データ通信専用の端末をiPhone6s Plusへ変えて、今までの「ARROWSで通信+iPod touchで音楽とゲーム」という環境を1台にまとめたのです。荷物も軽くなり、充電しなきゃいけない道具も減って一石二鳥。
しかし、ジャケットやコートのポケットに入れておくにはイヤホンのケーブルが邪魔。出し入れするたびに色んな所に引っかかります。ついでならと、今まで敬遠していたBluetoothイヤホンに手を出してみることにしました。
初期のBluetoothなんて電池を食うわ音質は悪いわで、電話のハンズフリーにしか使えないイメージでしたが、技術の進歩した今ではそんなこともないんだとか。
まずは入門ということで、Amazonで人気上位のこれを購入。
SoundPEATSなるメーカーのQ12というワイヤレスイヤホン。どちらかの耳にマイクも付いているので、通話も可能な様子。あさかぜの環境にはいりませんが。
購入時は¥2,100-ぐらいで、失敗しても何とか目をつむれる価格でした。
音質は十分です。まぁハイレゾならどうだかわかりませんが、元からmp3だのaacだのと圧縮された音楽を聞くわけですから違いなんて大してありません。
何と言っても利点はケーブルが絡まないこと。これが最大の目的だったわけですから、とりあえずは満足です。音量調整も曲飛ばしも、イヤホンの左右をつなぐケーブルについたリモコンから操作可能。いちいちポケットに手を突っ込んでモゾモゾやる必要はありません。
時代が進んだ機械はなんとも便利なものです。
といって感銘を受けてから10日。あさかぜは有線のイヤホンへと戻ってきてしまいました。
まず一つ、充電という作業が必要なこと。
端末を1台にまとめたところで、結局イヤホンの充電が必要になるので数は減っていません。
二つ目、音の好みの問題。
Q12の音が悪いわけではありません。ですが、仕事帰りにフラリとヨドバシカメラのオーディオコーナーに立ち寄り、久しぶりにJVCのイヤホンを試聴してみると、
「あ、俺DENONとかSONYに浮気してたけど、やっぱりJVCの音が一番好きだわ。Bluetooth…?知らねえなそんなの」
とかよくいる最低男の感想へと至ったわけです。
3つ目はタイムラグ。
とはいっても、これはデレステのような音ゲーをする時しか関係ないので、日常利用としては無視できるレベル。
4つ目にして最大の理由が、音量の調整が大ざっぱすぎること。
移動時のノイズキャンセリング程度の使い方しかしないあさかぜからすると、音量はそんな極端に大きくなくていいのです。むしろ、睡眠を妨げない程度の小さな音量で充分。
ただ、このBluetoothイヤホンは最小の音量でも大きすぎる。この半分の大きさでいいのに…
Q12に限った話かと思って職場の後輩に聞いてみると、
「Bluetoothのイヤホンとかヘッドホンってそんなもんじゃないですかね。もっと高いのを選ぶと微調整できますけど、普通のやつだと音量の幅が大きいんですよね」
ということらしいので、どれも似たようなもののようです。
調べたところ、設定の中からミュージックを呼び出し、最大音量の制限をかけてから「音量を自動調整」にすると音量の微調整が可能になるという話もありました。
確かにある程度の曲には効きますが、なぜか大音量で流れるのもあったりして、万能ではないようです。
あとは電源オンとペアリング完了の音声が耳をつんざくようにデカい、というのもマイナス点。ピッとかピッピッとかいうサウンドで知らせてくれればいいのに…
結果、ワイヤレスの利点よりも自分の好みに合致したJVCのイヤホンへと戻ってしまったわけです。
Bluetooth、使い方や好みに合致すればすごく便利でしょうけどね。