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やっと休暇が取れ、長距離の旅に出ることができます。
明けでそのまま出かけようと思っていたら、タイミング悪く会議が入る始末。時間にルーズなこの会社で何時に終わるのかヒヤヒヤしましたが、珍しく予定より早く終了し、逆に時間に余裕が。
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というわけで、開業以降1度も乗ったことのなかった上野東京ラインに乗って東京へと向かいます。
周りの乗客の少しばかり冷ややかな視線を感じつつ、最前部に陣取ります。
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上野発着の列車を秋葉原付近の電留線に置くために、回送線が元々はつながっていました。現在もその電留線は残っていて、その一部を上野東京ラインに転用しています。
御徒町付近で1つ右側の線路に転線。
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電留線を過ぎると、急な上り勾配にさしかかります。線路は東北新幹線の上へ。
ここからが上野東京ラインの建設で最難関だったところ。東北新幹線を運休することなく、また深夜の新幹線が運行されない合間の時間を縫っての建設工事。土木技術の粋が集められた区間です。
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神田付近で最も高くなると、線路は再び下り勾配へ。
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新幹線を避けて下まで降りてくると、もう東京駅は目の前です。
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東京駅は左端の10番線に到着。
上野東京ライン開業までは特急や昼間の快速「アクティー」ぐらいしか使っていなかったホームなので、ようやく有効利用できるようになった感じでしょうか。
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日暮里付近から併走していたE5系を見上げるように停車。
ここからは新幹線なので、下車してお昼のお弁当でも買いに行きます。
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コンコースには大型の電光掲示板がカラフルに行き先を伝えています。
土浦・古河・高崎と、少し前まで東京駅では見かけなかった行き先が並んでいることに違和感。時間短縮効果はそれなりのようですが、東京や上野で座れなくなったという声もチラホラ聞こえます。
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お弁当を買ってからホームへ。駅構内もムシムシしていましたが、新幹線のホームは恐ろしく暑い!
Twitterを見ていたら、東京は今年初の真夏日だとNHKニュースがツイートしていました。そりゃ暑いわけだ…
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今回も新造のN700Aには当たらず、N700A対応改造車でした。700系の置き換えで増えているはずなのに、どうしてこうも当たらないのか…
お弁当を食べ、旅のお供ハイボールを飲んでグースカ寝ていたら、もう名古屋は目前です。
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関ヶ原を過ぎればもう京都は目の前です。
東海道本線では難所だった関ヶ原も、平野を一気に貫く新幹線では一瞬です。
まもなく京都。
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気温30度をゆうに超えている京都駅に到着。
忘れないようにスーツの上着を着て下車しましたが、とんでもない暑さに気持ちが萎えます。
京都駅は構内の工事中で、地下の通路に降りるとどこにも発車案内表示がありません。湖西線特急は0番のりば、と知っているのでさっさとホームへ向かいますが、初めての人からすれば不親切ではあります。
京都駅での乗り換えは地上からしましょう。
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新幹線があるのとは逆側、烏丸口の方へ歩いてくると0番のりばの案内表示が見えてきました。
いきなり30番へのりばの番号が飛ぶのは、山陰線の「さん」から取ったため。マニアの間では有名な話です。
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15:40発の特急「サンダーバード」27号は堂々の12両で到着。何もない平日なのに増車されているとは…団体客でもいるのでしょうか。
とか思っていたら、あさかぜの指定された2号車も老人会の集団とおぼしき人々がエッチラオッチラ乗ってきました。古都金沢、大人気です。
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先頭9両は683系4000番台。前から2両目はモーターのないサハ車なので大変静かです。
ジーチャンバーチャンたちの集団は車両後方に集結しており、最前列で壁とお友達になっているあさかぜの周りには誰もいません。
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右の窓からは日本最大の湖、琵琶湖が見えます。
天気がいいので、湖水も周囲の自然も色がはっきりしています。
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反対側は田んぼと山。田植えも終わり、うっすらと緑色です。
そんなのどかな光景の中、「サンダーバード」はひたすら北東へと速度をキープします。
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敦賀を出ると、電力は直流から交流へと切り替わります。
昭和の電車なら空調が止まり、電気も消えてはっきりとデッドセクションとわかりました。今の電車は技術が進歩し、空調が止まるだけで車内は暗くもなりません。時代は進歩しました。
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17:56、終点の金沢に到着。結局あさかぜの周辺には誰も乗って来ない、静かな時間でした。
少し早いですが夕食にします。
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隣には「しらさぎ」に転用された681系の姿が。
今年3月のダイヤ改正で「はくたか」から転用された681系。今まで使われていた683系2000番代は、交流機器を封じ込めた「289系」へと改造されることが決まっています。
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北陸本線の普通列車に使われている521系。最近になって増備された車両です。デザインは広島に投入中の227系とほぼ同一。
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連結面への転落防止の措置が先頭車両にも入った521系。スマートとはいえない処置ですが、事故防止のための意欲的な取り組みです。
転落防止の幌がついたわけですから、引き続きヘッドライトを点灯する必要はないように思えるのですが…
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目指す夕食の店が入っている「フォーラス金沢」は兼六園口のすぐ横。
会議がなければもっと早く金沢に着いて兼六園に寄れたところですが、残念ながら今はもう閉園時間。またの機会に回します。
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フォーラス金沢の5階に入っている、「もりもり寿司」。このあたりの名物ノドグロの味わえる回転寿司です。
回転寿司とはいっても、ネタは新鮮。千葉で食べる安いネタとは違い、お値段はそれなりですがネタは上場。お腹の調子が悪くなければもっといけたのに…!
