2021年3月末現在、自作パソコンで最もネックなのはグラフィックボードでしょう。
以前のブログ記事にも書きましたが、元々の半導体不足に重なって仮想通貨のバブルが起きており、仮想通貨のマイニングのために片っ端からグラボが買い占められています。
非マイニング用グラボの話 - さいばーぺろりすとの日々
ところが3月15日頃、ついにRTX3060のマイニング制限が回避されてしまいます。その原因がNVIDIAが公式に開発者向けとして公開していたパッチというのがお粗末なのですが、ともかく条件があるとはいえRTX3060がマイニングに使えるようになってしまったのです。
案の定、忌々しいことに主に外国人のマイナーに目をつけられたようで、たくさん並んでいたはずのRTX3060があっという間に店頭からもオンラインからも消えてしまいました。性能に対して価格がだいぶ高く、不人気なグラボとなりつつあったのに…
※売れるようにするためのNVIDIAの意図的な流出だ、というウワサもありましたが…
「4月半ばまでにRTX3060Ti(上位モデル)が手に入らなかったら3060無印でいいや」
なんてのんびり構えていたあさかぜは青ざめます。このままでは4月半ばまでに3060Tiはおろかグラボ自体が手に入らないかもしれない…
ビットコインが大暴落してマイナーには泡を食ってもらいたいと思うのはさておき、せっかくグラボが手に入ったのでパソコンの自作にいよいよ取りかかることにします。
<一口にパーツと言っても様々な種類があるし価格帯も幅広い。勉強したつもりでもいざ現物を目にすると戸惑う>
- 自作PCは初めて
- RAWデータの現像をする
- シミュレーションゲームはやるけどFPSはやらない
- グラボはGeForce RTX3060を用意済み
といったパソコンでやりたいことや自身の希望などを伝えると、店員さんがパーツ選びに店内を一緒に回ってくれました。
パーツの特徴、価格による違いと自分に合った選択、将来的な拡張の有無…などなど専門的な話も交えて説明してくれます。自作する以上まさか無勉強でパソコンショップに行く人はいないでしょうが、それなりにしっかりと知識をつけてから行かないと説明に追いつけずに終わってしまうかもしれません。
それぐらい盛りだくさんで濃密な勉強の時間でした。
1時間以上にわたって丁寧なアドバイスを受けて選んだのは以下の通り。概ねこの前の記事に書いた構成と似ています。
※ケースファンの項にある回転数は正しくは「1500rpm」です。
税込みで13万円ちょうどぐらい。YouTubeなんかでやっている「○万円でゲーミングPC」みたいな内容と比べると高い気はしなくもありませんが、自分で考えるよりも確実でしかも今後も役立つたくさんの知識が得られたことを考えればおつりが来ます。
ツクモeX.さん、親切すぎませんか…?
パーツ選定の理由などは長ったらしくなるので別の記事に書くこととします。
なおほぼ同じ構成をAmazonであたってみたところ約13万3,500円とツクモeX.店頭より高い結果に。同等の安い部品を選べば約11万1,500円とそれなりの価格差は出ますが、聞いたこともないメーカーのものだったりするので信頼性は???です。それを考慮すれば、ツクモeX.の店頭価格は申し分ないといえるのではないでしょうか。
いよいよ次から自作PC童貞を卒業します!