IMG_5180 posted by (C)あさかぜみずほ
シンガポール初めての朝を迎えました。
まずはホテルで朝食バイキングです。初めてのところは勝手がわからないので朝食付きで予約していますが、Muraji氏曰くホテルから出て食べた方が圧倒的に安いとのことだったので、次の機会からはそうしてみようと思います。
IMG_5182 posted by (C)あさかぜみずほ
2階の広々としたバルコニーが朝食会場。朝から開放的ですがすがしい気分になります。
この時期は熱帯では雨季ですが、必ずしも1日中雲で覆われているわけではないそう。とはいえ今日の予報ではほぼ終日曇りとなっており、晴れ間を期待するのはちょっと難しいかもしれません。
_DSC3587 posted by (C)あさかぜみずほ
LX-VCD / Cargolox Airlines Internatioal / Boeing 747-8F
Lavender(ラベンダー)駅から地下鉄に乗って空港へ向かいます。East West Lineは空港へ直通する列車はなく全てTanah Merah(タナメラ)駅で乗り換えが必要ですが、案内が出ているので迷うことは無いはずです。
第2ターミナルからさらにターミナル間連絡バスで第4ターミナルへ。2017年に出来たばかりのピカピカのターミナルで、昨日キャセイで降り立ったのもこのターミナルでした。ターミナル内を歩いて駐車場の最上階へ出ると、北風運用時の午前中に使える撮影ポイントへ到達します。
駐車場なので周りに人はいないので気楽に撮影できますが、逆に言えば大きなカメラを持った怪しい外国人として写るわけです。ここに限った話ではありませんが、海外では不審な行動はやめましょう。
早速カーゴルクスのB747-8Fが降りてきました。
_DSC3596 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-SGC / Singapore Airlines Limited / Airbus A350-900
SGから始まるA350-900はオプションで燃料タンクを増設した超長距離型のA350-900ULR(Ultra Long Range)です。外見からは他のA350とほとんど区別がつかないので、登録記号から判断するしかありません。
機内はビジネスクラス67席とプレミアムエコノミークラス94席のみ。片道の所要時間は18時間45分が標準となります。長い…!
基本的には太平洋の北側を飛ぶことが多いのですが、風の強さによっては大西洋側から回ってくることもあるようです。
_DSC3627 posted by (C)あさかぜみずほ
PK-LHY / Lion Air / Boeing 737-900ER
LCCでは珍しいB737-900ERの大型オペレーターがインドネシアのライオン・エア。航続距離が必要だからではなく、収容力が必要だから-900ERの選択となったようです。無印の-900では-800と座席数が同じになってしまい、1人でも多くの乗客を運びたいLCCでは都合の悪かったからでしょう。
この機体はライオンエアでの50機目のB737-900ERを示すロゴが垂直尾翼に入っています。
2018年10月には同社の最新型であるB737MAX8が離陸直後にまさかの墜落事故を起こし、乗客乗員が全員亡くなるという痛ましい事故が発生しました。天候も良く、テロの可能性も著しく低い。前日にトラブルが起きていたという報告もあり、原因の究明と対策が急がれます。
_DSC3669 posted by (C)あさかぜみずほ
9M-LNZ / Malindo Air / Boeing 737-800
ライオン・エアがマレーシアに設立した子会社が「マリンド・エア」です。バティック・マレーシアとロゴが入っていてなんとも紛らわしいですが、戸籍上はマリンドの様子。
マリンドはフルサービスキャリアでもなくLCCでもなく、そこそこの運賃でそれなりのサービスを提供する中間のサービス展開を行っているそうです。日本で言えばスカイマークのような立ち位置にあるのでしょう。バティック柄とロゴはFSCである「バティック・エア」のイメージを利用者に与えたいのでしょうかね。
_DSC3676 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-JSR / Jetstar Asia Airways / Airbus A320-200
日本でもおなじみの「Jetstar★」のロゴですが、こちらはシンガポールを基盤とするジェットスター・アジア。那覇空港にも就航していますね。「ジェットスター・ジャパン」と同じく親会社はオーストラリアのカンタス航空です。
_DSC3692 posted by (C)あさかぜみずほ
9M-AHY / AirAsia / Airbus A320-200
マレーシアを代表する航空会社へと成長した本家「エア・アジア」。経営破綻寸前の航空会社をタダ同然で買い取り、現在の姿へと成長させたトニー・フェルナンデスCEOは間違いなく天才的な経営者です。そのやり方には賛否両論ありますけども。
機体にデカデカと書かれているbigdutyfreeというのはエアアジアが運営しているオンライン免税店のようです。
_DSC3703 posted by (C)あさかぜみずほ
