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B-18359 / China Airlines / Airbus A330-300
久しぶりに首都圏を台風が直撃しました。よりによってその日は父親のガンの手術日で休暇を取っており、結果として変わりをやってくれていた後輩が臨時で泊まるハメに…申し訳なさでいっぱいです。
成田空港も夜から朝にかけて過ぎ去った台風の影響で欠航が続出。遅延している便は3~5時間程度遅れていることもざらで、管制は混乱を極めていたことでしょう。何の気なしにFlightRadar24を見ていると、チャイナエアラインの特別塗装機が台湾・桃園を飛び立ったではありませんか。
母親の買い物を急かし、家に放り込んでから成田空港にダッシュです。
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JA305J / Japan Airlines / Boeing 737-800
台風一過にしては晴れ渡らない空。幸いにして太陽には雲がかかっていませんが、全体的に青空とはいえません。
風もまだ残っていて、時折強めの横風が着陸する飛行機をあおっていきます。
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JA06GR / Spring Japan / Boeing 737-800
去年導入されたスプリングジャパンの6号機。中国路線を中心に同社は少しずつ路線の開拓を進めています。成田は親会社の春秋航空が就航しておらず、フィーダー路線として機能させられないのが苦しいところです。
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N787AL / American Airlines, Inc. / Boeing 777-200ER
北米便もやはり遅れているようで、普段なら出発する時間帯なのにアメリカン航空が降りてきました。使う側からすれば欠航になるより、遅れても飛んでくれた方がありがたいですけどね。
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ZK-NZJ / Air New Zealand / Boeing 787-9 Dreamliner
今日のニュージーランド航空は通常のカラーリングです。この頃全身真っ黒なオールブラックスカラーを見ていませんが、成田にはあまり来ていないのでしょうか。
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9M-MUD MAS Malaysia Airlines Airbus A330-200F
機首の下にあるこぶが特徴的なA330のフレイター。A330はノーズギアが短く、地上にいるときは前傾姿勢になっています。人間は自分で移動するのでかまいませんが、貨物機として大きな荷物を積むには少々勝手が悪い。というわけで、ノーズギアの取り付け位置を下げる代わりに、収まるスペースをこぶの中に作りました。ただ下げただけじゃノーズギアが露出して、空気抵抗になってしまいますからね。
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B-5496 / Air China / Boeing 737-800
エアチャイナのB737は鼻先が黒く塗られているのが特徴です。記憶にある限り他の航空会社では見たことがありません。同じエアチャイナでもA320シリーズにはされていないので、B737の特徴といえます。
鼻先が他の機種に比べて長い分、黒く塗って反射を防いだりしているのでしょうか。
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B-16337 / Eva Airways / Airbus A330-300
エバーは去年導入されたばかりのまだ新しいA330で到着しました。
先代のイメージは残しつつ、なめらかな曲線と濃い緑色を取り入れた新塗装に変わっています。
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B-18007 / China Airlines / Boeing 777-300ER
そしてお待ちかね、チャイナエアラインの特別塗装機が到着しました。ボーイングが試験飛行機などに塗装しているオリジナルのデザインを施したもので、世界的に見てもとても珍しいカラーリングです。
一度だけ撮ったことはありますが、あのときは天気の悪い夕暮れでまともな写真とはいえませんでした。ここへ来てようやく飛んでいる姿で写真が撮れ、大満足です。同じ塗装は同社のB747-400でもやっていたことがあるそうですが、あいにくその頃は飛行機への興味がなく、見たことさえありません…
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B-2761 / Xiamen Air / Boeing 787-8 Dreamliner
チャイナエアラインの到着を見届けてからさくらの山へ移動してきました。
シャーメンこと厦門航空は、日によってB787へと大型化されることもあります。B737に比べると1.5倍以上のサイズアップですから、ずいぶんと需要が増えていることが察せられます。
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B-LNP CRK Hong Kong Airlines Limited Airbus A330-300
台湾と並んで需要がある香港路線。最多便数を誇るキャセイパシフィックをはじめ、この香港航空、LCCの香港エクスプレスなど、様々な航空会社が就航しています。
香港航空は2006年に設立された、割と新興のフルサービスキャリア。海南航空のグループ会社ですが、どこのアライアンスにも属さないがゆえに様々な航空会社とコードシェア便を運航しています。成田には1日3便乗り入れ。
