あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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タケミカヅチとサンライズ~2014年7月20日

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DSC00646 posted by (C)あさかぜみずほ

考えてみれば、幾度と無く鹿島線の北浦鉄橋には通っていたのに、乗ったことは1回もありませんでした。ならば、ちょうどいい機会だし乗ってこよう。

そんなわけで、京成津田沼駅へとやって来ました。

6番線には新京成8800形が停車中。先日、新京成は車両塗色の変更を発表したわけですが…

http://www.shinkeisei.co.jp/topics/detail.html?news_id=679

ちょっとこのセンスはねえ…

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DSC00649 posted by (C)あさかぜみずほ

すでにCI(コーポレートアイデンティティ)はこの新たなデザインになっています。

この新しいCIと現行のカラーリングでいいと思うのですが。

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DSC00654 posted by (C)あさかぜみずほ

N800形が到着。千葉ロッテマリーンズの選手がステッカーで貼り付けられています。

このN800形も新塗装に切り替えられることが発表されたわけですが、はたして8900形含め、ステンレス車体はどんなデザインになることやら…

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DSC00658 posted by (C)あさかぜみずほ

12時過ぎ、京成成田着。鹿島線に乗るのに京成で成田まで来たのは、ここからバスで佐原まで出ようと思ったから。

成田線は何度か乗っていますし、せっかくなら変わったルートで抜けてみましょうというわけです。

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DSC00659 posted by (C)あさかぜみずほ

京成成田駅。広い道路を挟んで向かい側、徒歩にして3分ほどでJRの成田駅も鎮座しています。

JRだと本数は少ないし料金も高いしで、成田へ出るなら京成のほうがずっと便利だったりします。

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DSC00660 posted by (C)あさかぜみずほ

京成成田駅から国道51号線をひたすら佐原方面に走るのが、千葉交通の吉岡経由、佐原粉名口ゆき。途中で佐原駅を経由します。

所要時間はホームページからはわかりませんでしたが、距離にして30km弱なので所要1時間程度でしょう。

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DSC00664 posted by (C)あさかぜみずほ

バスは京成成田駅を出ると成田山の参道を下っていきます。夏休みに入り、3連休ということもあり参道は大混雑。バスもソロソロと参道を降りていきます。

山門を過ぎるとようやく人通りが少なくなり、乗っている自分もなんとなくホッとします。

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DSC00668 posted by (C)あさかぜみずほ

あとはひたすら51号を北東へと進みます。

沿道にはこれといって目を引かれるものもなく、淡々と片側1車線の道路をバスは進んでいきます。

予想通り1時間で佐原駅に到着。時刻は13:24、5分ほど前に鹿島神宮ゆきが出てしまっていますが、急ぐ旅ではないので別によし。空いた時間で昼食にします。

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DSC00669 posted by (C)あさかぜみずほ

駅舎は南側にありますが、栄えているのはどちらかと言うと北側。市役所や図書館、合同庁舎など主要な施設はほぼ北側に集中しています。

その北側へ行くのは、階段だけの跨線橋だけ。駅舎はバリアフリー設備が整っていますが、駅を超えての移動はなんともバリアフルです。

次の鹿島神宮ゆきは14:31。とりあえず歩いて国道356号線へ出てみます。

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DSC00672 posted by (C)あさかぜみずほ

結局、国道沿いの松屋で定食を食べ、14時過ぎには佐原駅へと戻ってきてしまいました。

行き止まり式の0番線には、すでに鹿島神宮ゆきの209系4両が止まっています。外にいても暑いだけなので、さっさと電車に乗って発車を待ちましょう。

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DSC00675 posted by (C)あさかぜみずほ

成田線の銚子ゆきも到着。ほとんどの人は佐原で下車、鹿島線の電車に乗り継ぐ人の姿はほとんどありません。

「小さな時刻表」を持った男性2名が鹿島神宮ゆきに乗ってきました。明らかに「乗り鉄」。同業者を見つけてなんとなく恥ずかしくなります。

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IMGP9949 posted by (C)あさかぜみずほ

延方を出ると長い鉄橋を渡ります。

以前幾度と無く撮影に来ていた北浦鉄橋です。写真で撮っても長い鉄橋だと思っていましたが、実際に乗ってみるとなお長く感じられます。

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DSC00676 posted by (C)あさかぜみずほ

浦鉄橋を渡ってまもなく、佐原から25分ほどで鹿島神宮に到着。実は鹿島線はこの1つ先の「鹿島サッカースタジアム」駅まで続いています。サッカー開催日でないと降りることのできない難易度の高い駅なので、今日は鹿島神宮でそのまま降ります。

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DSC00678 posted by (C)あさかぜみずほ

本来ならば鹿島サッカースタジアムが会社境界となる鹿島臨海鉄道の列車も、全てがこうして鹿島神宮駅まで乗り入れてきます。

その鹿島臨海鉄道の列車も通常は鹿島サッカースタジアムを通過します。

ちなみに貨物列車は鹿島サッカースタジアム鹿島臨海鉄道と引き継ぐため、すべて鹿島神宮駅を通過して鹿島サッカースタジアム駅まで走っています。

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DSC00684 posted by (C)あさかぜみずほ