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次の列車までまだ少し間があるので、駅前でバスの撮影でもしようかと思います。
多くのバスは、この「もてなしドーム」のある兼六園口に発着します。ほとんどは北鉄バス。わずかにJR西日本バスも加わります。
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北鉄バスの面々。
概して三菱ふそうが多く、日野は数が少ない印象です。
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JRバスも金沢市内の観光名所を結ぶバスを運行しています。
運行本数やカバー範囲で圧倒的な優位に立つ北鉄バスに対し、JR西日本バスはICOCAやSuicaなど、全国共通の交通系ICカードが使えることをアピール。
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新幹線のある側とは反対、西口を出てみましょう。
観光客や帰宅客でごった返していた反対側と違い、人通りが少なくひっそりとしている西口。広いロータリーとそこから続くまっすぐな道には雑居ビルやビジネスホテルが建ち並び、バスの発着もわずか。同じ駅でもこんなに違うものなんですね。
構内に戻り、お土産品をチェック。といっても明日が長いので、よほどのものがなければ買うつもりはありません。
北陸新幹線開業記念のストラップ、キーホルダー、お菓子、タオル…等々、新線ができるとどこも同じようなものを出しますね。
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石川県内の新幹線に並行する在来線は第三セクター「IRいしかわ鉄道」に移管。七尾線は並行在来線ではないためJR西日本のままですが、金沢~津幡間はIR線を経由します。会社間で運賃が別体系となって割高になるため、乗り継ぎ割引が設定されています。
分岐線が残ってその運賃も割高になる、というのがまた並行在来線の隠れたデメリットです…
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真新しい新幹線の改札口。
ご存じの通り列車名は4つ。最速達の「かがやき」、長野以西の各駅に止まる「はくたか」、金沢~富山間のシャトル列車「つるぎ」、そして従来通り長野~東京間を結ぶ「あさま」。
「あさま」開業時に周波数の異なる区間を走るということで話題になりましたが、北陸新幹線はより複雑に。東京~軽井沢間が50Hz、軽井沢~糸魚川付近間が60Hz、糸魚川駅付近が50Hz、糸魚川付近~金沢間が60Hzと4回も周波数が変わります。これは送電する電力会社の周波数が異なるから。
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ホームは雪対策でシェルターに覆われていますが、その高さがかなりあるため圧迫感はさほどありません。
隣のホームに到着するE7系。金沢駅到着後、車庫に引き上げます。
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こちらには車庫から出てきたW7系が到着しました。多停車タイプの「はくたか」573号、東京ゆきです。もちろんこれに乗れば今日中には自宅に着けるわけですが、さすがにそんなもったいないことはしません。
本日の宿泊地は新潟です。
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W7系の普通車指定席。車内の照明は蛍光灯に代わり、全面的にLED照明が採用されています。今までの新幹線よりもなんとなく車内が白く見えます。
その他の仕様は前に登場したE5系「はやぶさ」とほぼ同様。座席モケットはE5系とは異なる赤色になっています。
途中、富山駅でホームの安全確認とやらで4分遅延。上越妙高での乗り継ぎが7分しかありませんが、まぁ当然と言うべきか接続保証はされているので小走りで乗り換えれば大丈夫。
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遅れを取り戻せないまま、上越妙高に4分遅れで到着。新幹線の改札を抜け、開放されているえちごトキめき鉄道の改札を入るとE653系が待っていました。
こちらは2分ほどの遅れで上越妙高を発車。車両の後ろ半分が団体客らしき老人たちに埋め尽くされていましたが、車両前方はガラガラ。周辺を気にすることなくゆっくりできます。
座席は「しらゆき」転用時に更新されているらしく、毎度おなじみの堅めの座席。コンセントの設置は行われていません。
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23時前、終点の新潟に到着。新潟県内しか走っていませんが2時間を要しました。新潟県の広さを実感します。
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隣にはE129系投入で数を減らしつつある115系。あと5年ぐらい経ったら新潟も銀色の電車ばかりになるのかもしれません。
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久しぶりに来た新潟。駅前のコンビニでお湯を入れるタイプのスープを買って、ホテルまで歩きます。
今回も旅程にはだいぶ余裕が。ゆっくりシャワーを浴びてぐうたらしましょう。