さきおとといに続き、大手VTuber事務所「にじさんじ」(ANYCOLOR社)の活動5周年を記念した広告を見て回ろうと思います。
一緒に泊まっていた後輩によると大宮駅で鉄道イベントも行われるそうなので、ついでに見に行ってみましょう。
JR大宮駅のコンコースのど真ん中でそのイベントは行われていました。様々な列車を彩ったヘッドマークも展示されています。
取り付けるタイプのはもちろんのこと、今の時代は切り替え式までほとんど絶滅してしまいました。時代の流れがあるとはいえ、意匠を凝らしたヘッドマークが姿を消してしまったのは少し寂しいですね。
日本国有鉄道が民営化され、1987年4月1日から国鉄の路線を引き継いで発足したJR各社。北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州の旅客6社と、全国にまたがって貨物事業を運営するJR貨物の計7社に分割されました。
首都圏近郊の路線は「国電」と呼ばれ、国電区間は運賃計算の距離区分も異なっていました。国電のままでは都合の悪いJR東日本は名称の公募を行い、20位に過ぎなかった「E(イー)電」をまさかの抜擢。
普及に努めたものの定着することはなく、一般人からは完全な死語になってしまいました。一部の時刻表や社内用語では今も生き残っているようですが…
10時から販売が始まる商品の中に、列車のヘッドマークを再現したマウスパッドがありました。せっかくここまで来ていることですし、あさかぜも思い出の列車のものを買っていくことにします。
ご覧の通りかなりマニアックな列車まで用意されていて、「たざわ」や「すいごう」のようなドがつくマイナーどころまで網羅されていました。
そして「在庫は多数ありますので押さないでください!」の呼びかけもむなしく、10時の販売開始と同時に我先にと殺到する鉄道マニアたち…あさかぜも怒濤の勢いに弾き出されそうになりました。そういう自己中心的な社会性のなさが鉄道オタクの嫌われるところだぞ…
イベントに来たあさかぜが批判できる立場ではありませんけどね。
無事に鉄道オタクの集団から脱出したところで、大宮の主目的を達成しておきます。
西口側の改札外通路で静凛(しずか りん)さんの広告を撮影。ちょっと写り込みがうるさくなってしまいましたが…
【埼玉県・大宮駅/静凛】
後輩と別れホームに降りると大混雑です。到着した湘南新宿ラインの電車はグリーン車のデッキにまで人があふれているほど!
グリーン車は座れなくても料金を支払わなければいけませんから、この人たちは立つためにグリーン券を買っているわけです。ひええ…
非番で疲れているあさかぜはグリーン券を払ってまで立つのは御免被るので見送り。幸い次の上野東京ラインのグリーン車には何とか空きがありました。
大宮からちょうど1時間、横浜に到着です。駅の中も外も大宮より人が多くて、なんだか人酔いしそうです。先月に大学の後輩の披露宴に来たときも、人通りの多さに驚くやらウンザリするやらだったのを思い出しました。
いったいどこからこんなに人が集まってくるんだ…
横浜駅は東急東横線のコンコースが掲出場所。さすがにじさんじ内でも屈指の人気ライバーなだけあって、剣持刀也(けんもち とうや)さんの広告は大きなものが2面も掲出されています。
そして初めてあさかぜ以外に広告の写真を撮っている人を見かけました。複数人、しかも若い女性ファンばかりで、あさかぜのようなオッサンはちょっといたたまれない雰囲気。
オシャレなお姉さま方の撮影が済んだ合間で失敬して、広告の写真を撮らせてもらいます。
そのポーズは中指を立てる瞬間のポーズだろう…
本人も配信の中で言っていましたが、3Dのモデリングでは中指を立てることはできないそうです。立てようとすんな。
【神奈川県・横浜駅/剣持刀也】
そのまま東横線で渋谷駅へ。ここに最大規模の広告が展開されており、東横線・副都心線から田園都市線・半蔵門線へ至る地下通路にデカデカとあるとのこと。
向かう途中に樋口楓(ひぐち かえで)さんの活動開始5周年をお祝いする非公式の広告も出ていましたので、一緒に載せておきます。
【東京都・渋谷駅/樋口楓 ※非公式】
広大な通路には壁面だけでなく、デジタルサイネージを含めて「にじさんじ」一色!多くの人が歩いたり立ち止まったりしながら、広告を眺めたり写真に収めたりしています。
元々の人通りもかなり多いので、人が入らないような写真を撮るのも簡単なことではありません。
柱にはにじさんじに所属する様々なバーチャルライバーが出ています。人気の高い葛葉さんや叶さんのところには常に女性の人だかりができていました。
写真のましろ爻(めめ)さんのところにも女性が何人か集まっていました。ブルーアーカイブの配信のおかげで、失われた女性リスナーが彼の元に帰ってきたとか…
そしてにじさんじの原点である月ノ美兎(つきの みと)さんの広告は、ご覧の通り幅数メートルもある大きなものが3面用意されています。
土曜日の真っ昼間という人通りの多い中で、通行する人が写らないように一瞬のタイミングを狙うのは至難の業…
何度か往復して、何とか人が写り込まない委員長の広告をゲットです。
【東京都・渋谷駅/月ノ美兎】
最初は大宮の有名家系ラーメンで朝昼兼用の食事を取ろうとしていたものの、すでに列ができていたので断念。
次の横浜は人が多すぎて街に出る気を失ったので断念。
さらに渋谷のようなリア充と陽キャが大挙して集まる街に出るのは怖すぎるので断念。
…などと社会不適合者丸出しの思想を丸出しにしていたら、何もご飯を食べられないまま西船橋まで戻って来てしまいました。JR山手線に乗り換えるのさえ尻込みして、そのまま目の前の東京メトロ線に定期券を無視して乗ってきたぐらいです。半蔵門線も東西線も空いていて良かった…
誰とも会話する必要のない自動販売機の偉大さを噛みしめつつ、JR西船橋駅の構内へ。東京メトロ東西線の乗り換え改札から武蔵野線へ向かう通路の、社築(やしろ きずく)さんの広告で締めくくります。
社さんは剣持さんと同じく神奈川県出身のようですが、なぜかアクアラインを渡った千葉県の担当。本職がSEということで、IBMやNTTなどの大手IT企業が所在する幕張新都心が選ばれたのでしょうか?
【千葉県・西船橋駅/社築】
というわけで、にじさんじ5周年広告巡りはこれにておしまい。
リゼ・ヘルエスタさん、レオス・ヴィンセントさん、アンジュ・カトリーナさん、静凛さん、剣持刀也さん、月ノ美兎さん、社築さんと、非公式の樋口楓さんの計8人の広告を巡ってこられました。
次があったらもうちょっと期間を延ばしてくれたらなぁ、とこのときはほんのり思っていましたが…
この記事を書いているときに「メトロアドエージェンシー」のウェブサイトを見たら、月ノ美兎さんの広告が出ていた渋谷駅のあの場所は壁面だけで1週間で280万円するそうです。
むしろ47都道府県でよく1週間も出したものだ、と思うべきなのかもしれませんね。