別塗装をまとうJA899A…ではなく、これは最近になって通常のトリトンブルーから変更されたJA872Aです。2022年11月頃からスタアラカラーになって飛んでいるようですね。
B777-300ERの引退などで数を減らしたスタアラカラーでしたが、今後も気がつけば新たにスタアラカラーの仲間入りをする機体が出てくるのかも?
A6-EEU / Emirates / Airbus A380-800
なんとかある程度明るいうちにエミレーツ航空が到着しました!
元々は2021年10月~翌3月まで開催されていたドバイ万国博覧会の広告機でしたが、万博の終了に伴ってドバイ首長国そのものをアピールするものへと変更されたようです。
エンジンナセルに入っていた「EXPO」の文字は「FLY BETTER」へ、機体のロゴは「DUBAI EXPO」から「DESTINATION DUBAI」へと置き換わっています。
割と簡単にイスラム教の文化の片鱗を味わえる場所なので、乗り継ぎだけでなく時間があればぜひ街中に出て行ってみると楽しいと思います。まぁあさかぜにあるドバイの記憶はもう10年以上前のものですが…
A6-EEU / Emirates / Airbus A380-800
たくさんの人に見守られながらなめらかにA滑走路へランディング。やはりA380の飛ぶ姿は迫力があって、見ていて楽しいものです。
離陸が見られればベストなのですが、ANAのホノルル便もエミレーツのドバイ便も夜遅くなので、見る機会はほとんどないのが残念なところ。
気になる「さくらの山」のソメイヨシノは、まだまだつぼみが小さく咲くまでにはまだしばらくかかりそうです。
満開になった桜の花はとてもきれいなのですが、その時期のさくらの山は死ぬほど混むので、今年は見に来るかどうするか悩みどころです…