※当記事の内容は2023年2月11日~4月2日の間で開催された初回コラボ「みなさま~(広報大使)志摩スペインゴ村へ、来て!」です。2024年2月開催の内容ではありませんのでご注意ください。
ホテルに戻ってきたものの、まだ明るくて行動終了とするにはなんかもったいない感じ。このままでは夕食まで寝るしかなさそうなので、ちょっと遊びに行くことにします。
昼間「カンブロン劇場」に入ったときに触れましたが、近畿日本鉄道の企画乗車券「まわりゃんせ」にはデジタル版があって、今回の旅ではその「デジタルまわりゃんせ」を利用しています。電車に乗らなくても入園券代わりとして使えてしまうのはいいのかしら、と近鉄の懐具合が心配になってしまいますが…
買った後にクルマで出かけることが決まり、「ダメなら仕方がないや」ぐらいの気持ちで行ったらちゃんと使えたという、これもまたうれしい誤算。
とはいえ全く近鉄電車に乗らないのももったいない気がするので、近鉄特急と周央サンゴさんコラボ放送を聞きに乗りに行きましょう。
松阪~賢島間のフリーパスは「デジタルまわりゃんせ」ではQRコードで提供されています。乗車時は改札機のQRコード読取り部にかざせばOK。
近鉄のチケットレスサービスで特急券を購入しておけば、窓口や券売機に立ち寄らなくてもいいというのは楽な時代になったものです。
名古屋ゆきの特急は都市部に帰る人で混み合うかと思いきや、乗客はかなり少なめ。名古屋に近づくにつれて混んでいくのでしょうかね。
50分ちょっとで松阪に到着。別にここまで来るほどでもなかったのですが、お目当ての特急に乗ろうとすると松阪まで来てしまった方が待ち時間が少なくて済んだのです。
松阪駅の改札機にはQRコードの読取り部がないため、駅員さんが手に持つリーダーにかざして通してもらいます。
乗りたかった特急というのは「ビスタカー」です。「伊勢志摩ライナー」や「ひのとり」といった優れた特急型車両が跋扈するようになっても、やはり「ビスタカー」は近鉄特急を象徴する存在の1つであることは間違いありません。
見晴らしの良さはビスタカー2階席ならでは!
ちなみに現在活躍している30000系は、実は1978年登場という大ベテラン車両。当初は「ビスタIII世」としてデビューし、1996~2000年に行われた1回目のリニューアルで現在の「ビスタEX(エックス)」へとリネームされました。
この時、2階建て車両の上半分をそっくり交換するという大胆なリニューアル工事を行っています。
2010年からの2年間で2回目のリニューアルが行われ、座席の交換なども行われて世代の新しい特急車両とも遜色のない設備へと更新されています。
車体のカラーリングも汎用特急車両の「ACE」シリーズとそろえられたので、一見しただけでは古さを感じさせません。
1時間弱で終点の賢島に到着しました。
肝心の「ンゴちゃんコラボ放送」は流れませんでした。鵜方駅到着時に流れるはずだったのですが、パルケエスパーニャの営業時間外には放送しないことになっているのかもしれません。
2度のリニューアルを済ませ、カラーリングが「ACE」と合わせられ、前面にはフルカラーLED式の行先表示器がつけられているとはいえ、実際に乗ってみるとさすがにベテランなりの疲れが見えるのも事実…
後継車のアナウンスはないので当面は元気に走り続けるのでしょうが、いざ置き換えられることになったとしたら、そのときには2階建てビスタカーは採用されるのでしょうか…?
賢島から鵜方はすぐなので普通列車で戻ります。ちなみに賢島駅の改札機はちゃんとQRコード対応でした。
伊勢中川ゆきの普通列車は「とばしまメモリー なみの章」と名付けられたラッピング車両。先月の2023年2月から始まったばかりのこのラッピングは「MEET SMILE!伊勢志摩」キャンペーンに合わせた企画だそうで、デザインや名前は鳥羽市、伊勢市と手を組んで考えられました。
なお近鉄の形式は複雑怪奇でさっぱり理解できていないのですが、この車両は1230系という系列なのだそう。
車内のデザインも通勤車とは思えないほど美しく飾り付けられています。
もう1編成、「とばしまメモリー うみの章」と名付けられた合計2編成が特別ラッピングで営業に入っています。志摩線ローカル列車の旅が楽しくなりますね。
鵜方駅に戻ってきました。コンコースにはンゴちゃんのポップが立っていますし、降りるときに改札口の駅員さんに言うとコラボステッカーもいただけました。近鉄グループ全体でプッシュされているってすごいですね…
「地のものが食べられればいいなぁ」と思って目をつけていた、鵜方駅のすぐそばにある居酒屋「海の食堂 大家族」。大将に予算を告げてお願いすると、その金額に見合ったお料理を作ってくれるというスタイルのお店です。
平日だから大丈夫だろうと油断していたのですが、今日は予約でいっぱいとのこと…うーん、残念!お店の人気を甘く見ていました。
入れないんじゃ仕方がない…でもお酒は飲みたい…と、入ったのはどこにでもあるチェーン店の「魚民」。チェーン店なので間違いなくおいしいとはいえ、やはり地のものが食べたかったという思いは拭えません。
利点は個室風のお店なので、一人でいても視線を集めないことでしょうか。トイレに立ったときに周囲の席の様子を窺ったところ、おひとり様はあさかぜぐらいな雰囲気でした。
四の五の言ったところで恨む相手は計画の甘い自分自身しかいないので、やけっぱちになって飲んでいたら割とベロンベロンに…
ちゃんと自我を保てているうちに大人しく部屋に戻りましょうか。
※当記事の内容は2023年2月11日~4月2日の間で開催された初回コラボ「みなさま~(広報大使)志摩スペインゴ村へ、来て!」です。2024年2月開催の内容ではありませんのでご注意ください。