VN-A865 / Vietnam Airlines / Boeing 787-9 Dreamliner
年の瀬も押し迫った頃合いで、しかもいまひとつな空模様ではありますが、のんきに成田空港へとやって来ました。
“盆暮れ正月”のない鉄道屋からしてみれば、年末なんて言われたところで…
ベトナム航空のハノイやホーチミンへ向かう便はA350にとっくに統一されたものと思っていたら、最近はB787で来ていることがしばしば。日によって投入する機材が異なるようです。
N577UP / UPS Airlines / Boeing 747-400F
アメリカはルイビルへ向かうUPSの貨物便。こちらも-400Fだったり-8Fだったりと日によって違う機材が入りますが、ジャンボフレイター以外で来ることはほとんどありません。
ルイビル国際空港はUPSのハブ空港として機能しており、貨物取扱量は全米3位の規模になります。
PK-GPV / Penerbangan Garuda Indonesia / Airbus A330-300
ガルーダは10月末からデンパサール~成田便をデイリー運航に戻しました。
引き続き週1往復はインドネシア北部スラウェシ島のマナドを経由する形で運航されています。
N302TR / Private / Gulfstream G650
米国籍の機体ですが、日本の商社「双日」が運航管理しているガルフストリームです。
同社はアメリカにビジネスジェットの運航会社を立ち上げ、その後ANAと共同でチャーター事業を開始、さらに2022年には岡山県のビジネスジェット運航会社であるジャプコンも買収してビジネスジェット事業を拡大しています。
VT-ANU / Air India / Boeing 787-8 Dreamliner
エア・インディアがインド政府の手を離れ、同国随一の財閥「タタ・グループ」に買い取られてまもなく2年。今年8月には新しい機体デザインも発表され、ビスタラも取り込んだ新体制への移行が進められています。
今まで散々な評価を得てきたエア・インディアが古巣のタタへと戻り、果たしてどんな進化を遂げるのでしょうか。
しかしまさかビスタラの方が統合されて消えることになるとは…ほとんど撮ったことがないのに。
S2-AJU / Biman Bangradesh Airlines / Boeing 787-8 Dreamliner
無事に今日のお目当て、ビーマン・バングラデシュ航空をキャッチできました。10月末から週3往復だったのが2往復へと減便されているものの、2024年3月の夏スケジュールからは再び3往復へと戻る計画。
PH-BQL / KLM Royal Dutch Airlines / Boeing 777-200ER
今日のKLMはB787ではなくB777-200ER。新塗装になっても引き続き残る「KLM Asia」ロゴ入りでやって来ていました。
中国と台湾に同じ航空会社が運航できなかった時代の名残といえるブランドですが、とっくにそんな時代は過ぎ去っているのに未だに残り続けているのは不思議です。
KLMなりの理由や戦略があるのでしょうが…
HL8542 / Easter Jet / Boeing 737-8 MAX
日韓関係が激しく冷え込んだ2019年、それを受けて経営危機に陥り、さらにはCOVID-19の大流行で救済案までボツになって運航を停止していた韓国のLCC「イースター航空」。
新たな親会社の元で2023年に空へ舞い戻り、現在は順調な路線展開を進めているようです。韓国ではいち早くB737MAXを導入した航空会社でもあり、日本路線でも日常的に見かけます。
XA-AMX / Aeromexico / Boeing 787-8 Dreamliner
アエロメヒコは珍しくアメリカ籍ではなくメキシコ籍の機体。
VN-A872 / Vietnam Airlines / Boeing 787-10 Dreamliner
さっきと同じくベトナム航空はB787ですが、こちらはより機体の長いB787-10。
ちょうどいい時間なのでランチにしましょう。
空の駅さくら館にはローカルな雰囲気のおそば屋さんが入っていましたが、いつの間にやら撤退。改めてゲートグルメジャパンが手がけるレストランがオープンしました。
チキンキーマカレーは荒削りのスパイスがたっぷり入った本格派の味で、ターメリックライスに使われるお米も細長いインディカ米です。そんなに辛くないのでお子様でも大丈夫。
