※時間が経ちすぎて記憶が曖昧なため、写真と簡単な解説のみ掲載します※
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1週間にわたり居座り続けた、熊本県玉名市をあとにして東京へと戻ります。この日も朝一番の新幹線で熊本へ。
わざわざ祖母が早起きして、お手製のサンドイッチを持たせてくれました。どこかの車内で食べることにします。
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便利な新幹線。ほとんどこの周辺の人は使っていないようですが…
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熊本に到着。今日は豊肥本線ではなく、鹿児島本線で少し南下します。
815系の普通列車八代ゆき。新幹線で新八代まで行っても良かったのですが、青春18きっぷがもったいないので普通列車を利用します。
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八代から乗り換えて、肥薩線へ。人吉ゆきのワンマン列車は、なんと「いさぶろう・しんぺい」に使用されている車両。送り込みを兼ねているようです。
もちろんただの普通列車なので、指定席料金などは一切不要。
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立派な駅舎の坂本駅。まだ朝早いため誰も乗り降りする人はいません。
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サンドイッチを開けます。包みと車両の雰囲気がすごくいい具合にマッチします。
…まさかこれが祖母の最後の手料理になるとは、この時思いもしませんでしたが。
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すれ違う八代ゆき普通。平日の朝ですが、向こうの列車はほとんど乗っていません。
いったいこの区間はいつ乗車されているのでしょう。
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受験の弦担ぎとして名前を売る「一勝地」駅。合格祈願などのお守りや、この先の真幸駅との乗車券「一生(一勝)幸せきっぷ」なるものが販売されているそう。
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終点、人吉駅に到着。列車はこのまま「いさぶろう1号」とはならず、一旦車庫に引き上げます。
荷物を抱えて車両から降り、再度の入線を待ちます。
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人吉から湯前まで、第三セクターのくま川鉄道が伸びています。元国鉄の湯前線。人吉から湯前までの約25kmを運行しています。
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一度車庫に引き上げた「いさぶろう・しんぺい」が戻ってきました。改めて「いさぶろう1号」として吉松ゆきとなります。
とはいっても、発車時刻まではまだかなりの時間があります。座席も指定してあって座れないということはないので、車内に荷物をおいて一旦駅から出ます。
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人吉駅駅舎。くま川鉄道は人吉温泉駅と名乗っていますが、同じ構内にあります。
駅前には店舗などもあるわけではなく、ひっそりとしています。
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駅の裏にある旅行代理店のパンフレットを置くラックには、未だに古いJALのロゴがついたままでした。あさかぜが幼い頃に日本と中国を行き来していたのは、このロゴの飛行機でした。
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3月はひな祭り。ということで、駅構内には立派なひな壇とひな人形が飾られていました。
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車内に入ります。車両の中央部分には、外の景色が眺められる大きな窓とカウンターが用意されています。握りが付いている辺り、鉄道車両らしいですね。
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接続を取る特急「くまがわ」が到着。車両が共通運用であるため、「九州横断特急」のキハ185系が使用されています。
「くまがわ」はそのまま折り返して「九州横断特急」となり、3日前に通った宮地へと向かいます。
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「いさぶろう1号」はゆったりと肥薩線を進みます。最初の停車駅は「大畑(おこば)」。観光列車ということもあり、各駅で停車時間が取られ、自由に車両や駅舎を見て回れるようになっています。
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車内ではアテンダントによって、肥薩線にちなんだグッズの展示や販売が行われていました。
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大畑駅を進行方向逆向きに発車し、また方向転換。大畑駅を右下に見ながら、列車は高さを上げていきます。
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山肌をグルリと1周する「ループ線」。これで高さを稼ぎ、先ほど通った大畑駅がより低い場所に見えるようになりました。
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矢岳駅着。ここでも数分の停車時間が取られます。
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時代を感じさせる古風な駅舎。
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駅の横には車庫が整備され、ここで活躍していた蒸気機関車、D51 170号機が眠っていました。
この隣で眠っていた8620形58654号機はいまここにありません。復元工事が行われ、「SLあそBOY」として復活。現在も大修理を経て、「SL人吉」として運行されています。
