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あさかぜはこのまま北海道へと足を延ばします。11:30発、特急「スーパー白鳥」11号の函館ゆき。ここまで来たので、木古内から江差線に乗ることにします。
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青森駅を出るとすぐ、活躍を終えた651系や211系が留置されていました。
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座席テーブルには、青函トンネルの通過予定時刻が記載されています。
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JR東日本とJR北海道の境界、新中小国信号場を出ると、進行方向左側から立派な高架線が合流してきます。建設中の北海道新幹線です。
ここから青函トンネルを越えて木古内駅の手前まで、新幹線との共用区間になります。
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肝心の青函トンネルはこれといって特筆することもなく…
3分ほど遅れて木古内に到着し、接続を待っていた江差線の普通列車へ。平日だというのに座席が埋まるほどの混雑。皆さん何の職業をしているんですかねぇ…?
1時間半ほどで終点の江差に到着。
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どんよりとした天気。個人的には雪で白い景色を想像していましたが、刈り入れの終わった茶色い景色が広がるのみ。うーん。
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駅前からは鉛色の海が見えます。江差からは奥尻島に向けてフェリーが出ています。
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新幹線の建設・開業に伴い、江差線も来年4月に廃止が決まっています。五稜郭~木古内間が江差線所属だった為にかろうじて生き残った木古内~江差間もいよいよ終焉が迫っています。
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折り返し、江差を発車。今にも雨か雪の降りそうな雲行きですが、ところどころから太陽の日差しが差し込みます。
しかしまあ、車内には落ち着きのない人の多いこと。あさかぜの向かいに座る中高年男性もカメラ片手に、ずっと立ったり座ったりを繰り返しています。
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お腹が空きました。向かいの男性も日本酒を開け始めたので、あさかぜも青森駅で買った「ほたて弁当」を食べることにします。
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ホタテが5つ入っており、味付けは2種類。照り焼きと塩バターです。個人的には照り焼きの味が好きですね。
函館でも駅弁があるので、またご当地海産物の入ったものを選ぶとしましょう。
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お弁当を食べてから寝ているうちに、列車は木古内に到着します。函館ゆきですが、時間がないので特急「スーパー白鳥」で先を急ぎます。
来るときは急いでいて見られませんでしたが、木古内駅の横には新幹線の立派な駅舎ができあがっていました。
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駅には2015年の新幹線開業を知らせる看板が立ち、駅前もそれに向けた改良が進んでいました。
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行き違いの関係か、警報機もない小さな踏切を跨いで「スーパー白鳥」が止まりました。
少し離れたところには新幹線の線路が。すでに架線も張られ、いよいよ試運転が近づいていることを実感します。
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時刻はまだ15時ですが、北側にあるからなのか、雲が厚いからか、薄暗くなった函館駅。ホームには冷たい雨粒が吹き込んできます。
この日はほとんどの「スーパー白鳥」が増車されていました。19号のお尻についていたのは785系。札幌と旭川を結ぶ「スーパーホワイトアロー」で運行していた車両の一部で、現在は「スーパー白鳥」の黄緑色に雰囲気を合わせられて活躍しています。
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785系は青森側でのみ先頭に立ちます。運転台がないため、必ず函館側にはご覧の通り789系がつきます。
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函館からはキハ281系の特急「スーパー北斗」に接続。出火事故やら何やらの影響で、函館~札幌間は速度を落として運行しています。
最速3時間ちょうどという韋駄天ぶりは、今のところ体験できないわけです。
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このまま札幌まで行きたいところですが、それでは今日中に東京まで戻れなくなってしまいます。
小腹も空いたことですし、駅弁でも…と思っていたら、海産物を使った弁当はことごとく売り切れ。おそらく少し前にいたジーチャンバーチャンの団体が買っていってしまったのでしょう。
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わずか1時間弱の滞在時間で函館をあとにします。
駅の横には運行を見合わせている「北斗」用のキハ183系が何両も止められていました。彼らはいつになったら営業運転に復帰するのでしょう?
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まもなく日が暮れそうな感じになり、晩酌をしたくなる時間がやってきました。
…というわけで、北海道限定のビール「サッポロクラシック」をオープン。ああうまい。
青函トンネルに入るといよいよ何も見えなくなり、もはや寝るしかなくなります。
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蟹田あたりで目を覚ますと、もう外は完全に真っ暗。青森で進行方向を変えると、すぐに終点新青森に到着です。
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いよいよここから新幹線で一直線。速いのは18:24に出る「はやぶさ」で、東京まではわずか3時間。
ですが、あさかぜはあえて30分多くかかる、後続の「はやて」48号に乗ります。
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せっかく「鉄道車両のファーストクラス」を標榜する快適な空間を、30分も短く過ごしてしまうのはもったいない!
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レカロ製の電動シートは至れり尽くせりです。
リクライニングは電動なのはもちろん、背もたれが傾くのにあわせ座面が前に出、レッグレストが上がってきます。
右側には食べ物をおける大きめのテーブルと、小さなカクテルテーブルの両方を用意。テーブルの下にはコンセントがあります。
右側から飛び出すのは、手元を照らすライト。
魅力的なのは、メニューに載っているドリンクは飲み放題ということ。
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照明やフタつきの荷物棚も相まって、確かに飛行機の上級クラスのような雰囲気です。自分がすごく場違いに思えてきますが、乗ってしまった以上とことん堪能しましょう。
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ドアの横にはグランクラスを示すマーク。車内に入るとアテンダントのお姉さんが出迎えてくれます。
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発車するとすぐに、アテンダントさんが軽食とドリンク、おつまみのオーダーを取りに来ます。
軽食は和洋から選べるので、洋風を注文。普通はワインを選ぶところですが、日本酒が飲みたいところだったので日本酒を選択。
軽食とお酒でご機嫌になります。
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…ですが、やはりお腹がいっぱいにならない。そもそも函館で買うはずだった駅弁が買えていないのです。しからば車内で食べるしかない。
気が引けるところですが、思い切って座席右側の呼び出しボタンをおします。アテンダントを呼ぶボタンがあるあたりも飛行機風ですね。
アテンダントさんに「とりめし弁当」を注文し、ついでに日本酒も追加。
食べ終わるとしばらくして、弁当のゴミも片付けてくれました。至れり尽くせりです、本当に。
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仙台着。笹かまぼこや、どらやき、牛タンなどといったグルメの都市。
座席を目一杯リクライニングさせながら、「仙台のグルメも車内販売しないかなぁ」なんて思っているうちに寝てしまったようです。仙台を発車した記憶すらありません。
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「お客様、お客様」
とアテンダントさんに起こされると、もう東京到着寸前。悔しいことに仙台から丸々寝てしまっていました。
慌てて座席を起こし、荷物をまとめていると東京に到着。後ろ髪を引かれる思いでグランクラスに別れを告げました。
すばらしい乗り心地だったグランクラス。次はメニューや車内サービスなど、もっともっと堪能したい。いつかまた機会とお金があったら乗ってやるぞと、そんな気持ちにさせる3時間半でした。