あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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バンコク発着!?~貸切車両で行く夜行列車の旅 - 1日目(2023年2月22日)

久しぶりに国際線チェックインの長い列に並んでいます。最後に海外に出かけたのは2019年8月のシンガポール以来ですから、実に3年半ぶりの国際線です。

せっかくJGCJALグローバルクラブの会員資格を手にしたので本当は日本航空で出かけたかったところですが、航空券がすさまじく高い…!
ロシアのウクライナ侵攻のせいで原油価格が高止まりしているのに加え、往来緩和で国際線利用が急伸していることもあって、タイ・バンコクまでの中距離路線でも懐事情が許しませんでした。

というわけで今回は初めてジップエアのバンコク便、さらに往路だけ上級シートの「ZIP Full-Flatを選んでみました。LCCを選んだのに往復15万円を余裕で超えましたから、空の旅はお手軽にはできなくなっています…

 

www.zipair.net

 

 

JAL系でありながら第1ターミナル北ウイングでチェックインとなるジップエア。国際線の宿命ですが、チェックインまでに20分ほど並びました…
ホームページにはオンラインチェックインができると案内されていましたが、就航地によって要件が違うからか、オンラインチェックインもカウンター近くのチェックイン機もこの時は利用不可。
全て対面チェックインなので長蛇の列になるのもやむなしです。

17時の出発までまだ2時間半近くあるので、適当にお昼ご飯を食べてから出国することにします。

 

 

その辺でラーメンを食べてから保安検査場に来ると、こちらにも長い列が。急激に戻って来た旅客数に施設側が追いついていないようで、抜けるまでに20分以上を要しました…

さて、久しぶりの海外ということで単に往復の航空券だけでなく、いろいろとオプションもつけてみました。先述のZIP Full-Flatもそうですし、機内食とラウンジサービスも事前につけてあります。
こういうことをやっているからバンコク往復に15万円以上もかかったわけですが…

1,600円のオプションで入れる有料ラウンジは、第1ターミナル出国後エリアにある「トラベラウンジ」。ソフトドリンクの他に、アルコール類かデザートがどちらか1つ特典としてついてきます。
なおラウンジ内にはトイレがないので、トイレに行くときは半券を受付の方に見せて出入りします。

 

www.zipair.net

 

 

そこまで広くはないものの、ラウンジ利用者は少なく席は選び放題
1円でも安く旅行したいときは別として、飛行機を待つ人たちの喧噪から逃れて静かに気持ちを落ち着けたいときには有用なオプションだと感じました。

ちなみに有料ラウンジサービスは成田発の場合だけで、戻ってくるときの海外の空港にはこのオプションはないのでご注意を。

※ 2023年10月よりホノルル空港での有料ラウンジサービスがスタートしました。

 

搭乗時刻が近づいてきたのでゲートまでやってきました。
優先搭乗は赤ちゃんを連れていたり介助が必要な人のためのもので、フルサービスキャリアFSCのように航空会社のステータスを持っていれば早く乗れるものではありません

あさかぜはJGC会員ですが、日本航空JALとジップエアは利用する上では全くの別物なのでステータスは何も通用しません。こうしたところからも、ジップエアはJALから独立して運営しているLCCだというのがわかります。
唯一互換性があるといえるのは、JALのマイルとZIPAIRポイントを相互に交換することができることぐらいでしょうか。

 

搭乗機はJA826J、JALから転籍してきたジップエアの3号機です。ジップエアで使用するにあたって外見はもちろん、機内もLCCとして刷新されました。

機内は前方がZIP Full-Flat、その後ろに「Standard」の二部構成
Full-FlatにはKLMオランダ航空のビジネスクラスと同じジャムコ製のシートを、StandardはJALA350-900などと同じレカロ製を3+3+3で配置しています。
他にもギャレーの配置見直しなどにより、JAL時代の186席(ビジネス42+エコノミー144)に対してジップエアでは290席(Full-Flat 18+Standard 272)と、ほぼ1.5倍の輸送力となりました。

 

せっかくなので、日本航空時代とZIP AIR移籍後のJA826Jの全体写真を載せておきます。
JALカラーの姿はもう今後は見られないわけですから、特別塗装機が来るときだけでなく日常的な記録も残しておくのが鉄則です。まぁだからといって人生に影響するかといったらそんなことはないのですが…

 

お待ちかね、ビジネスクラス相当の座席とご対面です!
ちなみにジップエアでは上級の座席はただの“有料オプションであって、ビジネスクラスのような“上級サービス”ではありません。なので、Full-Flatにしたところで豪華な機内食がついてくるわけではありませんし、搭乗の順番も機内前方なので後回しです。
こういう割り切りもLCCらしいところですね。

 

www.zipair.net

 

 

シートに座るとこんな感じジップエアは個人用モニターを装着していないのも特徴のひとつで、座席数が増えたにもかかわらずJAL時代よりも0.5トンの軽量化に成功しているのだとか。
その代わりに無料の機内Wi-Fiが用意されており、手元のスマートフォンタブレットで必要なことが済ませられるスタイル。こういうところも新しい航空会社っぽいですね。