F-GZNE / Air France / Boeing 777-300ER
久しぶりに見かけたエールフランスのスカイチームカラー。空が灰色だとどうにも映えない色になってしまいます。
_DSC3720 posted by (C)あさかぜみずほ
A6-ETO / Etihad Airways / Boeing 777-300ER
アブダビからのエティハド航空はB777-300ERでの到着、うれしいことに旧塗装です。日本では成田も中部もB787になってしまい、エティハドらしいワシ?の描かれた垂直尾翼が見られなくなりました。
_DSC3751 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-MBE / Silk Air / Boeing 737-8 MAX
B737シリーズの最新型、B737MAXが早くもやって来ました。シンガポール航空グループのシルクエアが運航しているMAX8で、定期便では日本ではまだ広島空港でしか見られません。
-800などのNGシリーズに比べると、エンジンの位置がかなり前に出されているのがよくわかります。
_DSC3757 posted by (C)あさかぜみずほ
9M-AHE / AirAsia / Airbus A320-200
「紅河水郷」というのは中国・雲南省の少数民族が暮らすエリアだそうです。このあたりにある「紅河ハニ棚田」は世界遺産にも登録されているような美しい景色なのだそうです。機体の水色は「昆明ブルー」。
_DSC3776 posted by (C)あさかぜみずほ
9M-MLG / Malaysia Airlines / Boeing 737-800
マレーシア航空の旧塗装は久しぶりです。現在のデザインが導入されてすでに6年ぐらいは経過しているはずですから、あえてこの旧塗装を残しているのでしょうか。
_DSC3782 posted by (C)あさかぜみずほ
PK-LAT / Batik Air / Airbus A320-200
何度か話題に上げた「バティック・エア」が降りてきました。垂直尾翼周りのデザインは「バティック」と呼ばれるインドネシアとマレーシアの伝統的な布地を表したもので、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
バティック・エアは前述の通りライオン・エアが設立したフルサービスキャリアで、個人モニターやビジネスクラスもあります。
_DSC3795 posted by (C)あさかぜみずほ
HS-ABJ / Thai AirAsia / Airbus A320-200
駐車場の反対側からは東側の滑走路を望むことが出来ます。奥は空軍のチャンギ基地なので、カメラを向けるのはあまり褒められたものではありませんが…
撮影可能な範囲も限られるので、大型機の離陸を撮影するのはかなり厳しいものがあります。A320程度の大きさならばなんとか…
_DSC3801 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-TRA / Scoot Tigerair / Airbus A319-100
近距離を専門とするタイガーエアと中・長距離向けのスクート、2社が統合して出来たのがスクート・タイガーエアです。2017年7月の統合と日が浅いものの、旧タイガーエアからの塗り替えは急速に進んでいるようです。ほとんどの機体はスクートの黄色へと改められており、写真のようなタイガーエアの塗装は数えるほどしかみられませんでした。
IMG_5186 posted by (C)あさかぜみずほ
お昼は第1ターミナルへ移動して、地下にあるホーカー(屋台村)のような社員食堂へ。社員食堂とはいうものの一般来訪者向けの価格も併記されており、我々のような観光客でも止められることなく利用できます。
ちょっと入りづらいですが、慣れれば空港内のレストランより安く食べられるのでこっちの方がいいかもしれません。
チャーシュー麺を頼んだつもりでしたが、出てきたのは豚角煮麺でした。まぁ似たようなものだし仕方がないですね。渡航前から聞いていましたが、シンガポールの麺類というのはぬるいんです。冷まさずに食べられるぐらい。灼熱のラーメンになれている日本人からするとすさまじい違和感でしょう。
IMG_5188 posted by (C)あさかぜみずほ
先ほどの豚角煮麺もSGD3.5=300円弱ぐらいでしたが、別のストール(屋台)で売っていたチャーシューバオ(包)はSGD0.9=80円ぐらい。小ぶりですが中にはちゃんと甘辛いチャーシューが入っていて美味しいです。
_DSC3868 posted by (C)あさかぜみずほ
A6-EPX / Emirates / Boeing 777-300ER
場所を変えてチャンギ空港第1ターミナルにある「Viewing Mall(展望デッキ)」へ。空港内では唯一といっていい撮影ポイントです。ひっきりなしに離着陸する飛行機は4つのターミナルに分散するため、展望デッキから見える飛行機の数はそう多くありません。手軽さではここですが、本格的に数を稼ぎたいならもっといい場所が他にあります。
エミレーツのB777-300ERが到着します。目の前に入ってくるのでB777の大きさが大迫力で伝わってきます。