地味な駅舎。

ちなみに鹿島線Suicaエリアからも外れるため、ICカードの利用は基本的にできません。一応、Suicaエリアから来てしまった時のために精算処理はできるようですが、手間が煩雑になるのでオススメしません。

この時もICカードの処理を待つ人が長い列を作っていました。

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DSC00682 posted by (C)あさかぜみずほ

電車は1時間に1本程度しか運転されませんが、10~20分間隔で高速バス「かしま号」が東京駅と鹿島神宮駅の間で走っています。都内から鹿島神宮へ出るならこのバスが圧倒的に便利。

鹿島神宮まで来たのはこのバスに乗ることも目的だったのですが、その前に肝心の「鹿島神宮」へ参詣します。

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DSC00686 posted by (C)あさかぜみずほ

駅前のレンガで舗装された急な坂をえっちらおっちら登ること15分、鹿島神宮に到着。

紀元前660年に創建された、関東最古の神社。「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」を祀っています。国家を守る神、勝利の神、武術の神として今もなお強力なパワースポットとされています。

2011年の東日本大震災の時に鳥居が崩壊してしまいましたが、今年9月の式年大祭に合わせてご覧のとおり木の大鳥居が立てられました。

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DSC00687 posted by (C)あさかぜみずほ

表参道と楼門。元の楼門は1634年に奉納されたものです。

昭和15年に丹塗りとなり、昭和40年台に銅葺きとなって現在の姿に至ります。「日本三大楼門」の1つです。

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DSC00688 posted by (C)あさかぜみずほ

こちらは拝殿。

正装をした人たちが何人もいるので、結婚式でも行われるのでしょう。邪魔にならないように奥の方へ進みます。

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DSC00690 posted by (C)あさかぜみずほ

木々がそびえる参道を奥へと進みます。

以前訪れた出雲大社と異なり、左右に立ち並ぶ木々からなんとなく威圧感すら感じるほど。

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DSC00693 posted by (C)あさかぜみずほ

鹿島神宮の神の使いは「シカ」。30頭ほどの日本鹿が鹿島神宮の鹿園で保護されています。

シカの角のことをアントラーといいます。そのアントラーが由来となったのが、サッカーチーム「鹿島アントラーズ」というわけです。

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DSC00695 posted by (C)あさかぜみずほ

日本の国歌にも歌われる「さざれ石」が鹿園のすぐ横に。

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DSC00698 posted by (C)あさかぜみずほ

奥宮(おくのみや)。武甕槌命の荒ぶる魂を祀っている場所です。

パワースポット紹介のウェブサイトによれば、勝気とエネルギーをもたらす強力なパワースポットなんだとか。

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DSC00705 posted by (C)あさかぜみずほ

奥宮より更に進めば、大地震を起こすナマズを押さえつけているという「要石」へと至ります。実際に見てみると、「あ、これ?」となると思いますので、ご自身でどうぞ鹿島神宮へ行ってみてください。

奥宮の正面にある道路を下りて、「御手洗池」へと向かいます。

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DSC00707 posted by (C)あさかぜみずほ

「おてあらい」ではなく「みたらし」。

推進が胸元を越えることなく、しかも誰が入っても同じ深さの池と言い伝えられています。

また干ばつがあっても池の水が枯れることがなく、鹿島神宮の不思議に数えられています。

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DSC00711 posted by (C)あさかぜみずほ

歩きまわって疲れました。鹿島神宮駅に戻れば売店の1つでもあるかもしれません。「甘いものでも食べようかな」なんて思いながら、来た時通ったレンガの急坂を降ります。

参道から外れているからか、道沿いは営業中の店もほとんどなく、寂しい道です。

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DSC00714 posted by (C)あさかぜみずほ

鹿島神宮駅を目前としたところに、塚原卜伝生誕の地がありました。

いつぞやNHKBS時代劇でも取り上げられた塚原卜伝。戦国時代の鹿島に生まれた剣聖で、刀が原因で傷を負ったことは一度もないのだとか。

http://city.kashima.ibaraki.jp/info/print.php?no=3389

ここに少しばかり紹介が載っています。

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DSC00716 posted by (C)あさかぜみずほ

鹿島神宮駅に戻ってきました。駅なら売店があるだろうという考えは甘かった…

あるのは飲み物の自動販売機と、アイスの自動販売機だけ。時間的にもまだ早いので、アイスを食べながらボーッとバスを待つことにします。

待つと言うより、本数はかなりあるのでアイスを食べながら見送る感じ。

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DSC00718 posted by (C)あさかぜみずほ

16:30の便が東京駅までノンストップの直行便ですが、今夜の予定を考えて早く行っても仕方がない。写真の16:10発も見送り、16:20発に乗車します。

16:20発は関東鉄道が運行する多停車タイプ。「直行便じゃないですけどいいですか?」とわざわざ運転士さんが尋ねてくれましたが、「ノンストップじゃ無くて大丈夫です」と答えて後ろの方の席へ。