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川内を回る海沿いのルートが完成するまで、鹿児島を結ぶメインルートだった肥薩線。
この矢岳駅には駅弁売もいたそうですが、1日3往復だけが走る今の姿からは全く想像がつきません。
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今日も晴れてはいますが、見通しがききません。遠くの方に見える霧島連山も霞んでしまって、残念ながらはっきりは見えませんでした。
景色の開けるポイントで一時停止し、アテンダントさんが案内を入れてくれます。
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真幸駅に到着。先ほどの一勝地駅と併せて縁起のいい駅名として売り込みされています。
ホームには鐘が下げられていて、誰でも鳴らせるようになっています。鳴らすと幸せになるとか何とか。
縁起のいい駅名ですが、昭和47年には豪雨による土石流で一体の集落を飲み込み、結果としてこの駅の周辺は無人地帯となりました。2012年の平均乗降人数は1日2人。
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側面の窓は天井にも達しており、車内から広々と景色を渡せます。
こういった大きな穴を開けることができるのも、キハ40系の頑丈な車体ゆえでしょうか。
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35kmを1時間15分近くかけて、終点の吉松に到着。
向かい側には鹿児島中央ゆきの特急「はやとの風」が待機していましたが、青春18きっぷのあさかぜは特急には乗れません。その後の普通列車を待ちます。
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隼人ゆき普通列車に乗車。国分での接続の悪さを考えると、多少お金を使ってでも「はやとの風」に乗っておけばよかった気はしなくもありません。
まぁ車両は特急も普通もどちらもキハ40系。大きな差はありません、ということにしておきます。
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歴史ある駅舎で有名になった嘉例川駅。鹿児島県内では同じ肥薩線の大隅横川駅と並んで最古の駅舎です。
少し降りてみたいところですが、残念ながら普通列車は有無を言わせずすぐに発車。
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吉松で約40分、隼人で20分、これだけで1時間の待ち合わせです。
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817系の普通列車で鹿児島中央に到着。記憶にある限り、初めての鹿児島県。
幼少期は寝台特急「はやぶさ」の西鹿児島ゆきに乗ってはいましたが、いつも大牟田で降りていたので鹿児島県には入ったことがないのでした。
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九州新幹線の開業時に駅名を変えた「鹿児島中央駅」。元から鹿児島駅よりも西鹿児島駅の方が栄えていたので、当然といえば当然の駅名変更でした。
駅前から市電に乗り、鹿児島市営の桜島フェリーの乗り場へ向かいます。
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1000形は純国産では初めての超低床車。アルナ車両の「リトルダンサー」シリーズ初期の車両です。
市電で少し行った天文館の辺りが鹿児島の中心繁華街。多くの人が乗り降りして賑やかです。
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鹿児島市船舶局が運航する桜島フェリー。3.5kmを15分で結ぶ、24時間運航のフェリーです。このフェリーで少しばかり桜島に足を伸ばします。
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単純に桜島を結ぶ需要のみならず、大隅半島全域への最短ルートとなる桜島フェリー。日中でも15分ぐらいの間隔で頻発しています。
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桜島フェリーといったらこれ、「やぶ金うどん」。割れないようにプラスチックの器に入っているところが、何ともフェリーらしい。
うかうかしているうちに対岸に着いてしまうので、さっさと食べねばなりません。それがやぶ金うどんの文化(?)。
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目前に桜島が迫ってきます。硫黄くさいかと思ったらそうでもありません。
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あっという間に桜島港が目の前に。出港直後の船とすれ違い、こちらの船も入港。前後両方に進めるため、ぐるりと方向転換せずにまっすぐ入ります。
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料金は人もクルマも桜島側で払うシステム。150円を運賃箱に投入し、桜島に上陸です。
で、そのままターミナル内に戻ります。実を言うと時間がないのです。今日中に宮崎に着かねばならないので、再びフェリーに飛び乗って鹿児島へ。
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うどんは往路で食べたので、復路は景色を楽しむことにします。暖かな陽光の差し込む展望座席に座って15分。鹿児島に戻ってきました。
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再び鹿児島中央から東進します。
先にも書いたとおり青春18きっぷ利用者ゆえ、特急には乗れません。大好きな787系が目前に現れても、これに乗ることはできないのです。
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ひたすら817系で宮崎へ。革張りのクッションで座り心地は悪くありませんが、やはり長時間は堪える…
真っ暗になってからようやく宮崎に到着。
降りると大学の先輩が待っててくださいました。おいしい鳥料理をごちそうになり、そのまま先輩のご自宅に宿泊。大変お世話になりました。