はかた号乗り納め～1日目 - あさかぜみずほの趣味活動記録簿

世間がせわしなくなる師走に入りました。今年もあと30日ぐらいで終わりだと思うと、「俺は1年間何をやっていたんだろうなぁ…」なんて思わなくもないですが…

とは思いながらも結局「やっぱり出かけるか」と新宿へ来てしまったので、反省も学習もあったものではありません。

過去何度か新宿西口の高速バスターミナルで降車したことはありますが、乗車となると今日が初めて。待合室はいっぱいなので、夕食を食べに行ってからバスの写真でも撮ることにしましょう。

目当ては「九州の鉄道車両」です。

富士急行が運行する沼津ゆき最終便。

製造終了から10年近くが経過し、だんだんと見られる機会の減っている初代の日野・セレガです。

JRバス関東は新宿駅南口(というより代々木駅そば)に自前の「新宿駅JR高速バスターミナル」を持っていますが、中央高速バスにおいては京王が所有する「新宿高速バスターミナル」に発着します。

名称が似通っている割に場所は全然違うので、新宿から高速バスに乗る際はよく乗り場を確認してください。

国際興業グループカラーの山梨交通。中央高速バスの一員として、新宿へ乗り入れる高速バスを多数運行しています。現在の山梨交通は直系の国際興業グループではない様子。

車両はこちらも近頃見る機会の減ったいすゞ・ガーラ。

このガーラが出ていくとまもなく、九州のアレが現れます。

三菱ふそう・エアロキングを使用し、北海道の某番組で「キングオブ深夜バス」として一躍有名になった「はかた号」。その名の通り、新宿から福岡天神を結ぶ超長距離バスです。

運行主体は西日本鉄道。大宮と福岡を結ぶ「ライオンズエクスプレス」は西鉄高速バスの担当ですが、こちらは西鉄本体が単独運行。ゆえに「九州の鉄道車両」というわけです。

今夜はこれに乗って旅立ちます。

最初の休憩ポイントは静岡県の日本平パーキングエリア。就寝時は各座席を仕切るカーテンが取り付けられますが、それは最初の休憩ポイントを過ぎてから。

2012年から小倉駅を経由するようになった際、使用する高速道路も中央道から東名高速に変更されています。

23時過ぎ、日本平パーキングエリアに到着。ここで15分間のトイレ休憩を済ませると、あとは翌朝の休憩まで降りられません。外の空気を吸おうとコートを着ずに外に出ましたが、すごく寒い…

用を足してからバスに戻ります。コンビニも覗きましたが、必要なものは特になし。

トラックの陰に佇むはかた号。

福岡～東京間の移動需要は8割が航空機という中で、はかた号は1990年から走り続けています。運行当初は西鉄と京王が共同運行していましたが、現在はすべて西鉄が担当し、発券業務のみ京王もやっています。

日本平パーキングエリアを出てから、各座席に目隠しのカーテンが取り付けられ、消灯となります。寝付きをよくするために軽くお酒をあおって、あさかぜも就寝。