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おはようございます。UAE滞在も今日が最終日。夕方頃の飛行機に乗る前に、お土産を買っておきたい。
しかしこの暑い中、メトロの駅から歩いてスークへ行くのは疲れる…ということで、バスを降りてすぐのアクセスである、シャルジャのスークにもう1度行こうと思います。
ホテルの部屋のブラインドを上げると、遙か遠くにそびえる尖塔。さすがブルジュ・ハリファ、どこからでも見えますね。
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ちなみにこれがホテルのカードキー。日本のビジネスホテルと同様、カードを部屋のドアの読み取り部にかざすと解錠できます。エレベーターに乗るときも、これをタッチしないと階数が選べない仕組み。
カードキーをフロントに返却し、「Thank you very much, sir.」と笑顔で見送られ、三晩お世話になったアル・リッガのイビスホテルをあとにします。
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アル・グベイバのバスステーションに来て気がつきました。
「あれ、今日曇ってるじゃん」
中東に来て9日目にして初めての曇天。こうなると日本人は傘の心配をし始めますが、ドバイは7~9月の平均降水量は0mm。雨の心配は一切ありません。
そして曇っていようが暑い!夏なので35度を下回ることはほぼありません。あれでもまだバーレーンの方がわずかに涼しいんですよ。
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一昨日と同様、シャルジャゆきの2階建てバスに乗り込みます。
初日はよくわからなかったので通り過ぎてしまいましたが、実はセントラルスークの目の前にバス停があります。そこで降りれば、道を渡ってすぐ。
ドバイと違って真っ青な空に、アラビア建築のセントラルスークが映えます。
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セントラルスークの内部。昼間は照明がほとんどついておらず、天井や壁の明かり窓から光を取り込んでいます。写真で見ると暗く感じられますが、実際は結構明るい。アラビアの陽光は強烈ですから。
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数カ所にある巨大なドームにも、それぞれ装飾がちゃんと施されています。手すりや壁にも装飾が施されていて、この建物は飽きません。
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ドームの窓にはご覧の通り、美しいステンドグラス。細部までぬかりなく装飾が施されているのが、伝統的なアラビア建築の様式です。もちろん例外もありますが。
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通路から見上げるとこんな感じ。左右のテラスのような場所にも店舗が並んでおり、主に絨毯などの布製品を扱っている店が多くあります。
高級品やお土産品だけでなく、生活雑貨や保険屋などもあり、日常でもそこそこ使えるスークです。
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近寄ってみると、意外とこぢんまりとした建物です。この中に何十という店が集まっているのです。
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朝から何も食べておらず空腹なので、セントラルスークの中にある自称「カフェ」で軽食を取ります。
とりあえずホットドッグとスプライトを。7Dh(140円)にしては、充実したホットドッグです。できあいのものを電子レンジで温めるのではなく、ちゃんとその場で生野菜を挟んでくれています。すごくおいしい。
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ここ数年で、シャルジャにも高層ビルが建ち並んでいるそう。隣国ドバイのベッドタウンとしてだけでなく、商工業も国の要として発展させていくようです。
さて、飲食代をまだ払っていませんが、店員のお兄さんもお皿を置いただけで立ち去ってしまいました。先に食べ終わったアラブ人を参考に、自分も食べ終わってから会計します。
「いくら?」
「何を食べたんだ?」
「ホットドッグとスプライト」
「じゃあ10Dhだ」
適当な会計です。
アラブ人以外は基本的にみんな愛想がいいので、お金を払えば笑顔で「ありがとう」と言ってくれます。アラブ人の店員はニコリともしませんがね。
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おととい来たときは止まっていた噴水が今日は動いていました。
日本であれば暑さを和らげる効果のある噴水ですが、ここでは水ではなく湯。噴水に近づくと体にまとわりつくような湿気を感じます。
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お土産は買いましたが、このまままっすぐドバイに戻ってもやることがないので、ちょっと散歩をしてみることにしましょう。
とはいえ、クソ暑い真っ昼間。気温が40度ほどもあるような中で、散歩をするほど自分の体力もありません。
適当に写真を撮って、さっさとシャルジャのバスターミナルへと向かうことにしましょう。
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ドバイとシャルジャは国が違うので、公共交通も運行元が異なります。
シャルジャのバスは、ドバイのRTAとは違いオレンジと白。バスのメーカーも異なります。
ちなみに長距離路線でも、日本のように「共同運行」ということはないようで、基本的に1社で1つの路線すべてを運行しています。
ドバイ~シャルジャ間の国際2階建てバスも、ドバイ~アブダビ間の国際高速バスも、すべてドバイのRTAによる運行。一方、シャルジャ~アブダビ間の国際高速バスはすべてシャルジャの交通局が運行しています。
…だからこそ、アブダビまでのバスに片側3ドアの路線バスを突っ込むような運用が組めるのかもしれませんね。
