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本来は公休の木曜日ですが、残業で泊まりとなっていたため事実上の明け番。この頃残業続きでひたすら家と職場しか往復していないので、短時間で往復できるところにでも行ってみます。
というわけで、代々木駅東口に到着。狭くて急な階段を上り下りします。
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バリアフルな東口を左に出てまもなく、JRバスのお尻が見えてきました。JRバス関東のターミナル、「新宿駅新南口(代々木)」です。
名前の通り最寄りは代々木駅東口ですが、大荷物には向きません。荷物の重い利用客には新南口の利用を推奨しています。
これも南口の再整備が終われば、ターミナルごと移転して解消されるはずなのですが…
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西口にある京王系列のターミナルほど窮屈ではありませんが、やはりJR系も手狭です。それでも縦に5つ乗り場がある分、発着に余裕があります。
ちなみに出発便はこの新宿駅新南口からですが、到着便は新宿駅の東口の近くへ向かいます。
福島ゆきの高速バス「あぶくま号」が出発を待っています。
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午前中のみ運行される、新宿発のディズニーリゾートゆき。新宿で見かけるのは割と珍しい、京成バスで運行されます。
ちなみにこれが最終便だったようで、日本人のみならず欧米や中韓の人々もゾロゾロと乗り込んでいました。
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およそ10分間隔で1~3台ぐらいのバスが出発していきます。
ちなみに乗り場は乗るバスが到着する、出発時刻の約10分前までは不明。車両が着くと放送で案内されます。
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前のバスが出ると、次の出発便が到着して客扱い開始。遠近様々な行き先が並びます。
ターミナルといえども、この時間は10分間隔で発着するため、あまり忙しい雰囲気は感じられません。
終日ひっきりなしに発着する九州の博多バスターミナルや天神バスセンターに比べると、のどかな雰囲気すら感じられます。
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乗るバスが表示されました。
今回は手軽に出かけるだけなので、「マロニエ新宿号」で佐野新都市バスターミナルまで。そこからウロチョロして赤城から東武線で戻ってくる予定。
佐野ゆきは本数も多く、料金も1,440円(ネットの事前料金なら70円割引)と割安。ふらりとバス旅をするには向いています。
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ピンクの色をまとった高速車両が入線。西日本JRバスが担当する「金沢エクスプレス」です。
車内は3列の夜行バス向けの仕様。夜行向け車両を昼間でも動かすことで、より収益性を高めるやり方です。
利用者側としても、新幹線に比べたら時間はかかるものの、安く快適に移動できる手段。昼行の長距離高速バスもある程度の需要があるようです。
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北陸新幹線という高速移動手段ができてもなお運行される「金沢エクスプレス」。出発地への回送も兼ねているのでしょうか。
時間が許せば、こうした長距離の昼行高速バスも乗ってみたいところ。
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まもなく出発時刻の10分前。
到着したいすゞ・ガーラは宮城ナンバーなので違いそう…
と思っていたら、前方の2番のりばが案内されました。あさかぜの到着前から停車していた、日野・セレガRが本日の「マロニエ新宿5号」佐野新都市バスターミナルゆきとなります。
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そう多くない利用客は、半分以上がプレミアムアウトレットが目的地と思われる雰囲気。あとはビジネス客で、わざわざバス旅行目当てで乗っているのはあさかぜぐらいです。当たり前か。
10:20に出発すると、ノソノソと都内を進みます。次の客扱いを行う王子駅前までは一般道経由で北上しますが、道が混み合っていてなかなか前に進みません。せっかくのV8ディーゼルターボが力を持て余します。
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道路の混雑で10分ほど遅れて王子駅前に到着。半分ちょっとぐらいの席が埋まり、やっと首都高中央環状線へと入りました。
横を流れる荒川を眺めながら、あさかぜ自身の電源が切れます。朝04:30に起きて仕事をしていたわけで、当然のことながら眠い。
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目が覚めた頃には、バスは高速道路を降りて一般道を走っていました。もう佐野のアウトレットや新都市のバスターミナルもすぐ近くですが、見渡す限り広がる田畑。
大きなマンションがあるわけでもなく、都心から1時間に1本以上バスが走る理由がわからない景色です。
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佐野プレミアムアウトレットに到着。ここで乗客のほとんどが下車します。何もない平日なので外から見ると人影まばらです。
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すぐに終点、佐野新都市バスターミナルに到着。すぐ横にJRバス関東の車庫があり、ターミナル側は発券窓口のある平屋の営業所のみ。まぁ殺風景なターミナルです。
会社の先輩から佐野市街地のおいしいラーメン屋を聞いてピックアップしていたので、とりあえず市内循環バスが着いたらそれに乗って移動します。
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都心では見ることの少なくなった、富士重工の7Eボディ。佐野の主力、関東自動車ではまだまだ現役です。
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佐野新都市バスターミナルから成田空港まで走る、関東自動車の高速バス。きれいなイラストの入ったいすゞ・ガーラです。
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佐野市内の循環バスが来たので、それに乗って佐野市内へ。目指すは佐野ラーメンです。
徒歩でもすぐ着く、イオンモール佐野新都市。
…今思えば、ここへ来てお昼にしておけば良かったのです。
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せっかく佐野まで来ていますから、佐野厄除け大師にお参りしていきましょう。バスターミナルに置いてあった地図によれば、この周辺にもラーメン屋がたくさんあります。
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年末年始になればテレビでもCMが流れる佐野厄除け大師。実際に行ってみると、こういう言い方をしてはアレですが、思った以上にこぢんまりしています。
まぁイメージにある不動尊が日本最大の成田山新勝寺ですから、それに比べれば何だって小さく写ってしまいます。どちらにしろ、あまり広くはありません。
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ちょうど本堂の中ではお経があげられ、厄除け祈祷の真っ最中のようです。少しばかりそのお経に耳を傾けてから、ラーメン店を探しに大師を出ます。
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さて、ここで雲行きが怪しいことに気づきます。
川を渡ったところにあるラーメン店、木曜休業。
少し手前にあるラーメン店、木曜休業。
大師の方向に戻っていくラーメン店、木曜休業。
…おや?
