JA793A / All Nippon Airways / Boeing 777-300ER
羽田空港に来るのはいつ以来だろうと振り返ってみたら、なんと2019年11月6日に撮影で訪れて以来でした。去年は撮影しづらかったとはいえ、まさか1年半も開いてしまうとは…
天気はあまり良いとはいえませんが、今日は目当てがあるので第2ターミナルの展望デッキで到着を待つことにします。大学の後輩も合流するということですし。
JA06AN / All Nippon Airways / Boeing 737-700
支度を整えているうちに早くもお目当てが到着しました。4日後の6月27日に引退を控えたANAのボーイング737-700です。2005年に就航したと聞くとつい最近という気もしますが、やはり16年での引退は他の機材よりも早めです。
JA06AN / All Nippon Airways / Boeing 737-700
コクピットの窓下には功労をねぎらうデカールも貼り付けられています。
海外のLCCでは割とメジャーなB737-700という機体ですが、日本ではANAグループが16機を導入しただけ。ライバルの日本航空やスカイマークはもちろん、当のANAもより収容力の高い737-800を選定したことで、-700は少数派となってしまいます。
ANAでは航続距離延長型の-700ERという変わり種も2機導入しましたが、冬シーズンは途中で給油が必要だったり、そもそも特殊なレイアウトで使い道が限られたりしたため、2016年には早くも引退してしまいました。
JA14AN / AIR DO / Boeing 737-800
ANAからは姿を消すとはいえ、ANAからエア・ドゥに移籍した8機は引き続き活躍を続けますので、国内線の空からB737-700が消えるわけではありません。
エア・ドゥでも置換えの計画は今のところないようですし、何ならANAユーザーの方はコードシェア便として引き続き利用することが可能です。羽田を中心に千歳以外の路線に入ることが多いですから、特段乗るのが難しくなるようなことはないでしょう。
JA622J / Japan Airlines / Boeing 767-300ER
ディズニー映画「ファンタジア」が公開されてから80年になることを記念して、昨年11月から運航の始まった「JAL DREAM EXPRESS FANTASIA 80」。わかりづらいものの実は機体後方のミッキーのイラストが機体の左右で異なるデザインです。機内のヘッドレストや紙コップも専用のデザインとなっており、見ても乗っても楽しい飛行機になっています。
ちなみにこのJA622Jは2016年12月から半年間「ドラえもんジェット2016」として特別塗装をまとっていた機体でもあります。
JA739J / Japan Airlines / Boeing 777-300ER
長距離国際線としてはずいぶん早い位置でエアボーンしたB777-300ERですが、乗客がほとんど乗っておらず実質的な貨物便として運航されているからでしょう。
いったいいつになったら何も気にすることなく、国際線に乗れる日が戻ってくることやら…
JA222A / All Nippon Airways / Airbus A320-200N
本来なら成田発着の近距離国際線に投入されていたはずの、ANAのA320neo。地上で寝かせておいてはお金を生み出さないどころか、地上は地上でメンテナンスが必要になることから国内線で運用しています。
前方に8席設置されているビジネスクラスは国内線プレミアムクラスとして利用できるそうで、時刻表上では「32P」として案内されています。
JA06AN / All Nippon Airways / Boeing 737-700
後輩が到着しました。2人で展望デッキの南側に出てみると、-700のスポットに近いところは人だかりが出来ていました。みんな考えることは一緒です。
窓から見えるパイロットの姿を見てみると、B737のコクピットって結構狭いんだなというのがわかります。
JA216A / All Nippon Airways / Airbus A320-200N
JA06ANのすぐそばにもA320neoの姿が。
JA06AN / All Nippon Airways / Boeing 737-700
そうこうするうちに注目を浴びているB737-700も出発の準備が整いました。高松だか松山へ向かう便に入っているので、残念ながら目の前のRW34Lではなくターミナルからはるか離れたRW05からの離陸です。
戻って来たときに撮れたら撮りましょうか。
JA602A / AIR DO / Boeing 767-300
2016年7月から北海道の魅力を発信し続けているエア・ドゥの「ベア・ドゥ北海道JET」が到着しました。ほとんど新千歳~羽田の往復に入っているので出会いやすい機体です。
ANAから移籍してきたのは2016年ですが、すでに機体は1998年から運航されているベテラン機。国内線向けB787の導入が続くANAから移籍した別のB767で置き換えられてもいい時期になってきました。記録はお早めに。
JA849J / Japan Airlines / Boeing 787-8 Dreamliner
相変わらずお天気はどんよりとした曇り空なので、第1ターミナルの展望デッキへと移動してきました。ここは午前中が順光ですが、太陽の光の出ない天気だったら時間は関係ありません。
2019年後半からついに国内線へ導入された日本航空のB787-8。現在のところ4機が羽田~伊丹便を中心に運航されています。シートはA350と同じものになっているそうで、クラスJも備えた3クラス252席仕様。国際線の機材と違って、エコノミークラスは1列増えた1列9席配置となっています。
