※当記事の内容は2023年2月11日~4月2日の間で開催された初回コラボ「みなさま~(広報大使)志摩スペインゴ村へ、来て!」です。2024年2月開催の内容ではありませんのでご注意ください。
シベレス広場に戻ってくるとちょうどパレードが始まるところでした。沿道には多くの観衆が詰めかけ、パレードの一団が近づいてくるのを今か今かと待っています。
多くの、といってもほとんどの場所でロープ際に近づけるぐらいの人数ではあるのですが…
押し合いへし合いにならなくていいですし、好きなようにカメラも構えられるし、パレードを見る環境としては最高といってもいい条件です。
華麗なダンスを舞う人たちはさっきフラメンコショーに出ていたダンサーの人たちです。フラメンコショーをやってパレードでも踊って、と結構忙しいんですね。
今日一番の人の集まりになりました。
場所に余裕があるおかげでダンサーさんたちは観衆一人一人のために近づいてパフォーマンスをしてくれたり、笑顔を向けてくれたりして、ファンサービスを欠かしません。
パレードの車両にはミュージカルのヒロイン、ダルちゃんことダルネシアも乗っていました。なんとカメラを向けているあさかぜのためにポーズを取ってくれるではありませんか!そんなことされたらうれしくなっちゃう…!
見ている人をうれしくさせるこうした心遣いが「また来てみたいな!」と思わせるパルケエスパーニャの魅力なのでしょう。来場者が少なくてアトラクションを楽しみやすいから、と単純に考えていた自分を反省しました。
長い足のお兄さんが通り過ぎていってパレードはおしまい。15分ほどのパレードはあっという間に終わってしまって、名残惜しさまであります。
しかしこの竹馬、なんてことなさそうにお兄さんたちは歩いていますが、バランスを取るのがすごく難しそう…
いくら絶叫系が苦手とはいえ、子供向けでないアトラクションに何も乗らずに帰るのもなんかもったいない気がします…
とはいえ、パルケエスパーニャを代表するジェットコースター「ピレネー」には間違いなく乗ることができないのは本能でわかります。失神するか失禁するか、あるいはその両方か。
写真を撮るためにピレネーの入口まで来たのですが、頭の上を轟音とともに走り抜けていくコースターから「キャーーー!!!」という叫び声が聞こえてくるだけで意識が遠のきそうです。
「『スプラッシュモンセラー』ぐらいなら大丈夫でしょ、そんな大きくなさそうだし」という謎の自信を持って入口に向かうと、先客がいないので心の準備をする間もなくボートに乗せられて送り出されます。
最初の小さな落下ポイントでわかりました。「やっぱりダメだ」と。
乗ってから後悔しても遅い!
クライマックスへ向かう「カチカチカチ…」という巻上機の音はまるで時限爆弾のよう。しかも一人で乗っているので恐怖を分かち合う相手は誰もいませんし、気を失ったとしても誰も起こしてはくれないのです。
絶望感とともに容赦なく落下。風を切ろうと水に濡れようと、もうそんなことはどうでもいい。こちとら意識を保つだけで必死なんだ…っ!!
ほうほうの体でスプラッシュモンセラーをあとにしてきました。
落下の瞬間は何も覚えていません。記念撮影ポイントがあったようですが、どうせ絶望を張り付けた顔で座っている姿が写っているだけですから見たくもありません…
アトラクション以上に落っこちていった自分のテンションを持ち直すため、コラボメニューでも食べることにしましょう。マヨール広場のカフェ ミ カサには常に列ができていたので、フィエスタ広場にある「レストラン アミーゴ」に入ります。
お昼時はとっくに過ぎているとはいえ、半分以上は席が埋まるぐらいには人が入っています。
イベリコバーガー(800円)とコラボメニュー「周央サンゴのtastyチュロスサンデー」(800円)を持ってテラス席へ。因縁のスプラッシュモンセラーを眺めながら軽いお昼ご飯にします。
イチゴ味のチョコソースがかかったサンデーがおいしい。中には凍ったイチゴも。チョコ味のチュロスも刺さっていて、全体からンゴちゃんっぽさが感じられます。
800円という価格もコラボメニューならこんなものでしょう。
やっと気分が持ち直しました。今回のコラボで忘れてはいけないのはチュロスです。
周央サンゴさんの配信の中で、「ここのチュロスは世界一おいしい!」と言っていたパルケエスパーニャのチュロス。それにちなんでコラボスタンプラリーにはチュロスの引換券がついてきます。
引換券はエスパーニャ通りにある「ピザ ラ ロハ」で使えます。揚げたてで外はカリッと中はモチモチなチュロスがおいしい。一緒にホットコーヒーを注文して、店内の椅子に腰掛けておいしいおやつをいただきます。
そういえば家族への土産物を何も用意していないことに気付きました。我が両親に「ぶいちゅーばー」などと言っても通じないのは明白なので、志摩スペイン村の有名なお菓子を買って帰ろうと思います。
エスパーニャ通りをとって返し、シベレス広場を抜けてマヨール広場へ。
「カフェ ミ カサ」の行列は途切れる時間がありません。コラボメニュー人気はすごい!
