あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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バンコク発着!?~貸切車両で行く夜行列車の旅 - 2日目II(2023年2月23日)

バスに乗って10分ほど、次の目的地に移動してきました。
まずは1603年に造られた「ウィハーン・プラモンコンボピット Viharn Phra Mongkol Bopitを見学。イメージ通りのタイの寺院といった雰囲気です。

 

www.thailandtravel.or.jp

 

 

中に安置されているのは金色の見上げるほど大きな仏像です。1603年にアユタヤ朝の王ラーマティボディ2世によって作られたブロンズ製の仏像で、高さ17mという大きさはタイで最大
ここも他と同様にビルマ軍との戦争で破壊された寺院で、1951年の修復の際に仏像の中から小さな仏像がたくさん見つかったとのこと。よく略奪されなかったものです。

中の廊下には仏教のちなんだ工芸品や小さな仏像が売られています。タイでは9がラッキーナンバーとされているそうで、商品は199Bとか299Bといった具合に99で終わる価格に設定されています。
仏像の前で熱心にお祈りをしながらおみくじを引く人がいて、仏教に対する信仰心の厚さが伝わってきます。

 

 

2011年にはチャオプラヤ川が大増水して氾濫してしまったそうで、このお堂の周辺も水浸しになってしまったとか。
笑い事ではなかったのでしょうけれども、青空の下で水面に反射する寺院の写真はとても美しいものでした。

 

お堂の外に並ぶ仏像の前の入れ物にはそれぞれの器にコインを入れていって、最後の1つできれいに全部入れ終わるように進んでいくのだそうです。ここに使うコインはお堂を出たところで販売しています。

タイの人たちは生まれた日はもちろんのこと、秒まで含めた時刻、そして曜日を覚えているそうです。守護神という言い方が正しいのかはわかりませんが、自分の生まれた曜日を担当する仏様を特に強く信仰するとのこと。水曜日だけは昼間と夜に分かれています。

 

そしてもう1つ特徴的なのは、曜日ごとに色が決まっているということ。
タイを象徴する色は黄色となっていますが、これは国王の産まれた曜日が由来です。

日曜日:
月曜日:
火曜日:ピンク
水曜日:(昼)・黒(夜)
木曜日:オレンジ
金曜日:
土曜日:

という風になっており、現国王のワチラーロンコーン王(ラーマ10世)が産まれたのが月曜日なので国の色も黄色。ちなみに前国王のプミポン(ラーマ9世)も月曜日に産まれていたので、前国王が体調を崩して入退院を繰り返していたときは黄色のTシャツやリストバンドをつけて国民が応援していたなんていう話も聞いたことがありました。

調べてみるとあさかぜの誕生曜日は木曜日なので、パーソナルカラーはオレンジ色になります。

 

ウィハーン・プラモンコンボピットのすぐ北側にあるのが「ワット・プラシーサンペット Wat Pra Srisanpetアユタヤ王宮の中にあった王家のための寺院で、写真に見える3つの仏塔の中には15世紀の王ポロムトライロッカナートとその王子たちの遺骨が納められていたと考えられています。

 

www.thailandtravel.or.jp

 

 

残っている仏塔の間にある四角いとんがり屋根の仏塔も墳墓。近くに立つ看板の再現CGでは白色になっていますが、本来は金箔が貼られていたそうです。

 

こうした周囲にある円形の塔も全て墳墓。かなりの数が建っています。

 

ところどころに建っている菩提樹の葉の形を摸したモニュメントは寺院を表しているのだそうです。1つなら普通の寺、2つ並んでいると王家の寺で一般人は本来立ち入ることができない場所を示します。

 

仏塔の間を通る道は広いものと狭いものがあります。太い方のメインロードは13歳以上の男性が歩いてはいけないことになっており、男は外側の細い通路を歩かねばなりませんでした。

最初に見たワット・チャイワッタナラームはカンボジア様式の寺院で、こちらのワット・プラシーサンペットはタイ様式
大きな違いは建材で、カンボジア様式は石タイ様式ではレンガを主に使います。このあたりは粘土がたくさん取れたそうで、レンガをコンクリートで固めて作られています。
コンクリはセメントにサトウキビを混ぜて作っていたそう。

 

それにしても暑い…
日が高くなるにつれてぐんぐん気温が上がっていきます。9時半でも30度以上あったのに…

本日のアユタヤの最高気温は35度の予報。特に涼しい風が吹くわけでもなく、全身から汗が噴き出してきてただひたすらに暑い。バスツアーを選んで良かった…

 

「タイの人はのんびりしてます。暑いので急ぐと体を壊しちゃうんですね。だからタイの人はみんなゆったりして性格も穏やかです」
というガイドさんの話に納得してしまいます。

「でも、タイの人が唯一性格が変わるのがあります。クルマの運転です。ハンドルを持つとみんなキッとなってしまうんですね。なのでタイの人は運転が荒いです」
と笑っていました。確かに昨日空港からホテルまで載せてくれた送迎サービスのお兄さんもすさまじいまでの飛ばしっぷりでした。常に110~120km/hで突っ走って右へ左へと縫うように走っていましたからね。

 

駐車場からバスを回してくるまでの間、木陰で一息つきます。これでもまだマシな時季だそうで、真夏になると当たり前のように42度ぐらいまで上がるとか。
大学生の頃にも感じましたが、気温が高くても湿度が低い分ドバイやバーレーンの方が過ごしやすいんですよね…

面には緑色の木の実がいたるところに落ちています。マンゴーの実で、そのまま食べるとかなり酸っぱいのだとか。塩をつけて食べるとおいしいそうです。

 

>>つづく<<