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今日も午前中は伯父伯母ともに仕事と言うことで従姉と二人で留守番。昼前になり伯母が帰宅したので、昼食を買いに出かけます。
初日に訪れたマーケットの一角にある、オレンジ色の看板。インド料理のお店です。店内で食べるにはちょっと狭いので、テイクアウトして家で食べます。
クルマを前に置くと、インド人のオジサンが注文を聞きに来ます。
クルマの中で欲しいものを言い、お金を渡せばクルマに持ってきてくれるというわけです。簡単に言えばドライブスルーのようなもの。
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左のパックに入っているのが、「チキンマサラ」。チキンカレーです。
スパイシーを選んだので、かなり辛い。
そのチキンマサラに、右の円いパックに入った「ビリヤニ」を手元で混ぜて食べます。ビリヤニはお米ですが、日本のお米と違い細長いインド米。日本のお米よりパラパラしています。
従姉も伯母もこの辛さに早々にギブアップ。辛いもの大好きな自分は調子に乗って「うまいうまい」と食べるわけですが…
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午後は「バーレーン・フォート Bahrain Fort」へ。正確には「カラート・アル・バーレーン Qal'at al-Bahrain」と言うようですが、ここでは呼びやすくフォートとします。
フォートとは砦のこと。古代に栄えたディルムン文明の砦がこの場所に置かれていたようですが、16世紀にポルトガルが再び建造した砦が現在残っています。
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まさに「砦」といった感じの構え。ちょうど一番暑い時間帯のため、ほとんど観光客はいません。
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フォートの中は順路が示されており、それに従えば一周してくることができます。ちょっとした高台の上にフォートはあるのですが、麓には博物館も併設され、そこで音声ガイドを借りてくれば詳細を知ることができるようです。
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フォートの高い場所から望む、バーレーンの海。
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そして空は真っ青。こんな青い空は見たことないというぐらいの青さです。
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このバーレーン・フォートは無料で入ることができます。
国内には何カ所かこうしたフォートがあるそうですが、ガイドブック『地球の歩き方』に掲載されている「アラッド・フォート」はBD0.2(約40円)と安価ですが入場料がかかります。
無料だからと言うこともあるかもしれませんが、場内には案内板といえるものは全くといっていいほどありません。
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麓の博物館の前には、フォルクスワーゲンの高級車が止まっていました。
建物の白さ、空の青さ、しっかりと立つヤシの木が相まって、まるでCMのような雰囲気です。
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炎天下で歩き回り、3人ともフラフラ。博物館の横にあるカフェで一休みします。
冷房が効いていて気持ちがいい…
窓から外を見ると、まるでガイドブックに載っている地中海リゾートのようです。
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レモンジュースを注文しました。一口飲んで目が覚めました。これは本物のレモンジュースです。全く甘さというものがなく、猛烈な酸っぱさが襲いかかってきます。
右に見えるのは伯母が注文したレモンウィズミントですが、こちらにも砂糖らしきものが全く入っていません。
そんな我々の表情を見かねたのか、数分後、店員がシロップを持ってきてくれました。それでも、酸っぱさが緩和されたのはほんのわずか。いかに普段飲んでいるジュースに大量の砂糖が使われているか、実感せざるを得ません。
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従姉が明日日本に帰ることを受け、ナッツを買うためにナッツ専門店へ。ナッツの専門店はシーア村の入り口のところにあるのですが、なんと石や廃材を使って封鎖されているではありませんか。
このあと大規模にデモでも起こすつもりなのでしょうか。
幾度となくこの前を通ってきましたが、クルマ1台が通れるか通れないかまでバリケードを作ったのを見たのは初めてです。住んで何年にもなる伯母ですら驚いていました。
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色とりどりのナッツが並んでいます。日本で見たことのないものもたくさんあります。いったいどれがなんなのか、どんな味がするのか、さっぱりわかりません。
日本風のおかきのようなものもありました。
どんな味がするのか気になりましたが、万が一口に合わなかった場合は悲惨なので、手を出さないでおきましょう。
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ナッツ屋のさらに奥は、大きなコンクリートの塊や廃材を使って、完全にバリケードのようなものが構築されていました。これは夕方になってくるとデモ活動が激しく行われる兆候かもしれません。
長居せず、ナッツを購入してからさっさと自宅へ帰ります。
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夜になってから、昼のチキンマサラの唐辛子が効いてきました。こうなってくると、腹痛がしてからトイレに入るということを繰り返さなければなりません。
夕食は「アル・アブラージュ」という立派なレストラン。現代風にアレンジされたアラビア建築に、美しいライトアップがなされています。
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何とも立派な食事の数々。これでもまだ全部の料理の半分ぐらいが来ただけ。フライであったりホブズ、チキンやビーフのグリル、野菜とチーズのサラダなど、盛りだくさん。
しかし自分のお腹は不安定な状況を続けており、食べたいのに食べられないという非常に苦しい、いや文字通り「痛い」状況。いつもこういうタイミングで何かしら起こすのは、自分の悪い習性です。
ちなみに、写真中央下に写っているキュウリのようなもの。実はブドウの葉っぱ。ブドウの葉っぱの中に米のようなものを詰め、香草と酢で風味をつけたもの。
…これは口に合わない。
伯母に「クセがあるから気をつけた方がいいよ」と言われておそるおそる口にしたところ、あまりに複雑かつ強烈な味に一口でギブアップ。本格的なレバノン料理の前にあえなく退散となりました。
思うように料理が食べられなかった悔しさに唇を噛みつつ、アル・アブラージュを後にしました。