先日のブログ記事で
「マイニング需要がまた高まったせいでグラフィックボードが手に入らない」
ということに触れました。
https://cyberperorist.blog.fc2.com/blog-entry-2223.html
あの時すでにわかっていたものの、文章が長くなりすぎてしまうのであえて書かなかった内容を今回は書きます。
そもそもマイニングとは何なのか…?
仮想通貨「ビットコイン」の取引が正当だったかをサーバーの台帳で照らし合わせるのですが、その時に猛烈な量のデータのやりとりと計算が必要になるのだそうです。その作業を世間一般の有志が手伝い、役に立ったら謝礼を新規に発行されたビットコインでもらえます。
そのビットコインをもらうために計算作業を手伝うことを「マイニング(=採掘)」と呼びます。そのマイニングの作業をするために必要とされているのが高性能なグラフィックボードなのです。
そのため高性能なグラフィックボードはマイニング需要で飛ぶように売れ、パソコンゲーマーがそこそこの性能のを求めて残ったグラボを買う、という状況になって世界的に品薄になっているのだとか。
グラフィックボード「GeForce」シリーズを提供するNVIDIA社もこの状況は好ましくないと考えたようで、次に投入するGeForce RTX3060ではマイニングを行うと意図的に性能を下げる仕様を組み込んできました。
GeForce RTX 3060は“ゲーマーに届く”。マイニング性能を半分に制限 - PC watch
本来のゲーミング用にRTXシリーズを使ってもらい、仮想通貨のマイニングには専用の「CMP HX」シリーズなるグラフィックボードを使ってもらうことで世界的な供給不足をなんとか解消しようという試みのようです。NVIDIAとしても「対策を施していない!」などという批判を避けたいでしょうしね。
グラフィック機能を持たないグラフィックボードとは、と不思議な感覚もありますが、とりあえず手に入るようになってくれるのであればありがたいこと。
新しいRTX3060は日本国内での発売は2月下旬頃、価格は49,980円を予定しているようです。これで現状のグラボ不足が解消されてくれることを願います。
CPU:¥35,728-
マザーボード:¥24,981-
GPU:¥57,970-
ZOTAC GeForce RTX3060Ti TwinEdge OC TDP200W
SSD:¥19,984-
Seagate FireCuda 520SSD 1TB PCIe 2280
メモリ:¥14,980-
Crucial DDR4-2666 16GB*2=32GB
OS:¥15,400-
BDドライブ:¥7,425-
LG製バルク品
電源:¥9,879-
Antec NeoECO GOLD 750W
合計すると¥186,347-。ここにケースとストレージのHDDを加えると予算は20万円といったところでしょうか。なるべく抑えたつもりでしたが、やはりトータルで見るとそこそこしますねぇ。グラフィックボードだけで全体の1/4以上を占めているというのが…
NVIDIAのもくろみ通り無印のRTX3060が安定供給されるようになれば、もう数千円だけは安くできそうです。