魅惑の海外スポッティング～2日目～ - あさかぜみずほの趣味活動記録簿

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離陸して1時間ほど経つと、もはや移動中の唯一の楽しみと言ってもいい機内食のお時間です。

事前に眺めていたレビューではメニューが座席に用意されているはずですが、どこを探してもありません。結局メニューのないまま、インド系のお兄さんが回ってきて「Beef? Fish? Vegetable?」と聞いてきます。

とりあえず無難そうな牛肉をチョイス。

牛肉の洋風煮込みにたっぷりのマッシュポテトとグリンピース。小鉢は豆のサラダとイチゴのムース、そして中東系のエアラインじゃ必ず出されるパン。

4年前に乗ったエミレーツでは和風を選択してもパンがついてきていました。

味は羽田で作っているのでもちろん上々ですが、個人的にはこの豆たっぷりはいただけません…グリンピースやら豆のサラダやら、豆の味がしっかりと残っているのって苦手なんです。

逆に言えばタレの濃い味がついている極小粒の納豆なんかは大好き。

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機内エンターテイメントの反応がよくありません。2014年に導入されたB787なので、そんなに古い機械ではないはずなのですが。タッチしてもワンテンポ遅いし、トップ画面に戻ればローディングの表示がグルグルしているし…

マップ画面で固定し、手元の3DSで遊んだり寝たりしているうちに、2回目の機内食が出てきました。ドーハ到着の2時間ほど前です。

今度も3種類ぐらい聞かれましたが、とりあえずはっきり聞き取れたオムレツを選択。どうやらチキンという選択肢だったようです。

ハッシュドポテトと鶏肉、キノコの入ったオムレツがメインディッシュ。ヨーグルトと生の果物が添えられ、もちろんパンも載せられます。

とりあえずメロンはアレルギー気味のあさかぜは食べられないのでパスし、それ以外はすべて食べます。塩味もちょうどいい具合で非常においしい。

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遠くの方がうっすらと赤くなってきました。地球の自転とは逆方向に飛んでいるので、なかなか夜が明けてきません。

まもなく飛行機はディセンド（降下）を開始。右へ左へとターンしながら、2014年に開港したばかりのドーハ・ハマド国際空港に着陸します。

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機体はそのままターミナルへ横付け…はされず、沖止めスポットに到着。254席の機内はほぼ満席でしたが、数台のバスで分けて運ぶ算段のようです。まぁ予想通り1時間ほど早く到着しているので、時間的には充分余裕があるのですが。

沖止めになったおかげで、B787の抱える巨大なGEnxエンジンが間近でよく見られます。

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少しだけ空港内を見てから、ロンドン・ヒースローゆきの搭乗ゲートへと向かいます。

新しい空港なのでさぞかしいろいろあるだろうと思っていましたが、想像を超えて何もありません。しかも驚くほど高い物価！500mlの水1本が150円ぐらいもするではありませんか。ドバイの空港で同じものを買ったら30円です。150円も出したら1.5Lのペットボトルが2本ぐらい買えるんじゃないでしょうか。

フードコートにあったバーガーキングも、値段は日本より高いぐらい。中東なんて物価の安さが数少ない魅力の一つなのに、それがないなんてもはや用がありません。

帰りはお土産を買うことも考えて6時間のトランジットを確保していますが、その必要はなかったかもしれません。

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ドーハからヒースローまでは、世界最大の旅客機として知られるA380-800。エコノミークラスでもかなり広く感じられるのは、アッパーデッキがある分機体断面が大きいからでしょうね。

機内エンターテイメントも新しいものなのか、反応がさっきまでのB787とは雲泥の違いです。

そして機内に入ってくるエンジン音もB787より遙かに静かです。だがしかしあと8時間…長距離移動は慣れているあさかぜでもさすがにウンザリしてきます。

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3度目の機内食の時間です。

角切りのジャガイモ、マッシュルーム、オムレツにスパイシーなチキンソーセージがメインディッシュ。イスラム教の国の航空会社なので、豚肉は機内食に出ません。

薬っぽい味のイチゴヨーグルトと、水分の少ない外国らしいメロン。そしてクロワッサン。

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ヒースロー到着の1時間ほど前に、最後のミールが提供されます。ブリトーとチョコレートマフィン。これで片道都合4回の機内食が出されたわけです。

狭い機内の楽しみと言えば、結局機内食ぐらい。機内での暇つぶしの道具は忘れないようにしましょう。

そして入国してからが一苦労。悪名高いヒースローの入国待ちの長蛇の列…審査を受けるまでに30分以上は並ばされます。

そして厳しい入国審査。無愛想な審査官に

「目的は？」「滞在日数は何日？」「飛行機の写真を撮るってどうして？」「観光はどこを回るの？具体的な場所を言って」「ここに書いてある滞在先の住所は何？」

と事細かに聞かれます。不法就労や不法移民を排除するためなのでしょうが、バーレーンでもドバイでもこんなに厳しい入国審査を受けたことはなかったのでタジタジです。

だんだん疑い深げになっていくような審査官の顔を見て、「もしかして…」という最悪の状況も考えましたが、なんとか入国のスタンプをもらって無事に入国。やれやれ疲れた…

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A6-EDY / Emirates / Airbus A380-800

精神的にヘロヘロになったものの、まずはホテルへ。地下鉄のHeathrow Airport Terminal 4駅の売店でオイスターカード（SuicaとかPASMOのようなICカード）を購入後、地下鉄で10分ほどのHounslow Central駅で下車。そこから徒歩5分ほどのRamada Hounslow Heathrow Eastが滞在中のホテルです。

ホテルに入ると、なんとホテルの窓からヒースローのRW27Rにアプローチする飛行機が間近で見えるではありませんか！

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