JA922A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner
9月にバイクを買い換えたので、試運転がてら成田まで来てみました。SSのNinja250からホンダの150ccスクーターに変わり、シート下に荷物が入るようになって利便性は雲泥の差です…!
運転の楽しさはもちろんNinjaの方が上ですが。
装備をコンパクトにまとめられるかと思ってNikon Z5にアダプターを付けて80-400mmを持ってきましたが、ミラーレスのZ5よりいつものD500の方がコンパクトに収まっているような…
VN-A818 / Bamboo Airways / Boeing 787-9 Dreamliner
細かいことは気にしないことにしましょう。
今日のお目当ての機体、バンブーエアウェイズのB787-9が離陸に向けて姿を現しました。
VN-A818 / Bamboo Airways / Boeing 787-9 Dreamliner
ベトナムのコングロマリット、FLCグループによって2019年から運航が開始されたまだ真新しい航空会社がバンブーエアウェイズです。バンブーの名の通り、要所要所に鮮やかな緑色で竹をイメージさせるデザインが入っています。
フルサービスキャリアとLCCの間に位置する「ハイブリッドエアライン」という分類になるそうで、日本でいえばスカイマークが近い感じ。
バンブーは長距離国際線も視野に入れた航空会社なので、写真のB787-9にはヘリンボーン型のビジネスクラスも装備されています。
なお成田への正式な就航は来月2021年11月からで、所定の機材はA321となる予定。大きい機体が見られて良かったです。
JA11KZ / Nippon Cargo Airlines / Boeing 747-8F
船のコンテナ不足を受けて業績がうなぎ登りの航空貨物業界。日本で唯一航空貨物専業となっている日本貨物航空(NCA)も例外ではなく、2020年度の決算では332億円の黒字となって前年同期比およそ+450億円という成績です。
NCAは親会社の日本郵船は売却を検討しているというニュースもありましたが、9月には売却方針を見直すという報道もありました。この好況がいつまで続くかはわかりませんが、これを契機に海空の相乗効果がさらに生まれるといいですね…
B-LJG / Cathay Pacific / Boeing 747-8F
旅客便も運航する会社では、もはや航空貨物で生きながらえているといっても過言ではない状況です。
2020年度では3,000億円以上の赤字となったキャセイパシフィック。旅客数は80%も減っているのに加え、旅客便も貨物便も香港政府の厳しい隔離政策によってパイロットが拘束されてしまい、なかなか思うように運航ができない状況にあるようです。
島国の日本でさえコロナとの共存に舵を切りつつあるのに、発生源である中国がゼロコロナを目指しているというのはなんとも滑稽なことですね。
VN-A870 / Vietnam Airlines / Boeing 787-9 Dreamliner
定期旅客便ではA350に置き換えられて久しいベトナム航空の日本路線は、貨物便として飛んでくるときは特にこだわりはないようです。
A350で来る日もあれば写真のようにB787-9のこともありますし、何なら長いB787-10で来るときもあります。地味に目が離せないエアラインです。
JA201P / Peach / Airbus A320-200N
ピーチのA320neoは成田へも当たり前に飛んでくるようになりました。
エンジンが太くなったぐらいで、遠目に見れば元バニラのA320ceoとほとんど違いはわからないんですけどね。
OH-LWA / Finnair Oyj / Airbus A350-900
場所を変えてさくらの山公園の駐車場へ。
純正とはいえアダプターを挟んでいるからか、見上げ構図だとオートフォーカスの挙動に不安感が残ります。
JA08VA / Peach / Airbus A320-200
真っ青な空を背景に離陸していく元バニラ8号機。Facebookでの反響を受け、バニラカラーを残したままポートサイド(左側)にだけ奄美大島をアピールするロゴが入れられました。奄美の観光大躍進は「バニラエア効果」とまで呼ばれたほどですから、納得の姿です。
なお奄美大島発着便にだけ充当されるわけではなくピーチの就航路線にはどこにでも入っているようですから、キャッチするのはちょっと難しいかもしれません。
OH-LWF / Finnair Oyj / Airbus A350-900
Z5+80-400mmの挙動がだいたいわかったところでひこうきの丘へと戻ってきました。本日2便目のフィンエアーです。
旅客需要はそこまであるとも思えませんので、やはり日欧間の貨物需要に応えるためなのでしょう。ヘルシンキはヨーロッパへ向かってシベリア上空を飛ぶとちょうどルート直下にあるので、旅客の乗り継ぎには有利な位置にあります。貨物もそれを生かした積み替えをしているのかもしれません。
9V-TRH / Scoot Tigerair / Airbus A320-200
週4便まで増便されたスクートのシンガポール~台北~成田便。B787-8で運航されることになっていますが、今日来たのは元タイガーエアのA320。まぁ珍しいといえば珍しいですが…
一応2年前にシンガポールでも撮影している機体なので久しぶりの再開ではあります。
B-220M / China Central Longhao Airlines / Boeing 737-800BCF
日が出たり陰ったりの安定しない空模様ですが、何も珍しい航空会社が来るときに陰らなくても…
中国の広州を拠点とする貨物専業エアラインのB737BCFです。BCF型とは旅客型を貨物機に改修したもので、元々はアイルランドのLCC「ライアンエア」で運航されていた機体です。
2019年まで「広東龍浩航空」という社名だったようですが、現在は「中原龍浩航空」へと改まっているようです。理由はよくわかりませんでした。
英語版のWikipediaによれば2020年には50機のフリートを構築するつもりだったようですが、現在はB737が10機とB767が3機という構成になっている様子。いくら中国といえど競争が激しいのでしょうか。
B-8362 / China Southern Airlines / Airbus A330-300
その広州から成田へ向けてA380を運航していた中国南方航空は、やはりご多分に漏れずA380の退役を進めていくようです。米中間の政治問題もあって、パンデミック後でも需要が戻らないという判断なのかもしれません。
お盆過ぎにはもうA330への運航へと切り替わってしまったようで、南航のA380が週1便とはいえ定期的に見られたのは1年足らずというわずかな間だけでした。
HL8356 / Asiana Alirlines / Airbus A321-200N
大韓航空との合併に向けて準備が進むアシアナ航空。この機体は2月にデリバリーされたばかりの真新しいものですが、救済元となる大韓航空では同クラスのエアバス機を運航していないのでどうなることやら…
JA6688 / Airbus Helicopters Japan / Aerospatiale AS365N2
エアバスのロゴの入ったヘリコプターが滑走路をローパスしていきました。
メーカーのアエロスパシアルはフランスの航空機メーカーで、かの有名な超音速旅客機「コンコルド」の開発にも加わった会社です。2000年に現在のエアバス・グループとなるEADSに吸収され、ヘリ部門はエアバスの子会社「エアバス・ヘリコプターズ」として現在も続いています。
社有機らしいこの機体は1992年に京都市の消防航空隊へ配備されたものなので、なんだかんだで30年のベテラン機。
この後は特にめぼしいものは来なさそうなので、一般道経由で帰りましょう。スタート・ストップが多い一般道を走ってもリッター40km以上を出し続けるのはさすがスクーター。