あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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危うくバンコクで飛行機を逃しそうだった話

Twitterでもチラホラ書いていましたが、あさかぜは2023年2月下旬、実に3年半ぶりの海外旅行へ出ていました。
大学時代の後輩が「日本で走っていた寝台車を1両貸し切りにするから」と招いてくれたもので、人生初のタイ旅行!

道中のあれやこれやは(当面先になるであろう)旅行記に書くとしますが、幸いにして大きなトラブルは何もなく、楽しい時間を満喫していました。

 

<多くの観光客に人気のワット・アルン。ほとんどの人は本堂には目もくれず、インスタ映えすると話題の大きな仏塔にばかり集まっている…>

 

ただし唯一肝を冷やしたのが帰りの飛行機に乗るまで。海外へも行きやすくなっていますし、特にタイは人気の場所ですから、皆さまへの情報共有と、己の戒めということで今のうちに書き残しておきます。

 

先に簡単にまとめれば、
「時間には充分すぎる余裕を持って行動しよう!」
に尽きます。


毎度のことながら長々しい顛末を…


バンコクからの帰路に選んでいたのはJAL系列のLCC「ZIPAIR Tokyo」。東京・成田からバンコクへは1日1往復を運航しており、あさかぜの便は2023年2月26日 バンコク23:45発のZG52便成田ゆきでした。
搭乗手続きは出発の3~1時間前までで、ちょうど2時間前にカウンターへ到着。パスポートと旅程表を提示し、アプリのCOVID-19ワクチン接種証明(海外用)も見せれば、搭乗券が手渡されます。

カウンターのお姉さんに
・イミグレーション(手荷物検査・出国審査)はレーン3で行うこと
・搭乗口はE4ゲートであること
ボーディングタイム(搭乗開始時刻)は22:45であること
搭乗口へ出発20分前までに着いていること
ということを説明されて、一連の手続きはおしまい
ここまでは非常に順調でした。

 

いきなりヤバいのはここからです…

 

トイレや水分補給を済ませ、3番のイミグレの列に並んだのは22:10少し前のこと。列は動いたり止まったりで牛歩…
しばしば列を止められるのは真上を見上げるとわかります。エスカレーターを上がった先の手荷物検査場がすさまじく混んでいるのが、天井のガラスに反射して見えるからです。

スワンナプーム空港の手荷物検査は成田空港よりもはるかに厳しく、しかも検査機器が4台ぐらいしかないのでなかなか進みません。

カバンからはノートパソコンやタブレットの取り出しを求められるのはもちろん、モバイルバッテリーも検査の対象。ズボンのベルトを外し、靴も脱ぐよう求められます。
列に並んでいると、合間を縫ってAOT(タイ空港公社)の職員も手荷物検査と金属探知機を通っていくので、なおさら時間がかかります職員の動線ぐらい分けておけよ…

さっぱり進まない手荷物検査場を抜けたのは23:00少し前のこと。最初の関門を抜けるのにまず1時間です…
しかし長くて動かない列はまだまだ続きます

 

<ボカシ越しにも多くの人が並んでいるのがわかる。エスカレーターの上はつづら折りになって検査機器まで続いており、気が遠くなるような列。そしてさっぱり進まない>

 

次に控える出国審査は、エスカレーターで下った1つ下のフロアで行います。エスカレーターの手前で別のレーンの人と一緒になるようで、単純に手荷物検査の倍の人が出国ゲートに押し寄せるわけです。
エスカレーターを降りた先には「待ち時間10分」などと出ていますが、それも正確とはいえないシロモノ。

出国審査そのものは特に何も質問されることなく、パスポートと搭乗券を審査官に渡し、入国時に採った指紋と顔写真を照合するだけ。所要20~30秒といったところですが、いかんせん大量に人が押し寄せているのに外国人用のレーンが3つしかないので、結局は列が進まないわけです。

 

無愛想に出国のスタンプをドン!と押され、パスポートと搭乗券を突っ返されたのは23:30を回った頃搭乗口に来いと言われていた23:25なんてとっくに過ぎています!
小走りで審査場から出ると、出発便の案内モニターにはZG52便の欄に「FINAL CALL」の文字が赤く点滅。日本語でいうと「搭乗の最終案内」というヤツで、これより遅れたら乗せねえぞ、という最終通告です。ヤバい!!

 

あとはもう「間に合ってくれ!」と願いながら出発ロビーを全速力で駆け抜けるしかありません。しかもE4ゲートは出国審査場から徒歩10分ほど離れていますから、遠いの何の…!

途中の角に「ZG052」の札を持って立っていた地上係員に「ZIPAIR 52!」と叫ぶと、「Please hurry, sir!」とさらに急かされます。ゼエゼエ言いながらE4ゲートに到達し、なんとか成田へ帰る飛行機に間に合ったのでした…


まさか出国までに1時間半を要するとは思ってもみなかった、という見込みの甘さを指摘されたらそれまでですが、チェックインを済ませたのは出発の約2時間前と決して遅くはありません


敗因?は、Final Callが近づいていることを知るすべが何もなかったことです。

 

おそらくZG52の出発が近づいていることを示す紙を持った係員はどこかにいたはずです。手荷物検査場に入る前の行列、手荷物検査の周辺、出国審査待ちの行列あたりに。
ただいずれの場所でもZG52の文字は目に入りませんでしたし、声かけや放送もなかったと記憶しています。

仮に係員が立っていたとしても、つづら折りになっている列からその姿を見ることができたかといえば、それも難しいとは思いますが…

 

なおこのような激しい混雑はバンコクスワンナプームに限った話ではなく、ベトナムハノイもひどいというウワサを聞きましたし、ロンドンやフランクフルトも大概というニュースも見聞きします。
結局、余裕を持って空港に着いて、チェックイン開始と同時に列に並び、それが済んだらそのまま出国審査に向かうのが一番いいのかもしれません。

そうすれば今回のあさかぜのようにひどく慌てることもないはずですから…
ホント、海外では空港に限らず時間に充分すぎる余裕を持って行動するようにしましょう…

 

<厳しいのは空港だけで、あとはいろんなことが適当なタイ。街を歩きながら見ているだけで結構楽しいが、暑さには要注意>


ちなみにこの原稿を書いた後で、「タイランドハイパーリンクス」というブログでスワンナプームのクソ混雑の理由が解説されていました。
手荷物検査場の機械を入れ替える都合で、一連の出国に関わる手続きに著しく時間を要するようになっているとか。

 

www.thaich.net

 

2月26日の時点で改修工事が始まっていたのかはわかりませんが、あの混みようはすさまじいものでしたし、これから始まるとすれば阿鼻叫喚になるのは目に見えています
スマホ版のコメント欄には「出国までに1時間以上は当たり前」「2時間半かかった」という嘆きのコメントも寄せられており、当面の間はスワンナプームの混乱は続きそうですね…