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自縄自縛する隣国

あさかぜの私生活には関係ない話ですが、お隣の半島の国がずいぶんと盛り上がっています。我が国の輸出管理の優遇措置見直しに伴い、不正だとか報復だとか傍若無人だとか、半狂乱になってずいぶん言いたい放題です。

どうしてそんな騒ぎになっているのか、については以下の記事に丁寧に解説されていますので、こちらでは触れません。

文政権の疑念多き輸出管理 日本がとばっちりを受ける危険性も

https://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/16867560/

ともかくとして、日本の裁量で何の問題もない「輸出管理の見直し」で韓国では大々的な不買運動へと発展しています。国民の6割が参加している、なんていう報道もあったほどです。

過去何度もあった不買運動ですが、今回は過去に例のないぐらい大きくなっているとのこと。はっきり記載された日本製だけでなく、製品材料に日本製が含まれているものも不買運動の対象とするという徹底ぶり。これだけ世界中で様々なものがやりとりされている世の中で何を言っているんだという気がしますが、彼らはもしかしたら古き良き李氏朝鮮の時代に戻りたいのかもしれません。忌々しい日本統治の時代の前、中国の属国だった頃の方が幸せだったということでしょう。

脱線しましたが、日本製品を買わない使わないはもちろん、他人にも使わせないという徹底ぶり。No Japan!の運動に参加しないヤツは隠れ親日派だ、なんていう過激な思想に走る人もいるようです。

まぁ日本を目の敵にするのは好きにしてくれと言ったところですが、結局のところそのしわ寄せを受けるのは日系企業で働く韓国人がほとんどでしょう。売上げが落ち、給料が下がったり解雇されたりする可能性は大いにあるわけです。その時、「日本憎し」という感情になれば都合がいいでしょうが、「うちの国のヤツらが買わないからこうなった」と同胞に怒りが向けば、韓国にとっては何もいいことがありません。

この一連の騒動は航空会社にも大きな影響がでています。日本の航空会社ではなく、ほとんどが韓国の航空会社への影響です。

そもそも価格競争やLCCの普及で、日本の航空会社は韓国路線からほとんど撤退しています。必然的に旅客数の減少で痛手を食らうのは韓国のエアライン。この頃は大手FSCである大韓航空アシアナ航空も業績が悪いままですが、特に「座席を埋めてナンボ」のLCCからすれば死活問題です。

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<ピーチは数少ない日本側の運航会社。10月末から韓国路線を運休し、台湾路線の強化を行う>

しかもただでさえ林立している韓国のLCCは日本への路線数が少なくありません。

イースター航空は32のうち12、ティーウェイ航空は国際線45のうち25、エア・ソウルに至っては16のうち11が日本への路線です。他のLCCの傾向も似たり寄ったり。長距離路線でも稼ぐ大韓航空アシアナ航空のようなフルサービスキャリアならばまだしも、近距離の路線が主戦場となるLCCにはかなりの影響がでています。

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<2/3が日本路線のエア・プサン。親会社は韓国大手のアシアナ航空

報道各社によれば、韓国から日本への渡航者は前年同月比から-48%とほぼ半減しているとのこと。ここしばらく、韓国のLCC絡みのニュースは減便や運休ばかり。1日3往復あるうち1往復を減便、なんてのはかわいいもので、1日1往復を週3往復に、週3往復を全面運休へ、という例が相次いでいます。これから運航を開始する予定の新興LCC3社も、日本への展開をどうするか再検討する事態にもなっています。

便数が減る分使わない飛行機も増えるわけで、機体を効率よく運航して人を運ぶことにシビアなLCCには悪いことしかありません。さらに運航便数が減って利便性が落ちれば、日本からの渡航者も減ります。悪循環にしかなっていません。

その中でも表立って悲鳴を上げるLCCはありませんでしたが、9月半ばには独立系LCCイースター航空が会社存続の危機に瀕しているとの報道がありました。原因は原油高や通貨安に加えて、日本路線の利用減少が挙げられています。

イースター航空、市場環境悪化で非常経営体制へ 日本線ボイコットやウォン安の影響で経営に打撃

https://sky-budget.com/2019/09/18/easterjet-crisis-korea/

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<危機にある、といわれているイースター航空。同社は報道を否定>

日本路線がうまく行かないので中国への路線を開設しようと試行錯誤しているようですが、こちらも自治体の許可が下りず、思うようにいっていないようです。地上にいる機体は全く利益を生みませんから、航空会社としてはなんとしても機材の回転率を上げたいところなのに…

ただ感情にまかせるだけでは自分の首を絞めるだけ、ってことにそろそろ気づいたらどうかしらとお節介ながら思うわけですが…

ところで、旅客機は世界中の国々の部品を集めて成り立っています。もちろん日本も例外ではなく、ボーイング787の機体に使われているカーボンファイバーは東レが独占供給。バッテリーはGSユアサ主翼三菱重工業が製造を行っています。

また世界中の中・大型旅客機に設備されるラバトリー(トイレ)はジャムコが50%のシェアを持ちます。

逆にエアバスの最新型機A350主翼端に装備されるウイングレットは、全て大韓航空の航空宇宙部門が製造しています。

こうして世界中のサプライヤーが組み合わさって飛行機1機ができあがっているわけですし、何もそれは飛行機に限った話ではないでしょう。

手を組み合えとは言いませんが、いい加減冷静になったらどうなのと思うわけです。まぁ外に敵を見いださなければ、国の中がめちゃくちゃになることの裏返しであるとはわかっちゃいるんですけどね。

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<大手財閥のグループにあるチェジュ航空。経営不振のアシアナ航空を財閥が買収するという話が上がっているものの、韓国の航空会社が置かれた状況は厳しい>