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JA823A / All Nippon Airways / Boeing 787-8 Dreamliner
エンジンを特別仕様の「Trent 1000-L」へと換装しているB787-8。高地にあるメキシコシティの空港に対応するため、-9をベースにパワーアップさせたエンジンがこれです。見た目は他のエンジンと変わらないので、いちいちレジ番をチェックしないとわからないんですけどね。
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PH-BVP / KLM Royal Dutch Airlines / Boeing 777-300ER
普段であればお昼11時前に上がってしまうKLMオランダ航空のアムステルダムゆきですが、こちらも台風の影響で6時間近くの遅れとなっています。夕方の光を浴びながら離陸していくKLM機を見るのはとてもレア。
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N574FE / FedEx Express / McDonnell Douglas MD-11F
フェデックスのMD-11Fも、この頃めっきり減ってしまいました。数年前までフェデックスといえばエンジン3つが当たり前だったのに、今やB777Fの影に隠れるように細々と飛んできています。
積載量が10tも増えたのにエンジンが1つ減って整備性が上がったとなれば、B777Fへ流れるのも時代の必然です。
この機体も他の多くと同様、旅客機として導入されたものが貨物機に改造されたもの。元々はガルーダインドネシア航空に入ったものでした。
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N2140U / United Airlines / Boeing 777-300ER
すっかりなじんだユナイテッドのB777-300ER。長時間のフライトでもファーストクラスがないのは標準となりつつあり、ビジネスクラスの進歩には目を見張るものがあります。
…とはいえあさかぜは当然ビジネスクラスなんて乗ったことはないので、あくまで雑誌などの写真から感じるだけなのですが。
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B-50015 / Tigerair Taiwan / Airbus A320-200
台湾のチャイナエアライン傘下のLCCである、タイガーエア台湾。シンガポール航空が設立した本家のタイガーエアはスクートにブランド統合され、結果として本家ではない方に名前が残る変わった形態になっています。
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N30913 / United Airlines / Boeing 787-8 Dreamliner
塗り分け線が変わるだけでかなり印象が変わった、ユナイテッドのB787。B777-300ERの方が導入は遅かったものの、イメージをそろえるためか従来機と同じ塗り分け線になっています。せっかくのジャンボの後継機として華々しく登場したのに、むしろB787の方が新しく見えてしまうのはなんとなく不憫な気がします。
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A6-EET / Emirates / Airbus A380-800
軒並みヨーロッパ系統が遅れていたのとは対照的に、エミレーツ航空はほぼ定刻通り成田に到着。エコノミークラスだけで399席を配置できるのはさすがA380ですが、「奴隷船」などと揶揄されるだけあって狭さもかなりのものです。
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N344KD / Western Global Airlines / Boeing 747-400BCF
成田空港では新顔のウエスタングローバルは、2013年に設立された貨物専業の航空会社です。何より注目すべきはこの機体の出自で、元々は1992年に日本航空に導入されたものです。日本航空時代の2006年に貨物機へと改造され、経営破綻による貨物事業縮小で日本の空を離れました。その後アトラス航空を経てウエスタングローバルに渡り、再び日本へと飛んでくるようになったのです。
意外と我々に近いところで活躍していたものだったりするので、出自をたどってみるのもまたこの趣味の楽しみです。
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XA-AMR / Aeromexico / Boeing 787-8 Dreamliner
撮るものも特になくなったので、ものは試しでさくらの山へ来てみました。やはり雲は流れずに残っており、見上げてみると今ひとつな景色…
遅れていたメキシコシティゆきのアエロメヒコが離陸していきます。珍しくNから始まるアメリカ籍ではなく、XA~のメキシコ籍です。
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JA882A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner
ANAで50機目のB787を示すワンポイントマークが入っています。ずいぶん控えめなアピールです。
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N834AA / American Airlines, Inc. / Boeing 787-9 Dreamliner
最後に導入間もないピカピカのアメリカンを見上げておしまい。
_DSC5330 posted by (C)あさかぜみずほ
日没が間近になって、ようやく雲のない部分が増えてきました。明日はいい天気になりそうです。