※時間が経ちすぎて記憶が曖昧なため、写真と簡単な解説のみ掲載します※
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大牟田駅。炭鉱の町として栄えた場所ですが、その三井三池炭鉱も1997年に閉山。わずかに残った炭鉱鉄道は、現在も三井化学専用線として生きながらえています。
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色あせた大牟田駅の周辺案内地図。よく見ると大牟田市をグルリと囲むようにして走っていた炭鉱鉄道の線路が、そのまま地図に残されています。
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大牟田駅からバスで10分ほど、イオンモール大牟田へとやって来ました。
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どこにでもあるイオンの建物の中の、どこにでもあるようなフードコートのお店でお昼ごはんを食べます。
ちなみにこの日は大学の卒業発表の日で、もし単位が足りず卒業ができない状況だったら慌てて東京へ戻らねばならないところでした。朝から食べ物が喉を通らず、卒業発表後急激にお腹が空いたのでした。
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あくまでイオンは昼食の場所で、本当の目的地は大牟田の石炭産業科学館。
石炭を中心とするエネルギー資源について取り上げている科学館です。
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地下に張り巡らされていた坑道。いくつかの坑口があり、一部は現在も重要な文化財として残され、ユネスコ世界文化遺産の暫定リストにも記載されています。
地下深くまで石炭を掘るための坑道、と聞くだけで恐怖感を感じなくもありません。
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館内は平日ということもあってか、あさかぜ以外の来館者がいません。出入口のお姉さんも手持ち無沙汰な感じ。
左側に坑道へのエレベーターを模した部屋があります。ここを通ると、坑道内を再現した展示ゾーンへと入っていきます。
このエレベーターは結構本格的で、大きな音を立てながら扉が閉まり、「ゴウンゴウン」と振動します。薄暗い部屋の前後を扉に閉ざされ、なかなかの恐怖感。精神衛生上いいとは言えません。
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最前線で石炭を削り取る「コンティニュアスマイナー」。近くのボタンを押すと、実際に機械の先端のドリルが轟音を立てて回転します。
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こちらも石炭を削り取る「ホーベル」という機械。
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炭鉱に入る人を輸送する人車。小さい坑道に入っていくため、車両もかなり小振りです。自分の身長よりも低いぐらい。
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運転席には運転士の人形も座っていました。想像以上に狭苦しい空間です。
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ドリルの先端に書かれた「三井三池」の文字。
ちなみに実際に石炭を削り取る際は水が撒かれていたそうです。というのも削りとった石炭の粉(炭塵)が舞い散ると、何かの表紙に火花が散った際に爆発するからです。実際に1963年にはこの三井三池炭鉱の三川坑でこの事故が発生し、死者458人が出る凄惨なものとなりました。
実際にこの事故の新聞記事がホール内に展示されていますが、言葉では言い表せないぐらい悲惨な様子が伝わってきます。
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左側に見える油圧の巨大な足は「シールド枠」。この枠1台で実に600トン以上もの重さを支えます。石炭を削り取る機械の前進と共にシールド枠も前進し、坑道が崩れないようにしているのです。
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左右に移動しながら幅広いエリアを削るドリルカッター。ベルトコンベアがセットで用意され、削りとった石炭をそのまま運んでいくようになっています。
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初期の頃、石炭を輸送するのに使用していた蒸気機関車。
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外にも実物のシールド枠が無造作に置かれていました。風雨にさらされて錆び付いていますが、存在の物々しさは抜群。
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石炭輸送に使われていたであろうトロッコ。地元の子供達でしょうか、ただのラクガキではないようですが…
石炭を入れる桶の部分が逆さまに回転して、石炭を落とす構造になっているようです。
映像を流すホールもあったりして、個人的にはかなり充実した時間を過ごせた科学館でした。また機会があったら改めてじっくりと展示を眺めたい場所でした。