JA06XJ / Japan Airlines / Airbus A350-900
日本航空のA350は着実に数を増やしています。今年度末までに15機が出そろう予定で、国内線用のB777が一斉に退役してしまった現在は国内線の顔として活躍しています。
あいにくまだ搭乗する機会がなく、最新鋭機の快適さを体験できていません。今年こそどこかで乗る機会を作りたいところですが、すでに1年の半分が過ぎてしまいました…
RP-C9906 / Phillipine Airlines / Airbus A321-200
すっかり元気がない羽田空港の国際線ですが、少しずつ運航便数は戻って来ています。入国者数の制限があるのでまだまだ元通りとはいきませんけども。
フィリピン航空もコロナ禍前まではA330で飛んできていましたが、今のところはA321に小型化されている様子。貨物はほとんど成田で扱っているでしょうから、A321でも大きすぎるほどでしょうね。
JA05RK / Japan Transocean Air / Boeing 737-800
宮古か石垣から日本トランスオーシャン航空のジンベエジェットが到着しました。
そういやJTAはB737-800の導入時に将来的にはB737MAXに切り替えられる契約になっていましたね。結局最後まで-800が導入されることになりましたが、2019年3月から1年半以上にわたって世界中で運航停止になっていた事を考えると結果的に良かったのではないかという気がします。
JA708J / Japan Airlines / Boeing 777-200ER
日本航空ではPW4000エンジンを装備した国内線のB777が全て退役してしまったことを受けて、国際線用の機材が一部国内線に投入されています。なんとフルフラットのビジネスクラスに乗れるということで人気を集めており、試しに羽田~那覇の空席を確認してみたら満席かお高い運賃の方しか残っていませんでした。
さて、スズメに至近距離でフンを落とされた事ですし、お昼を食べて移動しましょう。「被弾」しなかったのは幸運ですが、しぶきがリュックにかかったような気はしなくもない…
第1ターミナルの1階に九州産の卵を使った料理が食べられる「赤坂うまや うちのたまご直売所」というお店があります。メニューは「たまごかけご飯」か「たまご丼」、「親子丼」の3種だけ。
あさかぜはその中から親子丼を選んでみました。親子丼に卵が使われているのに、さらに生卵も1つついてきます。ふんわりして濃厚でおいしい。
N506DN / Delta Air Lines / Airbus A350-900
国際線ターミナルまで移動してきました。いや、去年の3月14日から「第3ターミナル」に改称されているんでした。いまひとつなじみがありませんが…
利用客は少なくほとんどがらんどうですし、飲食店などもほとんどが閉まっています。変なTシャツを売っているお店でさえ休みですが、オリンピックグッズを扱うところは開いています。こんなところまで誰かグッズを買いに来るのでしょうか…
展望デッキも人がいるにはいますがいつもより少なめ。快適に写真が撮れます。
JA06AN / All Nippon Airways / Boeing 737-700
予想通りRW34LにANAのB737-700が帰ってきました。これで見納めです。最後に撮る機会があって良かった。
JA8980 / Japan Airlines / Boeing 767-300
JA8980は1997年から運航されているベテラン機で、8000番台のレジ番をつけている機体もずいぶん少なくなりました。
国内線用機材で着陸回数も多く、おそらく中古市場で放出しても値がつかないのでギリギリまで使い倒してスクラップになることでしょう。導入年次の新しい機体の方が先に退役して日本を離れるのは中古機として売れるからです。
古い機材とはいえ機内はちゃんとリニューアルされているので快適ですよ。
JA73AB / Skymark Airlines / Boeing 737-800
つい2日前の6月21日から運航を開始したばかりのスカイマーク「ピカチュウジェットBC」が降りてきました。BCはスカイマークの2レターコードです。機体には全部で10匹のピカチュウが描かれているほか、乗客でないと見えない場所にもピカチュウが隠れているのだとか。
これから5年間、那覇や下地島といった沖縄県内への路線を中心に運航されることになっています。運航前日・当日の2日分はどの便に入るか確認できるとのこと。
なおこのポケモンとのコラボはスカイマークのみならず、海外の航空会社とも行われる予定。シンガポールのLCC「スクート」のB787にも専用デザインが施されるとのことで、日本への飛来が楽しみです。
N407DX / Delta Air Lines / Airbus A330-900
デルタ航空のA330neoが出発していきます。コクピット周りを黒く塗って主翼の形状が刷新されたので、従来のA330とはずいぶん印象が異なります。エンジンも見るからに大きくなりましたしね。
さて、夕方になったので引き上げましょう。
いつもの通りリムジンバスで家の近くまでワープします。バスなどののりば案内は液晶パネルだったことを今日初めて知りました。のりば案内だけでなく「帰国者は公共交通を使えない」という案内表示に切り替えが出来たんですね。
ちなみに第3ターミナルからの乗車はたった3人でした。時間が有り余っててどうしても座りたい席がある、ってなったら第3ターミナルまで移動してくればよりどりみどりですね。