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晴れて暑いぐらいの街中を佐野駅に向かって歩きながら、どうやら佐野という街は木曜日に来てはいけないところだと気づき始めます。
ラーメン店のみならず、通り沿いの土産物屋や和菓子やなどものれんが出ていません。
来る日を間違えたか。
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暑い暑いと駅まで来ましたが、駅の近くのレストランも休業…!田舎なので松屋とか吉野家とか、そんなものはありません。
駅前にセブンイレブンはありましたが、テスト期間中で早帰りの中高生がたむろしており、雰囲気がよろしくありません。そもそも、セブンイレブンなんてそれこそどこにでもあります。
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駅の反対側はきれいな庭園になっていました。ファミレスなんかは当然ながらなさそうです。失敗したなぁ…
これから向かう桐生駅の駅そばがどうやら木曜定休ではないらしいので、予定より早く桐生へ向かうことにします。
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電車が来るまで20分ほど待ち、さらに電車で30分、桐生に到着です。
車両は昔懐かしの115系でした。てっきり211系かと思っていたので、ちょっとだけラッキーな気分。
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駅の片隅には、わたらせ渓谷鉄道のディーゼルカーが発車を待っていました。乗ってみたい気もしますが、またの機会に回してとりあえず腹ごしらえを。
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桐生の駅そばは無事に開いていました。良かった…可もなく不可もない、普通の駅そばを食べてはたと考えます。
そもそも予定よりもだいぶ早く桐生に着いています。何も目的のない桐生であと1時間以上暇をつぶすのは得策とはいえません。
明け番で疲れているわけですし、今から出れば当初の予定より早い「りょうもう」に乗れる。
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というわけで、東武のチケットレスサービスから乗車変更をかけて、歩いてすぐの上毛電鉄西桐生駅へ向かいます。
当然のことながら駅そばだけでは足りないので、途中のセブンイレブンで軽食と酒を購入。西桐生駅はもう目の前です。
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マンサード屋根という角度が段階的に変わる屋根を用いたのが特徴的。1928年に開業し、現在もその姿を維持しています。
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内装も古風。天井はかなり高く感じられます。
駅舎内の木のベンチには地元の人によってなのか、座布団が付けられていて痛くないようになっていました。
窓口では赤城乗り換えで東武線の乗車券も買える様子。Suicaがあるのであさかぜは買いませんが。
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京王井の頭線3000系として活躍していた車両が来ました。700形と形式を改められ、2両編成で活躍しています。
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車内はロングシート。
進行方向後ろの車両には、ラッシュ後の時間に自転車を乗せてもいいようになっています。このときも買い物袋を載せた自転車が1台乗っていました。上毛では10年ほど前からこの取り組みが行われています。
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10分で東武との接続駅、赤城に到着。いったん下車し、もう一度Suicaで入場し直します。
ちなみに特急「りょうもう」の特急券は先ほども書いたように、オンラインのチケットレスサービスで購入済み。難点はシートマップなどから自分の座りたい車両や席が選べないことなのですが…
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伊勢崎線系統の特急「りょうもう」には6両編成10本の車両が用意されています。うち9編成が昔の「きぬ」などに使用されていた1700系・1720系「DRC」の足回りを流用し、車体だけ新製した200系。残り1本が1998年に足回りも含め、完全新造の250系です。
200系は6両すべてが動力車のため、どの車両に乗ってもモーター音が録音できます。
一方、250系はVVVFインバータ制御のため、動力車は3両のみ(3M3T)。両先頭車と3号車にはモーターがありません。
…そして、今あさかぜの目の前に止まっているのが、貴重な250系251編成。手元のチケットレスサービスの画面には、3号車の座席が指定されています。
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というわけで、今日の目的の1つであった「りょうもう」の録音はならず。ほかの編成よりも快適な座席に腰掛け、静かに発車を待つしかありません。
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すぐそこに連なる赤城の山々を横目に見つつ、モーターのない3号車は静かに走ります。
東武鉄道のチケットレスサービスも小田急みたいにシートマップから選択できればよかったのですが…今更そんなことにケチをつけても仕方ありません。予定通り1時間後の電車に乗っていれば、250系が来ることもなかったわけですし。
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以前の「スーパーはくと」の時もそうですが、目的に反して珍しい車両が来てしまうことのなんともいえない気持ち。運がいいのか悪いのか…
ともあれ、桐生の駅そばだけでは足りなかったので、早速セブンイレブンで買った軽食と旅のお供ハイボールを開けます。
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車窓には小麦畑が広がったり、のどかな光景が広がります。
食べ物を食べ、お酒を飲めば眠くなります。太田を過ぎたあたりでまた夢の中へ。
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目が覚めた頃にはすでに東武動物公園を通過し、もうすっかり都市近郊へと戻ってきてしまいました。
100系「スペーシア」には劣りますが、250系も快適なシート。単純に乗って移動する分には申し分のない車両でした。2時間ほどでしたし。
とはいえ、目的の録音作業はできていません。
そのうち金券ショップで株主優待券でも買って、赤城を往復することにしましょうか。