リビングに置いてあるパソコンが虫の息になってしまいました。買ってからもう7年になるスリム型デスクトップで、CPUはCore i3(おそらく第3世代)、メモリは4GB、グラフィックもオンボードという構成なので無理もありません。買ったときから俊敏とはいえない動作でしたしね。
あさかぜは当然自分のパソコンがあるので気に留めてもいませんでしたが、なんとか使えるようになるまで5分も10分もかかるようになるとさすがに両親から苦情が。だったら自分で買ってくれと思わなくもありませんが、ちょうどいい機会なので勉強のために自分でパソコンを組んでみるかと思い立ちました。
自作パソコンデビューです!!
当初はスリム型PCの中身だけ交換しようと考えていましたが、内部の狭さだったりパーツの制限だったり、ある程度調べたところ初心者には少し大変そう…
自作PCに詳しい後輩に聞いても、
「うーん、最初にスリム型はキツいかもしれません…配線が大変ですし、指が入らないんですよ」
とのことだったので、ド素人のあさかぜは無理しない方がよさそう。不器用ですからね。
それなら少しパーツが古くてもそこそこスペックに余裕があり、今でもちゃんと動作する自室のパソコンをリビングに回し、新たに自作するパソコンを自分用にした方が得策に見えてきました。
せっかくですから、ゲームプレイやカメラのRAWデータの現像が快適になるよう、それなりにハイスペックなものにしてみようと思います。
真っ先に決めねばならず、またパソコン本体の性能を大きく左右するのがCPU。現状では8コア16スレッドのIntel製Core i7かAMD製Ryzen 7が候補に挙がってきます。去年からより高度なプロセスルールと大幅な性能向上で爆発的な人気を誇るRyzenシリーズにしようかと考えていましたが…
ずいぶん高価ですね…
生産を台湾のTSMCに委託、というより技術力の面でTSMCに頼らざるを得ないこともあって、供給が不安定です。それもRyzenシリーズが高止まりしている理由なのでしょう。処理能力や消費電力ではCore i7より優れているとされつつも、CPU単体での売価は6万円近くもするので、2万円の価格差を埋めるだけの価値はあるのか気にかかります。
そして当然のようにRyzenの在庫はありません。
● Ryzen 7 5800X…¥58,828-
● Core i7-10700KF…¥37,928-
※2021/2/20 ツクモネットショップにて確認
一方Core i7の最新第10世代はなかなかの大食らいです。
発熱量、消費電力の目安となるTDPはRyzen 7 5800Xの105Wに対してCore i7-10700KFは125W。オーバークロックさせると220Wぐらいまで消費電力が上がるそうですが、性能向上はいまひとつらしく、サイトによっては「割に合わない」という厳しい評価も見られます。
Ryzen 7 5800Xは185Wに抑えられており性能も良いみたいですが、いずれにせよ両者ともCPUクーラーは水冷が前提というぐらいには発熱量が多いそうです。
● Ryzen 7 5800X…¥39,380-
● Core i7-10700…¥35,680-
https://shop.tsukumo.co.jp/goods/0735858447737/※2021/2/20 ツクモネットショップにて確認
加えてゲームに必須のグラフィックボードもマイニング需要がまた高まっているせいで品薄かつ高止まりしており、自作PCに手を出すにはなかなか厳しい状況です。
<入荷した途端に売り切れるらしい最新グラボ。性能の大幅向上でお値段も消費電力も大幅向上しているのでシステム周りは大変?>
Tsukumo ex.の店員さんに尋ねたところ、
「Ryzenシリーズはいつ入ってくるかわかりません。でも旧世代ので組むぐらいなら待った方がいいです。スペックが劇的に違います。グラボも全然入ってこないんですよ。どちらも旧正月が終わってから安定すればいいな、という感じ。なので正直今の時期はパソコンを組むには向かないですね…」
とのこと。
そんなわけで、あさかぜの自作パソコンデビューはまだしばらく先になりそうです。
◎ いま検討中の構成(だいたい)
GPU:GeForce RTX3060
メモリ:DDR4-2666 8GB*2
ストレージ:M.2 NVMe SSD 1TB