_DSC3887 posted by (C)あさかぜみずほ
VT-AXR / Air-India Express / Boeing 737-800
流行に乗り遅れまいとインドのエア・インディアが2005年に設立したLCCがエア・インディア・エクスプレスです。国内外の各都市を結び、親会社のエア・インディアとのコードシェアも行っています。
ポートサイド(左側)には英語で社名が書かれていますが、スターボードサイド(右側)にはタミル語の社名のみが書かれているので一見するとどこの航空会社なのかわかりません。
_DSC3929 posted by (C)あさかぜみずほ
B-6551 / Sichuan Airlines / Airbus A321-200
成田には遅い時間に降りてくるため、なかなか撮影が難しい中国の四川航空。日本では成田と関西だけに来るマイナーな存在ですが、保有機数は150機以上、A330やA350で北米路線まで飛ばしているほどの、日本からみれば大きな航空会社です。
_DSC3984 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-JSB / Jetstar Asia Airways / Airbus A320-200
オーストラリアの自然を取り上げたジェットスター・アジアの特別塗装機。
_DSC4032 posted by (C)あさかぜみずほ
B-1275 / Shangdong Airlines / Boeing 737-8 MAX
中国の山東省済南を拠点とする山東航空も最新鋭のB737MAXで到着しました。保有機数120機程度と中国の中ではそこまで大規模な航空会社ではないものの、最新鋭機はきっちりと入れているあたり成長度合いの早さがわかります。
_DSC4098 posted by (C)あさかぜみずほ
B-1560 / Hebei Airlines / Boeing 737-800
垂直尾翼が大韓航空に見えなくもない中国の河北航空。河北省石家荘を拠点とする、厦門航空の子会社です。中国の国内線をメインに運航している小さな航空会社ですが、わずかに国際線もこうして運航しているようです。
_DSC4116 posted by (C)あさかぜみずほ
XY-AGU / Myanmar Airways International / Airbus A319-100
ヤンゴンから乗り入れている「ミャンマー国際航空」。機体にはMAIと書かれていますが、正式な3レターはMMAです。
紛らわしいことにミャンマー・ナショナル航空(Myanmar National Airlines)というものが別に存在し、しかもそこはMMAに20%の出資をしているというよくわからない関係性…
どちらも旧首都であるヤンゴンから乗り入れてきています。
_DSC4117 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-TRA / Scoot Tigerair / Airbus A319-100
どうにも良い条件で撮影できないタイガーエア塗装…
手前にしっかりとエミレーツが写り込んでいますが、こうせざるを得ない理由もあります。ここのスポットは地上電源をあまり使わないらしく、飛行機の補助動力装置「APU」が動いたまま。そうすると機体のお尻から熱を持った排気ガスが放出され、その陽炎で後方を通る飛行機がボヤボヤになって写ってしまうのです。
エミレーツのような大きな機材だとなおさらその影響は大きくなります。
_DSC4153 posted by (C)あさかぜみずほ
9V-MGB / Silk Air / Boeing 737-800
_DSC4169 posted by (C)あさかぜみずほ
B-1275 / Shangdong Airlines / Boeing 737-8 MAX
ほとんど同じ角度から見たB737-800(上)とB737 MAX 8(下)との違いです。エンジンの取り付け位置が前に出て大口径化し、翼端のウイングレットの形状も異なったことが見て取れると思います。
とはいえ主翼の設計を除けばほとんど両者は共通で、ボーイングが特にパイロットの運用において高い共通性を謳うのがよくわかります。
_DSC4187 posted by (C)あさかぜみずほ
3B-NBM / Air Mauritius / Airbus A330-300
そろそろ移動するかぁ…なんてやっていたら来てしまったモーリシャス航空。言うまでも無くアフリカ東岸モーリシャス共和国のフラッグキャリアです。
日本でもしばしば名前の挙がるリゾートとして名高い島国モーリシャスですが、渡航者数は多くはないのか日本からの直行便はありません。香港やシンガポールで乗り継いで現地へと向かうことになります。
IMG_5194 posted by (C)あさかぜみずほ
昨日から色々と教えてくれたMuraji氏とそのご友人とはここでお別れです。彼らはクアラルンプールだったりバンコクだったりから日本へ戻るそうで、あさかぜのマニアぶりなんてまだまだ序の口であることを痛感させられます。
彼らの出国を見届けるといよいよ一人きりでのスポッティングとなります。期待半分不安半分で空港を出て外の撮影ポイントへと向かいます。