あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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バンコク発着!?~貸切車両で行く夜行列車の旅 - 2日目III(2023年2月23日)

涼しいバスの席に収まって次の目的地へと向かいます。
途中「アユタヤエレファントキャンプ」の横を通ります。ゾウに乗ったりご飯をあげるできる体験施設で、アユタヤの有名な観光施設の1つ。我々は遺跡巡りなのでスルーしますが、バスを横付けしてよく見えるようにしてくれました。
サービス精神が旺盛なゾウが鼻を伸ばしてバスの窓にあいさつしてくれます。

ゾウ乗り体験はなんと街中へ出て行くのだとか。すげえ。
料金は最も長い25~30分コースでも500B(約2,000円)ですから、意外と安いですね。

 

www.veltra.com

 

 

10分ほどでワット・マハタート Wat Mahathatに着きました。寺院の名前に聞き覚えはなくても、菩提樹の根に埋まった仏像の頭があるお寺」といえばピンと来る人は多いでしょう

14世紀に建立されたという600年以上の歴史を持つお寺ですが、やはりビルマ軍との戦争によって破壊され廃墟となってしまいました。
入口付近にある模型は創建当時の姿を再現したもので、仏塔やお堂が所狭しと並んでいたことが伝わってきます。

 

 

タイの宗教構成は95%が上座部仏教(ガイドさんは「小乗仏教」と言っていましたが、教科書では差別的表現として使いません)、3%がイスラム教、1%ずつキリスト教バラモン教といった具合で圧倒的に仏教徒が多い。
街中でもオレンジ色の袈裟を着たお坊さんをしばしば見かけます。

ガイドさんによるとタイの男性は人生に一度は仏門に入るのが伝統だそうです。以前に比べれば減ったそうですが、それでも多くの男性が修行をするのだとか。
その昔は3日間だけ修行をすれば良かったそうで、「だから皆さん『三日坊主』って言うでしょう?でも3日じゃお経も読めませんから、今はなくなりました。今は1ヶ月間修行が必要です」

…確かに3日じゃ修行ではなく、ただの体験講座です。

 

www.thailandtravel.or.jp

 

 

境内の敷地の一角には頭のない仏像が無造作に並べられていました。破壊の限りを尽くされ、どこにあったのか、何の像なのかもわからない仏像がこうして1カ所に集められているそうです。
上でも述べた通りビルマ軍による破壊行為だけでなく、タイ人による略奪も行われました。戦争の混乱から200年以上も経っていますし、数も多すぎて取り戻すことはもう無理なのでしょうね。

 

有名な木の根に抱かれた仏像の頭があるところまで歩いてきました。想像していたよりもずっと地面に近いところにあります。
タイでは仏像より高い位置に頭を持って行くのはマナー違反。撮影ポイントにも立って写真を撮ることのないように注意書きがされていました。

 

仏像の頭は250~300kgあるのではないかと考えられているそうです。
自然に、あるいはビルマ軍が破壊したときに落下した仏像の頭が、菩提樹の生長に伴って根っこに取り込まれたという説が一般的です。ガイドさんの話では仏像の頭だけ盗もうとしたものの、重くて持って行けずに置いていった結果木で覆われた、という話もあるそう。いずれも250年前の話です。

 

いたるところに池があるからか、前2つの遺跡に比べると高い木に覆われているような感覚になります。心なしか涼しい。

 

入口の模型で見た、ひときわ高い仏塔のあった場所へ向かっていきます。木々のない日向に出てくるとまた急に暑くなります…

 

大きな仏塔、詳しく言えば仏舎利仏陀の骨)が収められた仏舎利塔は基礎部分を残して崩壊してしまっています。戦争による破壊ではなく、自然に崩壊してしまったのだそうです。

すぐそばにチャオプラヤ川が流れていますし、アユタヤの遺跡群そのものが四方を川に囲まれた中洲のような場所です。そもそも地盤が弱かったり、川の流れで地中の砂が持って行かれてしまったりで、大きなものは自然と傾いていってしまうとか。

 

残った基礎の大きさから見るに、仏塔が実際に残っていたらすごい迫力だったことでしょう。

 

木々に囲まれた池があったりして写真で見るだけなら涼しげな雰囲気ですが、実際は33度あってなかなか厳しい暑さです。

 

右の塔は見るからに傾いています。一応修復して傾きを直す努力はしているそうですが、やはり傾くものは傾いてしまうのだとか。自然の力の前に人間はなかなか無力です。

ただ日本であればこうなった建造物には近寄らせない措置を執りますが、タイでは特に気にしていないようです。「この角度で傾きが止まったので、これで安定してるみたいです」とのことなので、まぁいっかということなんでしょうね。

「まぁいっか」「どうにかなるでしょ」「細かいことは気にしない」みたいな表現タイ語マイペンライと言います。これも暑さゆえののんびりさが生んだ文化なのかも?

 

タテに大きな建造物だけでなく、ヨコ方向の壁や土台もことごとくゆがんでラインはガタガタです。建立当初からこんな波打っていたとは考えづらいので、これも長い間の土の流出によるものでしょう。

 

涼しい木陰でイヌが休んでいます。つながれた飼い犬に見えなくもありませんが、地面を這っているのは散水用のホースなので、これらはみんな「野犬」です。

「人間ものんびりですが、タイはイヌものんびりです。みんな性格が穏やかで人なつっこいです」
とはいうものの、むやみやたらと近づいてはいけません。タイでは狂犬病が根絶されていませんから、もし噛まれたりしたら大騒ぎになります。甘く見て万が一にも狂犬病にかかったりしたら確実に死に至りますから、いくらイヌがニコニコしていたとしてもちゃんと用心が必要です。

 

遺跡の入口付近には売店やレストランがあり、タイの伝統工芸品を売るお店もありました。木陰には串焼きのようなものやカットフルーツ、その場でココナッツを割ってジュースが飲める屋台も。お腹が減ってきているのでどれもこれもおいしそうに見えてしまいます。

 

>>つづく<<