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アラブの伝統建築と、背後に並ぶ近代的な高層ビル。シャルジャならではの光景です。
芝生は入っていいようですが、誰も歩いた形跡がないので躊躇します。芝生はゴルフカートのようなクルマで、しっかり手入れをしていました。
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道路にカメラを向けてみます。
びっくりするほど日本車ばかり。特に中型セダンに関しては、トヨタ・カムリだけで相当なシェアを占めています。タクシーに至っては十中八九カムリですからね。
トラックも中型・小型はだいぶ日本メーカーのものが見受けられます。
大型トラックに関しては、日本メーカーはほぼゼロ。特に国をまたいで移動する大型トレーラーはボルボ、ルノー、スカニアなどの文字通り巨大なトレーラーヘッドが牽引しています。
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思いの外早くドバイに戻ってきてしまいました。バーレーンゆきの飛行機は17時に出発なので、まだまだ余裕があります。
なので、ちょっとだけメトロの設備をご紹介。
主要駅に置かれている「UAE EXCHANGE」。両替サービスです。近隣諸国だけでなく、世界各国の通貨をUAEディルハムなどに両替することができます。
もちろん日本円にも対応。ただ先日も書きましたが、中東ではなじみの薄い日本円の現金レートはあまりよくありません。インターネットでは1Dh=21円前後でも、実際は+2円ぐらいになります。
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コンビニ「ZOOM」。飲み物やお菓子、よくわからない調味料など、様々なものが販売されています。メトロの営業時間中はこのコンビニも開いているようですので、ふらっとどこかに出かける前に買い物、という場合はこのZOOMが便利。
オリジナルブランドの水は500mlで1Dh、中東ではメジャーな「masafi」は1.5Dh。それに比べると、日本でも見かける「クリスタルガイザー」は4Dhなどというとんでもない値段です。
そうそう、中東のペットボトルは質がいいとはいえません。逆さまにしていると水が漏れ出したりしますので、カバンの中に入れる際はひっくり返らないように注意した方がいいですよ。
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無人運転のドバイメトロは、安全のためにホームにはスクリーン式のホームドア。人身事故など起こりようのない構造になっているのです。
こういったことも、一から設備を作れるからこそできること。特にホームドアに関しては、すでにできてしまったシステムの中に組み込むことはなかなか難しいことなのです。
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出発3時間前ですが、チェックインしてしまいます。リュックサックを預け、肩掛けカバン1つで空港に入ります。
…しかし、入出国をしていると気になるのですが、保安検査は大丈夫なのでしょうかねぇ?X線検査機の前に座るアラブ人の係員は、画面を一切見ていませんでした。係員同士でおしゃべりに興じているだけ。
手荷物検査を通ってから気がついたのですが、自分のカバンの中にmasafiのペットボトルが入ったまま。羽田空港の国内線ですら、止められてペットボトルを開けられ、においを確かめ、機械で検査をした上で返されたというのに、ドバイの空港では何も言われず通されてしまいました。
よその国ながら心配になります。
帰りもガルフエア。写真中央あたり、GF517便のバーレーンゆきです。欠航が決まっているGF517Aというのは、どうやら乗り継ぎ客対象の便のようです。
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空港の中もさながらショッピングモールです。
食品、電気製品、ゲーム、本、衣服、お土産…などなど、ショッピング好きの人にはたまらないでしょう。ハブ空港ですので、ほぼすべてのテナントが24時間営業。経由するだけでも十分楽しめるのではないでしょうか。
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出発1時間前になって待合所の中に入ると、目の前に金色の機体。ガルフエアです。
が、これは自分が乗るのとは違う機体。写真はエンブラエルのERJ170ですが、搭乗予定はA319。乗れる人数は倍以上違います。
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来るときと同様、シートベルトサインが消えると同時に、キャビンクルーがサンドイッチと飲み物を配り始めます。往路は「水?オレンジジュース?」と聞かれましたが、帰りは有無を言わせず両方がテーブルに置かれています。おそらくドバイ往復の間に、積んだ飲食物を全部放出したいのでしょう。
隣2席は、出稼ぎとおぼしきフィリピン人の女性2人。姉妹でしょうか。余ったサンドイッチをキャビンクルーから大量にもらっていました。
そのおこぼれなのか、窓側の自分のところにもチキンサンドイッチ2つとベジタリアンサンドイッチ、さらに水とオレンジジュースが渡されました。こんなに食べきれないよ…
クルーにお礼を言いつつ、食べられなかったサンドイッチと飲み物はカバンに詰めます。
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そしてバーレーンに到着。
来るときは一悶着ありましたが、2度目の入国はスムーズ。アラブ人ではなくインド人の係員だった、というのもあるかもしれません。
ビザの申請書に必要事項を書き込み、10BD札と合わせて係員に渡すと、無言でビザ代わりのレシートとおつりの5BD札が渡されます。まったく、初入国時のすったもんだはいったいなんだったんでしょうね。
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伯父伯母宅に帰っての夕食は、なんとお刺身。
バーレーンは漁業も行われているので、生魚も食べるのだそう。本当に食べ物の豊かな国です、バーレーンは。
ブルジュ・ハリファのキーホルダーを従姉にお土産として渡し、就寝。ようやく英語だけで過ごさなければならない4日間が終わり、ほっと一安心。でもまだまだ物足りない。そんなドバイ旅行でした。