あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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Cyber-shot RX100 さわりだけレビュー

前回「カメラのさくらや」のセールに釣られてSONY Cyber-shot RX100を衝動買いした話をしました。まだ買ったばかりで機能をさっぱり使いこなせていないので、さわりだけの感想を書いてみます

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Cyber-shot RX100は2012年6月発売のロングセラー。現在の最新モデルはRX100M7>

■ 特長
なんと言ってもRX100の特徴は撮像素子のセンサーサイズ普通のコンパクトデジカメやスマートフォンが1/2.3型(6.2×4.6mm)というサイズなのに対し、RX100シリーズは1.0型(13.2×8.8mm)とおよそ倍の大きさを持ちます。
面積で比べるとだいたい4.5倍カメラはセンサーサイズが大きいほど正義なので、1/2.3型より1型の方が良いに決まっています

センサーの面積が広くなると、画素1つ1つも大きくなります。大きくなればキャッチできる光の量が多くなるので、暗い場所でも繊細な表現が可能となります。
RX100の画素数は2090万今までのCanon PowerShot SX710HSが2110万なので、素子1つ当たりの面積も4倍です。

■ 大きさ
ズボンのポケットはもちろん、ワイシャツの胸ポケットにも入るぐらいのコンパクトさ
重さは213gで低価格のエントリー機よりはずっしり来ますが、最近のスマートフォンと同じか軽いぐらいなので苦痛には感じません。

■ デザイン
ごくシンプル。ムダのないデザインです。
ただ本体の大きさに合わせてボタン類も小さく目立たないように作ってあるため、押しづらいなと感じることもあります。ボタンを押したつもりがダイヤルが回っていたりとか

表面は滑り止めとつや消しを兼ねた梨地仕上げとなっているものの、握ったときのホールド感は皆無つるんと手から滑り出ていきそうです
純正品でグリップが別売りされていますので、一緒に買っておくことをオススメします。大きさの割に1,400円ぐらいして高く感じますが、落として傷を入れたり壊すよりは断然マシです。ハンドストラップの装着もお忘れ無く。

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<RX100(左)とSX710HS(右)の比較。RX100の左側に見えるグリップは必須のような純正オプション品>

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<ダイヤルが本体上部に移動しても、RX100のボタンはSX710HSと比べたら米粒大>

■ 画質
今回悩んだのはズーム倍率。SX710HSも含め、今までのコンデジ30倍ズームに対応した高倍率モデルばかりを選んできました。一方、RX100は35mm判換算で28-100mm、倍率で言えば3.6倍しかありません。
しかしズーム倍率が上がると中に入るレンズの枚数が増え、細かい描写がつぶれたり全体的に暗くなったりと、利便性と画質がトレードオフとなってしまう場面があります

思い返してみれば、旅行の時に持って行くSIGMA 17-70mm F2.8-4(換算26-105mm)でズームが足りずに苦労した経験ってほとんどないんですよね。足りないなら足りないなりの撮り方があるのでしょうし。

そう思って、高倍率のCyber-shot WX500ではなくRX100を選びました。撮ったイヌの毛の質感を見た感じでは間違った選択ではなさそうです。

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<広角端(換算28mm)>

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<同じ場所から望遠端(換算100mm)。デジタルズームを使えばもっとアップにできるが画質とトレード>

■ RAWデータ対応
コンデジでは珍しく「生データ」と呼ばれるRAWデータ記録に対応しています。本格的にレタッチする人にはうれしい性能です。
見たところRAWデータのファイルサイズは1枚20MBと一眼レフさながらです。その分SDカードの容量を圧迫しますし、RAWデータの編集にはそれなりのパソコンスペックが要求されます。RAWにせずとも、普通に撮っているとレタッチが必要なほど色合いがおかしくなることもなく、ほとんど自然な感じで写っています。

本格的にポートレイトを撮るとかならまだしも、旅行のお供に記録がてらパチパチ撮る程度ならJPEG撮って出しで十二分な写り。RAWデータを編集するのは時間を費やして結構な手間なので、せっかくのコンデジの機動性や気軽さを生かすならJPEG記録だけで事足りるでしょう。


■ 外部接続
側面のmicroUSB端子は充電とデータ転送の兼用。いちいちカメラからSDカードを抜かなくてもパソコン本体に転送できます。
最近のカメラに当たり前のようにあるBluetoothWi-Fiは非対応。2012年のモデルですから仕方ありません。どうしてもスマートフォンなどでチェックしたいならば、Wi-Fi機能のついたSDカードか、スマホ用のカードリーダを用意しましょう。

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<外部接続はmicroUSB端子のみ。HDMIや無線接続はなし>

■ バッテリー

1充電で330枚(公称値)。レビューを見ると400枚ぐらいは実際撮れるようです。標準的かちょっと少ないぐらいですかね。
microUSBで充電するのが前提となっていて充電器は付属しません。旅行などで充電できる環境が整っていない場合には、予備バッテリーと充電器も別に必要となってくるでしょう。


■ まとめ

現時点ではとても良いカメラです。2012年の発売ながら確かに現在でも通じる充分な性能があります。
後継モデルはセンサーの性能向上や便利機能がより充実していますが、価格も10万円超え…2020年7月26日現在で最新モデルのRX100M7の最安値は12万5千円価格.com参照)と、思いつきで買えるものではありません
価格もさることながら必要なものがシンプルにそろっていることが、8年経ってもRX100が支持される最大の理由なのでしょう。

唯一困ったことと言えば、1.0型センサーの味を占めて、従来の1/2.3型センサーのコンデジに戻れなくなる恐れがあることでしょうか…

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コンデジながら毛の質感はだいぶ再現されている。目が白いのはカメラの問題ではなく、加齢によるイヌの白内障