誰にでも食べやすく仕上がっているのはさすが世界最大の機内食メーカーのグループです。
支払いは電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済のみなので、その点にはご注意を。
HL8387 / Air Premia / Boeing 787-9 Dreamliner
航空科学博物館の展望台へと移動してくると、FSCとLCCの中間のサービスを提供している韓国のエア・プレミアがちょうど飛び立つところでした。
ホノルル、ロサンゼルス、ニューヨークと北米にも路線を展開しているものの、当初の計画ほどは規模を拡大できていない様子です。
とはいえコロナ禍の低迷も抜け出して拡大していく方針ですから、近いうちにJAL系のジップエアと真っ向勝負するようになるのかも。
HL7625 / Asiana Alirlines / Airbus A380-800
第1ターミナルを離れ、こちら側に近づいてくるA380の巨体。博物館の展望デッキがにわかに盛り上がります。
HL7625 / Asiana Alirlines / Airbus A380-800
A380の放つオーラは唯一無二。
世界的に飛行機で移動する人がうなぎ登りになっており、再びA380の輸送力が見直されています。とはいえ初就航は2007年と世代的には1つ古い機体になりますし、使いこなせる路線や航空会社が限られることもあって今後は数を減らしていくことには変わりありません。
それに経営統合によってアシアナ航空のA380も今後が不透明ですから、ことあるごとに見られる今のうちに記録しておかねばなりません。
B-16331 / Eva Airways / Airbus A330-300
エバー航空の「バッドばつ丸 ファントラベルジェット」が出発していきます。搭乗レビューを見たら安全のしおりや枕のカバーまで専用のデザインになっていて、サンリオファンなら狙って乗りたいヒコーキでしょうね。
ZK-NZN / Air New Zealand / Boeing 787-9 Dreamliner
予報通り空が晴れてきてうれしい撮影日和になりました。ひこうきの丘へ移動してスポッティングを続けます。
南半球のニュージーランドは今が夏、というわけでニュージーランド航空のオークランド~成田便は週3往復が増便されて週10往復で運航されています。
冬の時期だと暗くて撮れないANZが明るいうちに撮れてマニアとしてもうれしい。
N14001 / United Airlines / Boeing 787-10 Dreamliner
ユナイテッド航空のB787-10は太平洋横断路線で見かけることが増えてきました。最初のうちはあまり成田へ顔を見せなかったので、大西洋横断便をメインに足慣らしをしていたのかも。
主翼より前側は全てビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」になっています。今や一昔前のファーストクラスよりもビジネスクラスの方が快適になっているので、ユナイテッドのようにファーストクラスを廃止する航空会社まで出てきました。
B-32D9 / Juneyao Airlines / Airbus A321-200NX
何の変哲もない吉祥航空のA321neoですが、これもまた最近の中国のレジ番トラップになっています。0(ジロ)ではなくD(デルタ)で、ヒコーキオタクとしては本当に紛らわしくて困ってしまいます…
このわかりづらい登録記号って実際の運用上は問題ないのでしょうかね…?
JA381A / All Nippon Airways / Airbus A380-800
夕方の人気者、ANAのA380“フライングホヌ”がホノルルから帰ってきました。これを目当てにひこうきの丘へ来ている人も多く、特に子供を連れた親御さんから歓声が上がります。
むしろ小さい子はあんまり大きさの違いをわかっていないような…?エンジン音の大きさならB767の方が上だったりしますからねぇ。
HL8500 / T'way Airlines / Airbus A330-300
最後にティーウェイ航空に渡ってきた元アエロフロートのA330を見送って帰ります。晴れ間が出ているうちは暖かかったですが、日が傾いてくると急に寒くなってきます。
それでも着込めばいいだけ、死ぬほど暑い夏よりは全然いいですが…