あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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2022年9月19日 【羽田空港】

柔らかな朝日が差し込む羽田空港第3ターミナルの展望デッキです。撮影ポイントとしては逆光で、滑走路上の離着陸機を撮影するにはまだ不向きな時間帯。

今日は小学校時代からの友人である★氏が数年ぶりの海外出張だというので、昼間はヒマだったあさかぜは見送りの名の下に冷やかしに来ました。
散々世の中を騒がせてきたCOVID-19の流行がようやく落ち着いてきたということで、あさかぜの周辺では★氏に限らず海外出張が再開となった人も何人かいます。そろそろ海外旅行も「解禁」となる日が近そうですね。

 

10月からは往来が大幅に緩和されるという話があるものの、9月はまだまだ厳しいまま。羽田T3の手続きカウンターも使われていない場所が目立ちますし、航空会社によってはカウンターの裏に案内サインがしまわれているところもあります。

その中でたまたま見つけたアエロフロート・ロシア航空の案内サイン。今年2月24日にロシアがウクライナへ侵攻したため、ロシアの各航空会社は西側の主要国から追い出されている状況が続いています。
アエロフロートは成田から羽田へ移転した際に、運航機材もA350-900へと変更する予定でした。結局まだ見られていませんし、今後も当面は見る機会がなさそう。

ロシアの愚かな行いが一日も早く正されることを願うばかりです。

 

 

JA739J / Japan Airlines / Boeing 777-300ER

保安検査場に消えていく★氏の後ろ姿を見送り、あさかぜはバスでT2の展望デッキへ。彼の搭乗機はエールフランスということなので、離陸は目の前にあるC滑走路になることはほぼ確実です。

いよいよJALでは2023年度にA350-1000の導入が始まります。B777-300ERがフラッグシップの座を譲る日が早ければ数年後にやってくるだなんて、驚きを隠せませんが…
とはいえA350の快適性は自分でも何度か乗ってはっきりわかっていますから、あの機体でヨーロッパへ出かけられたらさぞかし快適だろうと想像します。

 

JA658J / Japan Airlines / Boeing 767-300ER

まだ昼前だというのにやけに空が暗くなってきました。海の上にくっきりと天気の境目ができています…

 

「空港の西側から真っ黒な雲が流れてきたな」と思っていたら見る間に空港の上空を覆い尽くし、まもなく土砂降りに。雲行きが怪しくなってきた時点で屋内に引っ込んでいて正解でした…

 

JA616A / All Nippon Airways / Boeing 767-300ER

JA616Aは2022年1月末から「鬼滅の刃じぇっと -壱-」として運航しています。『鬼滅の刃』とのタイアップ初号機で、期間は1年間の予定。まぁ『スターウォーズ』でもそうでしたが、人気が出れば3年4年とラッピングが剥がされることなく使われるでしょう。

左側(ポートサイド)は主要キャラクターがカラーで描かれ、右側(スターボードサイド)には主人公のみが黒基調で描かれています。機内アメニティやヘッドレストカバー、CAが着用するエプロンも鬼滅の刃にちなんだ特別デザインのものが使われているそう。
ただANAB767は運用範囲が広いので、なかなか狙って乗りに行くのは大変でしょうね。

 

JA605A / AIR DO / Boeing 767-300ER

上の写真はだいぶ補正がかかっているから見られるようになっているものの、肉眼では激しい降雨で見通しは最悪。ほとんど補正をかけなければこんな写真です。

デジタル技術ってすごい…!

JA605Aはレジ番からわかる通り、元はANAで運用されていた機材。老朽化したエア・ドゥB767の置き換え用として、2021年10月から同社の機材に仲間入りしています。
ANAでは追加料金が必要だったプレミアムクラスも含めて全て「普通席」として乗れるのは魅力的です。

 

HL8059 / Asiana Alirlines / Airbus A321-200

本格的な移動再開になっていないためか、コロナ禍前はB777A330で来ていたアシアナ航空のソウル(金浦)~羽田便は今のところA321での運航となっています。

 

HL7553 / Korean Air Lines / Airbus A330-300

一方の大韓航空は全盛期ほどではないとはいえ、需要の回復を想定してかA330-300で来ていました。

 

F-HRBE / Air France / Boeing 787-9 Dreamliner

そして★氏の乗ったエールフランスが離陸。
通常であれば北へ向かいシベリア上空を飛び越えていくルートを取りますが、ロシアに対する経済制裁やその報復で西側の航空会社はほとんどシベリアルートを使えなくなっています。

エールフランスソビエト上空が開放されていなかった時代を彷彿させるかのように、中国から中央アジア、トルコを抜けてヨーロッパ圏内に入る「南回りルート」を取っているようです。
他にはいったんアラスカ上空まで回ってから北極圏を突っ切る「北回りルート」も復活しており、まるで50年以上前の時代に戻ってしまいました。

所要時間もシベリア上空を越えるよりも2~4時間程度長くなっていますし、その分燃料費として航空運賃にも跳ね返っています。ロシア1国のせいで多くの国が大迷惑です…

 

JA743A / All Nippon Airways / Boeing 777-200ER

一時はろくに視界がないほどでしたが、しばらく待っていると雨が収まって空も明るくなってきました。ANAC-3POが出発の準備を始めたことですし、あさかぜも屋外の展望デッキに出て出発を見届けようと思います。

 

JA743A / All Nippon Airways / Boeing 777-200ER

装備しているPW4000エンジンのトラブルのせいで、久しく飛んでいる姿を見ることができなかったANAの国内線向けB777ANAの機材にはトラブルはなかったものの、原因究明と対策をしなければ空に戻ってくることはできませんでした。

2022年7月に対策を終え、ANAの国内線用B777が運用に復帰。10月末までに全15機が戻ってくる予定です。
日本航空は予定を早めてコロナ禍の最中に退役させていますので、現在国内で500席以上を配置しているのはANAだけになりました。

 

JA713A / All Nippon Airways / Boeing 777-200

こちらが通常デザインのB777-200。
運用復帰にあたり、エンジン最前面にあるファンブレードの検査強化、エンジンカウルの構造強化、エンジンの防火機能の強化などを行いました。遠目に見ると今までとの違いはほとんどわかりませんが、エンジンだけアップにして見てみるとリベットの本数が大幅に増えているなど、対策が施されたことがなんとなくわかります。

JALと違ってANAでは国内線用B777の後継機がまだ具体的になっていませんから、当面は活躍を見ることができそうです。
シートもリニューアルされて、最新型機ばりの個人用モニターが装着されるみたいですしね。

 

JA13XJ / Japan Airlines / Airbus A350-900

JALでは国内線用B777の後継機にA350を選んでいたので、2023年には引退が完了する予定でした。コロナ禍による需要減少と上述のPW4000エンジンのトラブルで、予定より早くJALはPW4000を装備したB777を全て引退させます。
普段なら大きな混乱が起きそうですが、幸か不幸か便数が減っていた時期だったので国際線用のB777を投入することで急場をしのぎました。

現在、国内線向けのA350-900は16機が出そろい、2023年後半には国際線の新たな顔となるA350-1000の導入が控えるので楽しみです。

少々早いですが、この後は職場の元同僚と待ち合わせがあるのでこれにて撤収。