3月頭の旅行に備え、昨日きっぷを手配してもらいました。
基本的には普通・快速列車乗り放題の「青春18きっぷ」を使うのですが、紀伊半島だけは時間短縮と興味本位で特急に乗ることにしています。18きっぷはそのまま特急には乗車できないので、特急に乗ろうとすればその全区間の乗車券と特急券両方が必要になります。
春の旅行では紀伊半島を早く回りたいので、
・学割
・特急「南紀」「くろしお」自由席券
を発券してもらうことにしました。
とはいえ、ややこしいんですよねこの区間は。
まず「南紀」。途中距離をショートカットするために、伊勢鉄道を経由します。JRではないので、運賃・特急券が別に請求されるのです。
そして「くろしお」。紀勢線から阪和線を経由するまではいいのですが、天王寺から大阪環状線、西九条からは貨物線を経由して新大阪へ至るという特殊なルート。
普段JRのきっぷは駅の「みどりの窓口」で出してもらいますが、立ったまま待たなければいけませんし、カウンター数が少ないので後ろの人からの「まだ終わらないのかな」という視線を浴び続けるのもつらいものがあります。特にこういった時間のかかりそうな乗車券はなおさら。
というわけで、こういうややこしいことには慣れているだろうと、旅行会社を使うことにしました。ちょうど隣町のイオンSCに行く機会があったので、その中に入っているJTBの店舗へ。
20分ほど待ってから、カウンターに呼ばれます。
「名古屋から新大阪まで、紀勢線のきっぷを学割で出して欲しいんですが…」
「きせいせん…少々お待ちください」
と時刻表を取り出して路線図をチェックするお姉さん。
「紀勢線といいますと、ここをぐるりと回る路線になりますがよろしいですか?」
「はい、それで」
「かしこまりました。特急等は…?」
「いずれも自由席で、『南紀』の名古屋から新宮、『くろしお』の新宮から新大阪までをお願いします」
「はい、かしこまりました」
…手配が難航し始めます。きっぷ発券のシステム「マルス」での経由地が面倒なことになっているようです。先述の通り、河原田~津は伊勢鉄道、西九条~新大阪が梅田貨物線。しかも通しになっているせいで、特急券とセットで乗車券を発券できないのが、ことをさらにややこしくしている様子。今更ながら「悪いことをしたな」という気になりますが、じっと待つことにします。
15分ほどかかって、手元に乗車券と「南紀」「くろしお」それぞれの特急券、合計3枚が手渡されます。代金を支払い、手配完了。いやはや、変なきっぷを要求して申し訳ありませんでした。
ともあれ、これで重要な旅支度の一つが無事整いました。そろそろ具体的なプランを固めなければ…