時刻表上では所要時間2時間20分。三連休中日の夕方ですから、おそらく途中で渋滞にハマってそれ以上かかることは確か。

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DSC00721 posted by (C)あさかぜみずほ

バスは鹿嶋市内を右へ左へ進みます。途中、車窓に大きなアンテナが。独立行政法人情報通信研究機構」が所有する「鹿島宇宙技術センター」です。東京オリンピックの国際衛星中継を成功させた施設で、現在はモバイル情報通信などの研究を行っているんだとか。

写真に見えているのは衛星通信実験庁舎。車窓の右側には34mと11mのパラボラアンテナがありますが、残念ながら写真は撮れませんでした。

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DSC00722 posted by (C)あさかぜみずほ

海沿いに近づいてくると、今度は工場群が見えてきます。バスはこのうち、新日鐵住金の鹿島製鉄所の前に停車します。「鹿島製鐵所前」というバス停ですが、今日が休日だからか誰も乗ってきませんでした。

鹿島セントラルホテルと水郷潮来に停車すると、バスは東関東自動車道を東京方面へと向かいます。

見慣れた東関道の景色にすっかり眠くなってしまいました。

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DSC00725 posted by (C)あさかぜみずほ

目が覚めるとバスは新習志野駅付近を走行していました。水郷潮来ICの案内通り、湾岸市川までは渋滞しているようです。しかも空模様はどんどん暗くなり、いわゆる「ゲリラ豪雨」が発生しそうな雲行きです。

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DSC00727 posted by (C)あさかぜみずほ

都内に入る頃には窓を叩きつけるような強い雨に。バスは盛大に水を跳ね上げて隣のクルマに引っかけています。稲妻もピカピカ光り、完全にゲリラ豪雨の様相。

予定時刻より10分ほどの遅れで東京駅日本橋口に到着する頃には、雨はもうやみつつありました。

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DSC00728 posted by (C)あさかぜみずほ

八重洲口とは少し離れたところにある日本橋口。「かしま号」は日本橋口に到着し、八重洲口から発車していきます。

ちょうど駅に踏み込んだタイミングで、

東海道新幹線は、品川~新横浜間の大雨の影響で運転を見合わせます」

という放送が。在来線は動いているようなので、今後の予定には影響なさそうです。

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DSC00730 posted by (C)あさかぜみずほ

とりあえず腹ごしらえをします。八重洲口近くの「越後そば」で月見そばとちくわ天を注文。

立ち食いそば屋ですが、壁側にはスツールも置いてあるので、一応は腰掛けて食事ができるようになっています。

キャラクターストリートをウロウロしてから、同期や先輩と落ち合うために、改札内の「銀の鈴広場」でひたすら待ちます。

東海道新幹線が止まっているので広場もかなりごった返していましたが、30分ほど経って動き始めるとだいぶ空間ができました。

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DSC00738 posted by (C)あさかぜみずほ

さて、先輩のYさん、同期のプーさんと合流し、東京駅の9・10番線に上がってきました。

今回の旅のメインはこれから。鹿島神宮は前哨戦です。

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DSC00742 posted by (C)あさかぜみずほ

寝台特急サンライズ瀬戸」。東京発で唯一残っている夜行列車です。

幾度となく夜行高速バスに乗ってきたあさかぜですが、本格的な寝台列車に乗るのはいつ以来でしょう。

…もはや、今は亡き祖父母の家に行くために乗った「みずほ」や「はやぶさ」の時代。少なくとも15年は前の頃です。

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DSC00746 posted by (C)あさかぜみずほ

思い出と悲しみに耽りながら、E217系の快速「アクティー」の車内で待っていると、ミュージックホーンとともに285系14両編成で到着。

先頭の7両が「サンライズ瀬戸」高松ゆき、後ろ7両が「サンライズ出雲出雲市ゆきです。

夏休みの始まった直後の三連休ということもあってか、この日は満室。Bソロの狭い通路がごった返します。寝台列車ってこんなに需要があったんですねぇ。

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DSC00755 posted by (C)あさかぜみずほ

B寝台ソロの奇数室は下段。

話には聞いていましたが、いざ実際に乗ってみるとびっくりするほど狭い。他の個室寝台は2階建て車両に配置してあるため天井も高いのですが、「ソロ」に限っては平屋の車両。そのため出入り口付近以外では立ち上がることもできません。

当然テーブルなどもあるわけないので、近くにあるミニサロンに移動して3人で乾杯と相成りました。

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DSC00758 posted by (C)あさかぜみずほ

1日歩き回って疲れたので、熱海到着前に早々と就寝の態勢に。

とベッドで横になりますが、カーテンを上げたままだとホームの照明は眩しいし、自分の寝っ転がっている姿は丸見えだしで「居心地」はなんとも微妙です。

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DSC00760 posted by (C)あさかぜみずほ

とはいえ、夜行高速バスなどと違って「横になって移動できる」というのは大きな利点。疲れの度合いも全然違います。

熱海を発車。「おやすみ放送」が流れ、いよいよ列車は深夜走行へと入ります。