右側は隣の席とを仕切るディバイダーで、知り合い同士なら開けて会話ができるように考えられています。
あさかぜの席は立て付けが甘く、離陸滑走中に開いて見知らぬお姉さんと空間を共用することに…閉じるまでの数分の間気まずい空気が流れました。

 

離陸してからおよそ40分が経った18時過ぎ、機内食が提供されました。機内食は基本的に出発の72時間(成田発)~96時間(海外発)前までに予約が必要で、余りがあれば機内でも注文できるようです。

あさかぜはバターチキンカレー(1,200円)を選んでおきました。バターの香りがちゃんとあってそのあたりは本格的です。
サイズはかなり小ぶりで、おやつに毛が生えた程度の量。成田でラーメンを食べているにも関わらず物足りないと思えるぐらいなので、お腹いっぱい食べたいのなら複数の機内食を注文するか、乗る前に買っておく必要があります。
なおジップエアではアルコール類は持ち込みNGなので、その点は特に気をつけましょう。

 

トレーを下げてもらったらあとは横になって眠るだけ、ボタン一つで平らなベッドに早変わりです。途中から機内の照明も暗くされ、ますます眠りやすくなる環境が整いました。
ちなみに通路との間には仕切りがないので、近くの乗客からは寝姿が丸見えです。

離陸からおよそ6時間が経った23:15頃、機内放送で目を覚ましました。まもなくバンコクへ向けて着陸態勢に入ること、もうすぐシートベルト着用サインが点灯すること、座席を元の位置に戻すこと、などおなじみの内容。同時に機内も明るくなります。

ところどころ揺れたものの、ここまで非常に快適に眠れました。あさかぜは割とどこでも眠れるタイプの人間ですが、やはり横になれる効果は絶大です。新たな禁断の味を知ってしまった気分…

 

現地時間の22:20、予定より早くバンコクスワンナプーム国際空港に到着しました。夜遅いというのに気温はまだ30℃もあります。さすが常夏の国…

長々と広いターミナル内を歩いてくると、すさまじく長い入国審査の列が見えてきました。ここまで来たらひたすら無心で待つのみです。審査場の近辺は撮影も録音も当然禁止されているわけですが、少し前にいたアホな日本人が列の全景をスマホのカメラで写真に撮り、セキュリティに「No photo!!」と怒られ連行されていきました。
すぐ手前に大きなピクトグラムも添えて禁止事項が書いてあったのに

怒られたんだか画像を削除したんだか、しばらくしてしれっとお仲間の列に戻ってきていました…後ろに並べよ…

世の中にはどんなにわかりやすくどうやっても見えるように書いてあっても、読めなかったり理解できなかったり脳ミソの出来がひどく悪い人たちがいますからね…
彼らはそれでいながら自分が悪いとはみじんも感じていないというのもすごいところです。列に戻ってきた人も全く悪びれる様子はなかったので、そういうタイプの人間なんでしょうね。いい歳して恥ずかしい。

 

30分近く並び続けたでしょうか。パスポートに飛行機のeチケットを挟んで手渡し、両方の人差し指の指紋をスキャンされると特に何も聞かれることなく入国許可のスタンプが押されました。

タイ王国へ無事入国です!

到着が遅い便なので、スワンナプーム空港からホテルまではオンライン予約サイト「klook」で送迎を申し込んでおきました。
インド系のお兄さんが運転するホンダ・アコードで高速道路を爆走し、30分ちょっとでホテルに到着。チップとして20バーツ札をお兄さんに渡して降車します。

 

スワンナプーム国際空港(BKK)⇔バンコク市内 貸切送迎(TTS提供) - klook

https://www.klook.com/ja/activity/13883-private-suvarnabhumi-airport-transfers-tts-bangkok/

 

 

今日と明日は「クルンカセーム・シークルンホテル」に宿泊します。
お世辞にもきれいとはいえない、7階だというのにアリが這っているようなホテルですが、2泊朝食つきで1万円していないので贅沢は言えません。リネンはしっかり張られていてきれいなので、寝る分には何も不便はありませんし。

そして運の良いことに、あさかぜの部屋はすぐ近くにあるフアランポーン駅が一望できる側が割り当てられていました。詳しくは明後日の旅行記で触れることにしますので、今日は写真を撮るだけ。

それにしても、7階だというのにバルコニーの柵は腰に満たない高さしかなく、落下防止のネットも張られていませんお酒を飲んだら絶対に出ないようにしなければ…

 

www.srikrunghotel.com

 

 

シャワーを浴びてからタイのビール「チャン・クラシック」で無事の到着を一人乾杯します。なんだかんだここまで気を張っていたので疲れました。

通貨のこと、気候のこと、明日以降の予定のこと、いろいろと書かなければいけないことはありますが、とりあえずまとめて明日の朝に書こうと思います。
明日の朝も早いですし、今日はこれにて就寝。おやすみなさい。