菓子工房「ポルボロン」。
店名になっているポルボロンはスペインのアンダルシア地方に伝わる伝統的なお菓子で、お祝いの日によく食べられる焼き菓子です。
ほんのり上品な甘さと、口に入れるとほろほろと溶けていく優しい食感が特徴的。口の中に入れて「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えている間に崩れなければ幸運が訪れるとか。
アーモンドとシナモンの香りがする「クラシコ」を基本にいくつかのフレーバーがあり、緑茶の香りがする「伊勢茶」というのもあります。
他にもスペインで食べられているお菓子を取り扱っていますので、スペイン村のお土産にぜひ。
エスパーニャ通りのショップ「アスタ ラ ビスタ」でンゴちゃんグッズをあれこれ購入し、ついでに向かいにある輸入品のお店「ファボリト」にも立ち寄ってみます。スペインのものをメインに世界各地からの輸入食品や民芸品を取り扱っていますので、思わぬ「探していたアレ」みたいなものが見つかるかもしれません。
園内でコンプリートしたスタンプ用紙を持って総合インフォメーションに行くと達成賞のステッカーがもらえました。これでパルケエスパーニャのスタンプラリーはおしまい。
周央サンゴさんとのコラボだから、という理由だけで行ってみた志摩スペイン村「パルケエスパーニャ」ですが、想像していた以上にいろいろ楽しめたのはうれしい誤算でした。
絶叫系アトラクションに乗れる人はもっともっと充実した時間を過ごせるものと思います。何せ並ばないので2回3回と立て続けに乗ることだってできますからね。
実はスタンプラリーシートにはあと1つ、スタンプを押せる場所があります。公式ホテル「ホテル志摩スペイン村」のロビーにスタンプ台が設置されているので、温泉に向かいながらフルコンプリートしに行きましょう。
リゾート地のホテルなので2名以上での利用が基本ですが、今回のコラボで単身利用の人も増えたとのことでおひとり様プランもできたそうです。
すぐ裏側には同じく直営の「シーズンインアミーゴス」という、もっとリーズナブルなホテルがあります。一人で思うがままにパルケエスパーニャを楽しみたいという人にも配慮されているわけです。
ホテル 志摩スペイン村 オフィシャルサイト
シーズンインアミーゴス オフィシャルサイト
ホテルの横の道を歩いてくると温浴施設「ひまわりの湯」に到着しました。基本入浴料は1,400円ですが、パルケエスパーニャの入園券を提示すると300円OFFとなります。
まぶしく輝く志摩の海を眺めながら入浴できる広い露天風呂があって、素晴らしい解放感!アルカリ性単純温泉はとろりとしたさわり心地で、なかなか体が冷えることがありません。
1日中歩き回った疲れが溶け出していくかのようです。
伊勢志摩温泉 志摩スペイン村 ひまわりの湯 オフィシャルサイト
スペインの雰囲気を味わい、スタンプラリーもやって、グッズも入手できて、温泉にも入れて…と充実した半日でした。
ほどよい疲れを感じながらホテルまで帰ります。バスを待ったり電車を待ったりしなくていい機動力は、やはりクルマの最大の魅力であり利点ですね。
※当記事の内容は2023年2月11日~4月2日の間で開催された初回コラボ「みなさま~(広報大使)志摩スペインゴ村へ、来て!」です。2024年2月開催の内容ではありませんのでご注意ください。
>>つづく<<