あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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2023年11月23日 【羽田空港 後編】

JA302J / Japan Airlines / Boeing 737-800

というわけで第2ターミナルの展望デッキへとやって来ました。
祝日ということもあり、まだ11時台だというのにレストランにはどこもかしこも長蛇の列。どれほど待つことになるのやら…?

 

飛行機には左右両側に出入りの扉があり、若干の例外はあるものの人が乗り降りするのは左側。普段は機内食やその他機内で使う消耗品などを運び込むのに右側の扉を使います。

機内の様子を確認しつつ、外側から取っ手を回しガパッと扉を開けます。

 

 

11月下旬ですが今日の羽田空港は南風運用なので、北側からの到着機は多摩川河口にかかるD滑走路へと降りて来ます。

飛行機の下は東京港に出入りする大型船が多数往来します。目立つピンク色の船体はオーシャンネットワークエクスプレスのもので、船首の白い部品は風の抵抗を減らして燃費を向上させるウインドシールドなのだそうです。

 

HL8282 / Asiana Alirlines / Airbus A330-300

大韓航空との統合作業が進んでいる…のか微妙なアシアナ航空。韓国の大手航空会社が1つに集約されて独占寡占のおそれがあるため、EUアメリカも慎重な姿勢を崩していません。
航空会社は世界を股にかけて飛び回る以上、その国でOKになったからといってすぐに統合ができるわけではないのです。

ちなみにアシアナ航空労働組合でも(今さらながら)経営統合への反対活動が始まっており、統合への道筋は険しいままです。

 

HL8001 / Korean Air Lines / Airbus A330-300

2社の統合にあたって、EUは対韓国の特に航空貨物事業が独占状態になることを懸念しているようです。

それを受けて航空貨物専業のエア・インチョン、新興のエア・プレミア、LCCティーウェイ航空イースター航空が一部の貨物事業の譲渡先に挙がっているそう。
エア・インチョンは近距離だけですし、他の3社の航空貨物はオマケ程度ですから、現実的な引受先を見つけるだけでもハードルの高い話になってはいるのですが…

 

JA51AN / All Nippon Airways / Boeing 737-800

スターアライアンス特別塗装機。2008年の就航当初からこのデザインをまとっているベテラン機です。

 

JA848J / Japan Airlines / Boeing 787-8 Dreamliner

ANAに比べて国内線向けのB787が4機しかいないJAL。機内構成は先に登場したA350-900と同じコンセプトなので、飛行機に詳しくない方だったら区別がつかないのではないでしょうか…?

なおあさかぜも未だに1度も乗ったことがないので、機会を窺っている最中ではあります。

 

大島へ向かう東海汽船ジェットフォイルが空港の隣で航行を止めてグルグルしはじめました。まもなく羽田で唯一となるジャンボ機であるルフトハンザのフランクフルトゆきが控えているので、それを見ようということなのでしょうか。

 

D-ABYD / Deutsche Lufthansa AG / Boeing 747-8 Intercontinental

C滑走路を目一杯使ってルフトハンザのジャンボが飛び立っていきました。羽田の中で一番長いとはいえ、滑走路長は3,360mと長距離便を抱える空港にしては少し短めです。一応B747-8にとって必要な長さは確保されているようですが…

ただ路面が濡れているときは必要な滑走路の長さが伸びるので、それを加味した上で搭載量の制限をかけているかもしれません。

 

ルフトハンザの離陸を見届けたジェットフォイルが大島へ向けて旅立っていきました。

 

N871AY / American Airlines, Inc. / Boeing 787-8 Dreamliner

アメリカン航空のロサンゼルス便も出発。中型機とはいえ飛行距離が長いので、やはり滑走路をいっぱいに使って離陸していきます。

デルタ航空が返上したポートランド~羽田便の発着枠を巡ってアメリカンとユナイテッドとで競争が激化しています。アメリカン航空はニューヨーク~羽田便の開設を希望しており、2024年3月末から運航することを想定しているとか。

 

JA743A / All Nippon Airways / Boeing 777-200ER

気がつけば2機に減ったANASTAR WARS特別塗装機。そもそもコラボ期間が2015年~2020年3月だったので、それがとっくに終わった今でも飛んでいること自体が特殊といえば特殊なのですが。

 

立ちっぱなしで疲れてきたので、座ったままヒコーキを眺められる場所に移動してきました。第2ターミナルの北側に新しくできた国際線ターミナルです。
2020年3月の夏ダイヤとともに供用開始されたもののコロナ禍ですぐ閉鎖になってしまい、ようやくターミナルとして再開されたのが4ヶ月前の2023年7月の話。せいぜいライブ会場ぐらいでしか使われていなかったので、まだいろんなものがピカピカです。

 

