IMG_2718 posted by (C)あさかぜみずほ
昨日は酔っ払って入れなかったホテルの温泉大浴場。昨日石けんで洗ってカサカサになった髪の毛を潤し、朝ご飯を食べてチェックアウトです。朝からすごくさっぱりした気分。
IMG_2722 posted by (C)あさかぜみずほ
JR松山駅。愛媛県はもちろん、四国では最大の街である松山市の玄関口にしてはずいぶん小規模な駅です…
それもそのはずで、松山市の中心部は伊予鉄道の各路線やバス路線が集まる「松山市駅」のあたり。1日の平均乗降者数はJR松山駅と伊予鉄松山市駅では4倍の開きがあります。都市間アクセスも高速バスのシェアが伸びていますし、JR四国の存在感は今ひとつです。
IMG_2736 posted by (C)あさかぜみずほ
松山と宇和島を結ぶ特急「宇和海」。少し前まで2000系気動車の試作車であるTSEが活躍していましたが、2018年3月をもって引退しました。四国の高速化に貢献した偉大な鉄道車両でしたが、保存されることなく廃車解体となるのでしょうか。
IMG_2739 posted by (C)あさかぜみずほ
2014年にデビューしたJR四国の特急型電車では最新型8600系。先代の8000系は振り子式でしたが、8600系ではランニングコストなどの削減を目指した車体傾斜式を採用しています。台車に取り付けられた空気バネを膨らませることで車体を傾けるシステムですが、おとといの2600系では弱点も露見し、必ずしも「最新技術だから万全」ではないことを示してしまいました。
IMG_2741 posted by (C)あさかぜみずほ
前の2両は高松ゆき「いしづち」、後ろの5両は「しおかぜ」として岡山へと向かいます。「いしづち」の指定席は先頭車両の半室のみ。一番前の座席は前面展望が楽しめるようですが、残念ながら取れなかったので横の車窓のみを楽しみます。
山間をトンネルでぶち抜く松山自動車道に対し、鉄道はぐるりと海沿いを回っていきます。時間短縮という視点に立てば大きな弱点です。
IMG_2755 posted by (C)あさかぜみずほ
一方で造船や漁業で栄える瀬戸内海沿いの街は、松山道では完全にスルーされています。
車窓に見えてきたのは造船の街今治。今治造船や新来島どっくといった造船メーカーに加え、海運会社も集結する海港都市です。近年では「今治タオル」として高級タオルも有名になり、多くの人が今治という名前を知るようになりました。
IMG_2758 posted by (C)あさかぜみずほ
宇多津で「しおかぜ」を切り離して身軽になった「いしづち」は高松へ向かって予讃線を東へ進みます。
後ろ5両の「しおかぜ」は左側に見える連絡線から瀬戸大橋線に入り、本州へと海を渡っていきます。これで香川県は岡山県と強いつながりを持つようになり、海を越えた越境通勤・通学が当たり前になりました。
IMG_2762 posted by (C)あさかぜみずほ
2時間40分の旅を終え、終点の高松に到着。
隣に並んでいるのは国鉄から引き継いだ121系を全面的に更新した7200系電車です。足回りはVVVFインバータ制御に更新されると同時に、台車は川崎重工が開発した最新の「efWING」というカーボンファイバー製のものを装備しています。通常の台車は1台で1.5tぐらいあるのですが、なんと450kgもの軽量化に成功したのがこのefWING。
まぁ台車の軽量化は賛否両論あるのですが、軽量化によって消費エネルギーが削減できるのは事実です。
IMG_2779 posted by (C)あさかぜみずほ
特急「うずしお」で徳島へ向かいます。おとといは最新型の2600系でしたが、今日は2000系のパワーアップ型「N2000系」です。エンジンの出力は2600系の方が1台あたり100PSも上ですが、むしろN2000系では余裕がない分エンジン音は豪快な気がします。
四国の他の路線に比べれば高徳線はまだ線形がいいので、うずしおは最高時速130kmで駆け抜けます。
IMG_2785 posted by (C)あさかぜみずほ
おととい入った宝ラーメン…の隣にある徳島ラーメン「麺王」でお昼を頂きます。さすが徳島ラーメンの本拠地だけあって、この向かいにもお店があり、3店で火花を散らしているのでしょうか。
IMG_2783 posted by (C)あさかぜみずほ
ご飯と卵がセットになったメニューに、豚バラ肉もさらにトッピングで加えてハイカロリーなお昼ご飯です。
肉もスープも甘辛い感じがとてもご飯に合う、暴力的なラーメンです。思わずご飯をおかわりしてしまうぐらい。ベースの味はおとといの宝ラーメンとおおよそ同じですが、よりご飯を食べさせる味付けは麺王かもしれません。
IMG_2786 posted by (C)あさかぜみずほ
食べ過ぎは禁物です。ご飯のおかわりは1回にとどめ、腹八割ぐらいで出てきました。もうちょっといけたかな…
空港へ向かうリムジンバスまでは少し時間があるので、その辺をブラブラしながら暇を潰します。
…といっても何かを食べるわけでもなく、何か買うものがあるわけでもなく、残念ながら何もやることがありません。バスのりば近くの生け垣に腰掛けて行き交うバスを眺めます。
あとは時間になったらリムジンバスに乗って徳島空港に向かうだけ。帰り道も終盤にさしかかるとやけっぱちになってきます。
IMG_2788 posted by (C)あさかぜみずほ
搭乗機はJALエクスプレスに所属していたB737-800。来るときに乗ったB767-300に比べると半分ぐらいの座席数です。
IMG_2808 posted by (C)あさかぜみずほ
出発は定刻。上空は天気に恵まれ、ほとんど揺れることがありません。ドリンクサービスを受けたあとはうつらうつら…今朝の早起きでそろそろ体力は限界です。
気がつけば羽田へのファイナルアプローチにさしかかっており、飛行機の旅はあっという間です。
IMG_2812 posted by (C)あさかぜみずほ
羽田空港は雨模様になっていました。広島の周辺で雨を降らせていた雲が、1日経って東京へと流れてきているようです。ただ雨が降っているだけだったら良かったのですが…
リムジンバスのルートでは第1ターミナルを最後に経由するため、場合によっては座席を選ぶことがほとんどできません。どうせすぐのバスは間に合うかどうか瀬戸際なので、始発バス停の国際線ターミナルへ移動してバスのチケットを買います。これで座りたい席でゆったりとくつろげます。
IMG_4472 posted by (C)あさかぜみずほ
平日だというのに高速道路はとんでもない混雑になっていました。リムジンバスは空港より東側へ向かう路線がことごとく遅れているようで、千葉方面のバスも2時間かかるとアナウンスされていました。普段は1時間足らずで着くのに…
そうはいっても座れるかどうかわからない鉄道で帰るよりは、確実に座れて目的地に到着するリムジンバスは疲れた体にもってこいです。いくら時間がかかろうと、乗客の立場であれば寝ていればいいだけです。
現に普段の2倍ぐらいの時間を要して終点に到着しましたが、空調の効いた車内でゆっくりと過ごすことが出来ました。渋滞でもいらだつことなく安全運転に徹しなければいけないドライバーは大変だったでしょうけどね…