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昨晩のジンギスカンはだいぶ食べ過ぎました…おいしいものはついつい際限なく食べがちです。
てなわけで、今朝は札幌駅の「なか卯」でうどんの朝ご飯。やさしい出汁とふわりとした揚げで胃腸を温めます。ついつい夏は冷たいものばかりを食べがちなので、お腹を壊さないためにもこうして温かいものを食べるのは大切です。
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夏休みに入り、道内の特急も増発されています。函館ゆきの臨時「北斗」には、普段なら入らないキハ283系の姿がありました。
左側で発車を待つのは、臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」に充当されるキハ183系5100番台「クリスタルエクスプレス トマム&サホロ」です。
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以前は「スーパー北斗」にも入ることのあったキハ283系ですが、トンネル内火災事故以降で運用が見直されて「スーパーおおぞら」専属の車両となっています。
臨時列車の場合は振り子装置のないキハ183系でも入れるようにしてあるのでしょう、走行速度の遅い「北斗」の名前が割り当てられています。そのため振り子装置を持つキハ283系が入っても、列車名は「北斗」のまま。
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これぞジョイフルトレインという貫禄を見せるクリスタルエクスプレス。北海道の雄大な景色を広々とした展望席から眺めるのは、さぞ気持ちがいいことでしょう。
下調べをさっぱりしていませんでしたが、この列車が走るのを知っていたなら、今日の予定を変更していたかもしれません。もう後の祭りですけどね。
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ドア横に誇らしげに描かれているロゴマーク。通常の引き戸ではなく、わざわざ外に飛び出すプラグドアを使っているあたりもにくい演出です。
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ハイデッカー車とダブルデッカー車が並ぶのもジョイフルトレインならではです。「スーパーとかち」に使用されていたダブルデッカーが消えた今となっては、最後のキサロハ182となりました。
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フラノラベンダーエクスプレスの発車を見送ってから、普通電車で岩見沢へ移動します。731系3両編成の車内は土曜日の朝ということもあって、座る席には困らない程度の適度な混み具合。
なんて居眠りをこいていたら、だんだんと岩見沢に近づくにつれて混雑が増してきました。満員電車というほどではありませんが、立ち客でそれなりにいっぱいです。しかも若い男女の多いこと…
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しかもそのほとんどの人たちは駅のすぐそばにある、北海道中央バスの岩見沢ターミナルへと列をなして進んでいきます。
「いくら札幌のベッドタウンとはいえ、この片田舎に大量の人が押し寄せるだなんて…というか私の乗るバスは座れるのかしら」
などと悩んでいると、あさかぜの目的とするのりばとは違う方向へ列が伸びていました。
「JOIN ALIVE」…?
あとで調べて知ったのですが、駅の南3kmほどのところにあるいわみざわ公園でフェスが行われているそうです。なるほど、それで若い男女ばかりだったんですね。
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あさかぜはフェスなどというものにさっぱり興味はないので、予定通りのバスを待つことにします。決して若さが足りないわけではありません。多分。
列の出来ているシャトルバスに対し、幾春別ゆきの中央バスは15人程度の乗車。ワクワクと浮き足立つような乗客は皆無で、私もそこに混ざって大人しく窓の外を眺めます。
30分ほどで三笠市の中心街に到着しました。
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三笠市。北海道のど真ん中に位置する街で、ここも北海道らしく炭鉱によって発展した街でした。小樽から札幌に伸びた鉄道が次にやって来たのがここ三笠で、いかに明治期にこの街が重要な場所として扱われていたかがよくわかります。
1955年の最盛期には人口57,000人を数えた炭鉱都市でしたが、石炭産業の衰退に伴って街も同じ運命をたどり、2018年現在では8,500人ほどまで落ち込んでいます。
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三笠市民会館で中央バスから市営バスへと乗り継ぐのですが、接続などというものは考慮されていないので時間が余ります。その合間を利用して、お金を下ろしに郵便局へ。
北海道はどこでも涼しいというのは幻想で、真夏の内陸部は気温30度超えが当たり前です。涼しいのは突端の海っぺりだけで、夏暑くて冬寒いの典型的な内陸気候には変わりないのです。
とんでもない過疎地帯かと勝手に思い込んでいました。スーパーも郵便局も必要なものは一通りそろっていますし、それなりに人通りもあって静かながら活気のある街並みです。クルマが生活の必需品にはなりますが、暮らしやすそうなところですね。
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しばらく前にテレビで話題になった、公立高校唯一の調理を学ぶ科を備えた三笠高校。郵便局のポスターによると、彼らが腕によりを掛けて作った料理を食べられるレストランがまもなくオープンするそうです。
どうにも年長者ばかりになりがちな町おこしを、積極的に若い人たちが担っていくのには好感が持てます。一筋縄ではいかないことばかりでしょうが、三笠の魅力を引き出す大きなファクターであることは間違いなさそうです。
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郵便局までの往復20分程度の間で汗ばんでしまいました。まだ午前10時前だと言うのに…!
岩見沢から三笠を経て幾春別までは、廃止された幌内線の線路をトレースするように北海道中央バスが「幾春別線」として運行しています。およそ1時間に1本程度の便数があり、鉄道の代替バスとしてはかなり恵まれた部類ではないでしょうか。
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待ち時間で30分ほどを要しましたが、ようやく三笠市営バスに乗り継ぎます。
ちなみにこの市営バス、当初は北海道中央バスが受託していたものの、あまりの採算性の悪さから撤退したそう。現在は地元のタクシー会社が運行を受託しているようです。
土休日は2~3時間に1便程度しかないにも関わらず、このバスの乗客はあさかぜ一人…先客さえいません。
運賃は1乗車200円。ポストのような運賃箱にジャリンジャリンとお金を入れて出発です。
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街を外れるとすぐに人の住んでいる気配が希薄な道を淡々と走ります。バス停は平均して300~500m間隔ぐらいで置かれていますが、どこからも乗ってくる人はいません。集合住宅のようなものも見えましたが、雰囲気から察するに炭鉱が現役だった頃のものでしょう。
15分ほどで「三笠鉄道記念館」に到着。「ありがとうございました」とバスを降りると、誰も乗っていない市営バスはすぐに走り去っていきました。
駐車場はそこそこ入っているので、やはりここへ来るにはクルマがメインなんですね。ほぼ空気輸送のバスを見ればよくわかります。
ともあれ無事に到着したので、中へ進んでいきましょう。