あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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ふらっと青函トンネルを抜けてみた(後編)

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DSCN3112 posted by (C)あさかぜみずほ

あさかぜはこのまま北海道へと足を延ばします。11:30発、特急「スーパー白鳥」11号の函館ゆき。ここまで来たので、木古内から江差線に乗ることにします。

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DSCN3113 posted by (C)あさかぜみずほ

奥羽本線普通列車の遅れを拾って4分ほど遅延。

青森駅を出るとすぐ、活躍を終えた651系や211系が留置されていました。

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DSCN3119 posted by (C)あさかぜみずほ

座席テーブルには、青函トンネルの通過予定時刻が記載されています。

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DSCN3121 posted by (C)あさかぜみずほ

JR東日本JR北海道の境界、新中小国信号場を出ると、進行方向左側から立派な高架線が合流してきます。建設中の北海道新幹線です。

ここから青函トンネルを越えて木古内駅の手前まで、新幹線との共用区間になります。

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DSCN3125 posted by (C)あさかぜみずほ

肝心の青函トンネルはこれといって特筆することもなく…

3分ほど遅れて木古内に到着し、接続を待っていた江差線普通列車へ。平日だというのに座席が埋まるほどの混雑。皆さん何の職業をしているんですかねぇ…?

1時間半ほどで終点の江差に到着。

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DSCN3127 posted by (C)あさかぜみずほ

どんよりとした天気。個人的には雪で白い景色を想像していましたが、刈り入れの終わった茶色い景色が広がるのみ。うーん。

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駅前からは鉛色の海が見えます。江差からは奥尻島に向けてフェリーが出ています。

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DSCN3129 posted by (C)あさかぜみずほ

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新幹線の建設・開業に伴い、江差線も来年4月に廃止が決まっています。五稜郭木古内間が江差線所属だった為にかろうじて生き残った木古内江差間もいよいよ終焉が迫っています。

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DSCN3132 posted by (C)あさかぜみずほ

折り返し、江差を発車。今にも雨か雪の降りそうな雲行きですが、ところどころから太陽の日差しが差し込みます。

しかしまあ、車内には落ち着きのない人の多いこと。あさかぜの向かいに座る中高年男性もカメラ片手に、ずっと立ったり座ったりを繰り返しています。

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DSCN3137 posted by (C)あさかぜみずほ

お腹が空きました。向かいの男性も日本酒を開け始めたので、あさかぜも青森駅で買った「ほたて弁当」を食べることにします。

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DSCN3139 posted by (C)あさかぜみずほ

ホタテが5つ入っており、味付けは2種類。照り焼きと塩バターです。個人的には照り焼きの味が好きですね。

函館でも駅弁があるので、またご当地海産物の入ったものを選ぶとしましょう。

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DSCN3143 posted by (C)あさかぜみずほ

お弁当を食べてから寝ているうちに、列車は木古内に到着します。函館ゆきですが、時間がないので特急「スーパー白鳥」で先を急ぎます。

来るときは急いでいて見られませんでしたが、木古内駅の横には新幹線の立派な駅舎ができあがっていました。

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DSCN3145 posted by (C)あさかぜみずほ

駅には2015年の新幹線開業を知らせる看板が立ち、駅前もそれに向けた改良が進んでいました。

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DSCN3146 posted by (C)あさかぜみずほ

行き違いの関係か、警報機もない小さな踏切を跨いで「スーパー白鳥」が止まりました。

少し離れたところには新幹線の線路が。すでに架線も張られ、いよいよ試運転が近づいていることを実感します。

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DSCN3151 posted by (C)あさかぜみずほ

時刻はまだ15時ですが、北側にあるからなのか、雲が厚いからか、薄暗くなった函館駅。ホームには冷たい雨粒が吹き込んできます。

この日はほとんどの「スーパー白鳥」が増車されていました。19号のお尻についていたのは785系。札幌と旭川を結ぶ「スーパーホワイトアロー」で運行していた車両の一部で、現在は「スーパー白鳥」の黄緑色に雰囲気を合わせられて活躍しています。

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DSCN3153 posted by (C)あさかぜみずほ

785系は青森側でのみ先頭に立ちます。運転台がないため、必ず函館側にはご覧の通り789系がつきます。

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DSCN3152 posted by (C)あさかぜみずほ

函館からはキハ281系の特急「スーパー北斗」に接続。出火事故やら何やらの影響で、函館~札幌間は速度を落として運行しています。

最速3時間ちょうどという韋駄天ぶりは、今のところ体験できないわけです。

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DSCN3155 posted by (C)あさかぜみずほ