チェックインカウンターの裏側にあるイスからエプロンとC滑走路を眺めることができます。
“眺める”には非常に良い場所ですが、“撮る”となるとかなり微妙ご覧の通り窓ガラスは垂直ではなく斜めになっていますし、実際に見てみるとわかりますが分厚い合わせガラスの宿命なのか歪曲していてオートフォーカス泣かせ…

ここは悪天候で何もできないときの最終手段と割り切った方が良さそうです。ターミナル内なので他の乗客の邪魔になりかねませんしね。

 

G-ZBKH / British Airways / Boeing 787-9 Dreamliner

加えてガラス面が足下に向かって傾斜しているために、カメラを向けると背後の照明がバッチリ写り込みます。斜めにするとガラスの厚みでカメラのオートフォーカスが合わなくなるし、画もゆがむし…うぬぬ…

 

JA13XJ / Japan Airlines / Airbus A350-900

少し休憩してまた第2ターミナルの展望デッキに戻ってきました。やはり撮影はガラス越しにならないのが一番です。

日本航空A350-900、13号機が優雅に飛び立ちます。時刻はまだお昼2時ですが、光の感じは冬っぽい柔らかさになってきました。

 

JA874A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner

今の時代当然のように唱えられるようになった「SDGs」だとか「サステナビリティ」だとか「持続可能な社会」などの意識高い用語…

ANAでは「ANA Future Promise」と名付けてそうしたサステナビリティ活動を行っており、その一環としてB787とQ400に専用デザインを施しました。
消耗品などにリサイクル素材を使用するほか、B787では機体の表面にサメ肌状のフィルムを貼り付けて、空気抵抗や消費燃料の低減を狙った実証実験を行うとのこと。

JALでもサメ肌状の塗装を試験的に導入しており、最新のヒコーキ界のトレンドはサメ肌ということになりそう。

 

www.ana.co.jp

 

 

小笠原の父島から黒潮をまたいではるばる航行してきた「おがさわら丸」が羽田沖まで入ってきました。東京港の竹芝埠頭へは15時着予定、実に片道24時間におよぶ長い長い船旅がまもなく終わろうとしています。

 

JA216A / All Nippon Airways / Airbus A320-200N

中国を中心に近距離国際線向けに導入されたANAのA320neo。コロナ禍が終わっても中国路線が再拡大できない情勢が続いていて、ANAのA320neoは国内の地方路線を中心に運用されているようです。

ちょうど装備しているプラットアンドホイットニー製PW1100Gエンジンに緊急点検と部品交換が必要な事態になっており、国内線である程度代替が利く環境だったのは不幸中の幸いかもしれません。海外の航空会社では路線まるごと運休、なんていう騒ぎになっているところもあるようですからね。

 

F-HUVA / Air France / Airbus A350-900

ピカピカのエールフランスA350が飛び立ちました。今年7月にデリバリーされたばかりの新造機です。

 

JA935A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner

羽田に来た目的の1つが達成できました。GE製GEnxエンジンを装備したANAB787がエプロンを横切っていきます。

といってもほとんどの人が何が違うのかと首をかしげるレベル。“装備しているエンジンが違う”というマニアしか気にしない内容ですし、見た目もRR製Trent1000エンジンの従来機とそっくり同じです。
違うことといえばエンジンナセルに入っているロゴがGEのものというぐらいで、これを見て喜んでいるあさかぜは相当な変わり者です。

 

JA874A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner

C滑走路は北方向へ向かう飛行機を中心に離陸していきますが、ちらほらソラシドエアが飛び立つのを見るに南西方面へ向かう一部の便も使っているようです。
「もしかしたら離陸する姿を見られるかも」先ほどのANA Green Jetは熊本ゆきだったのでと期待していたのですが、混雑時間帯の都心上空ルートが始まってB滑走路の方に向かってしまいました。残念…

 

JA737J / Japan Airlines / Boeing 777-300ER

このあとは特に撮りたい機体も来ないようですし、眠くなってきたのでリムジンバスで引き上げることにします。

 

そうそう、帰る前に京急線の改札口でエアポート急行」の種別表示だけ記念撮影しておきましょう。

2023年11月25日に控えたダイヤ改正で、2010年に設定された「エアポート急行」という種別が廃止になります。京急電鉄は空港発着だからということで「エアポート」をつけたそうですが、どこへ行くかよくわからない外国人旅行者が空港とは逆方向へ向かう「エアポート急行」に間違って乗る、という事態も招いていたようです。

明後日のダイヤ改正ではただの「急行」に変更され、従来と同じ横浜・逗子方面からの空港輸送を担うとか。
だったら全部「急行」にしなくても、空港へ向かう列車だけ「エアポート急行」にすれば親切なのでは?という思いますけどねぇ…