このまま札幌まで行きたいところですが、それでは今日中に東京まで戻れなくなってしまいます。

小腹も空いたことですし、駅弁でも…と思っていたら、海産物を使った弁当はことごとく売り切れ。おそらく少し前にいたジーチャンバーチャンの団体が買っていってしまったのでしょう。

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DSCN3158 posted by (C)あさかぜみずほ

わずか1時間弱の滞在時間で函館をあとにします。

駅の横には運行を見合わせている「北斗」用のキハ183系が何両も止められていました。彼らはいつになったら営業運転に復帰するのでしょう?

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DSCN3167 posted by (C)あさかぜみずほ

まもなく日が暮れそうな感じになり、晩酌をしたくなる時間がやってきました。

…というわけで、北海道限定のビール「サッポロクラシック」をオープン。ああうまい。

青函トンネルに入るといよいよ何も見えなくなり、もはや寝るしかなくなります。

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DSCN3169 posted by (C)あさかぜみずほ

蟹田あたりで目を覚ますと、もう外は完全に真っ暗。青森で進行方向を変えると、すぐに終点新青森に到着です。

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DSCN3171 posted by (C)あさかぜみずほ

いよいよここから新幹線で一直線。速いのは18:24に出る「はやぶさ」で、東京まではわずか3時間。

ですが、あさかぜはあえて30分多くかかる、後続の「はやて」48号に乗ります。

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DSCN3172 posted by (C)あさかぜみずほ

その目的はこれ。E5系の「グランクラス」。

せっかく「鉄道車両のファーストクラス」を標榜する快適な空間を、30分も短く過ごしてしまうのはもったいない!

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DSCN3173 posted by (C)あさかぜみずほ

レカロ製の電動シートは至れり尽くせりです。

リクライニングは電動なのはもちろん、背もたれが傾くのにあわせ座面が前に出、レッグレストが上がってきます。

右側には食べ物をおける大きめのテーブルと、小さなカクテルテーブルの両方を用意。テーブルの下にはコンセントがあります。

右側から飛び出すのは、手元を照らすライト。

魅力的なのは、メニューに載っているドリンクは飲み放題ということ。

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DSCN3179 posted by (C)あさかぜみずほ

照明やフタつきの荷物棚も相まって、確かに飛行機の上級クラスのような雰囲気です。自分がすごく場違いに思えてきますが、乗ってしまった以上とことん堪能しましょう。

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DSCN3176 posted by (C)あさかぜみずほ

ドアの横にはグランクラスを示すマーク。車内に入るとアテンダントのお姉さんが出迎えてくれます。

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DSCN3181 posted by (C)あさかぜみずほ

発車するとすぐに、アテンダントさんが軽食とドリンク、おつまみのオーダーを取りに来ます。

軽食は和洋から選べるので、洋風を注文。普通はワインを選ぶところですが、日本酒が飲みたいところだったので日本酒を選択。

軽食とお酒でご機嫌になります。

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DSCN3187 posted by (C)あさかぜみずほ

…ですが、やはりお腹がいっぱいにならない。そもそも函館で買うはずだった駅弁が買えていないのです。しからば車内で食べるしかない。

気が引けるところですが、思い切って座席右側の呼び出しボタンをおします。アテンダントを呼ぶボタンがあるあたりも飛行機風ですね。

アテンダントさんに「とりめし弁当」を注文し、ついでに日本酒も追加。

食べ終わるとしばらくして、弁当のゴミも片付けてくれました。至れり尽くせりです、本当に。

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DSCN3188 posted by (C)あさかぜみずほ

仙台着。笹かまぼこや、どらやき、牛タンなどといったグルメの都市。

座席を目一杯リクライニングさせながら、「仙台のグルメも車内販売しないかなぁ」なんて思っているうちに寝てしまったようです。仙台を発車した記憶すらありません。

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DSCN3192 posted by (C)あさかぜみずほ

「お客様、お客様」

アテンダントさんに起こされると、もう東京到着寸前。悔しいことに仙台から丸々寝てしまっていました。

慌てて座席を起こし、荷物をまとめていると東京に到着。後ろ髪を引かれる思いでグランクラスに別れを告げました。

すばらしい乗り心地だったグランクラス。次はメニューや車内サービスなど、もっともっと堪能したい。いつかまた機会とお金があったら乗ってやるぞと、そんな気持ちにさせる3時間半でした。