あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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2017年12月4日(撮影記編)

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DSC_4202 posted by (C)あさかぜみずほ

今日は初めて健康ランド以外で松本に宿泊します。12月23日にE353系のデビューが決定していますが、おそらくそれ以降になればE351系を目当てにする鉄道ファンが増えるはず。ならばそれで混み合う前にE351系の録音を、と思い立ったのでした。

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DSC_4210 posted by (C)あさかぜみずほ

デビューから25年近くが経過し、さすがに古くさくなってしまったE351系のシート。座席の間隔も970mmと狭くはありませんが、シートの厚みがあるからか最近の車両より狭く感じてしまいます。

何より不便なのはテーブルで、肘掛けに内蔵の小さい物しかありません。なぜ背面を廃して肘掛けの小さいテーブルだけにしてしまったのか、今なお不思議ですが…揺れる車両なのでなおさら大きなテーブルの方がよかったんじゃないかという気がします。

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DSC_4215 posted by (C)あさかぜみずほ

録音機がうまく動いていなかったというトラブルはあったものの、とりあえず無事に松本のホテルに到着。長野のお酒を飲んでいい気分に浸ってから、翌朝に備えます。

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DSC_4239 posted by (C)あさかぜみずほ

翌朝。今日は予定が詰まっておらず、急ぎでも何でもないので、まずは朝食前の運動に松本駅へと出向きます。

20日後にE353系のデビューが控えた長野支社では、新型車両アピールの真っ最中。E353系のデビューを記念してパック旅行の商品まで用意されているぐらいです。試運転を始めてから1年以上が経過しますし、関係者からすれば「やっと」という思いかもしれません。

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DSC_4248 posted by (C)あさかぜみずほ

松本駅併設の松本車両センターでは、「あずさ」向け車両がそろい踏みです。右からデビューを控えたE353系E351系、E257系。数年経つとこれがきっとE353系に埋め尽くされるのでしょう。

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甲府へ向かう普通列車は211系。車内はオールロングシートで通勤通学向けではありますが、長距離移動には向かない、18きっぷの修行僧にはなんとも厳しい車両へと仕上がっています。

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DSC_4267 posted by (C)あさかぜみずほ

ホームでは「スーパーあずさ」4号が発車を待っています。E351系独特の卵形の車体断面がよくわかります。このアディダスっぽいマークは何が由来なのでしょう。梓川の川の流れを再現したのでしょうか。

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DSC_4269 posted by (C)あさかぜみずほ

パンタグラフの構造も独特です。

台座は台車に直結されています。車体が傾いたときにパンタグラフまで一緒に持って行かれて、架線から外れないようにするためです。車内にはこの台座の枠が通るための空間が確保されています。

こうした構造はJR九州883系885系でも採用されました。架線を張り直す必要がない一方で、どうしても車内にデッドスペースが出来てしまうのが欠点です。

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DSC_4274 posted by (C)あさかぜみずほ

東京へと向かう人々を乗せて、E351系は発車していきました。中央東線に革命をもたらしたこの車両も、まもなくその役目を終えようとしています。

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DSC_4284 posted by (C)あさかぜみずほ

車両基地ではこのあとの各列車に向けて準備が進められています。

大糸線への直通運転がなくなり、現在では営業運転で表に出なくなった貫通型先頭車。松本車両センターの線路有効長の関係で、車両の入換の際だけその姿を見ることができます。

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DSC_4297 posted by (C)あさかぜみずほ

背後にそびえる北アルプス。すっかり雪化粧しています。

まだ営業運転を開始する前なので、E351系のブラインドは閉じたまま。座席の座り心地、足下の広さ、走行音、気になることばかりです。

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DSC_4304 posted by (C)あさかぜみずほ

この時間のお目当て、「おはようライナー」が到着しました。

いまや国鉄特急型の189系が入る、唯一の定期列車となっています。平日のみ塩尻から長野まで、1日1本片道だけ運転されています。列車自体は需要があるのでなくなることはないはずですが、車両はもう大ベテラン。いつまでこの勇姿が見られるかはわかりません。

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DSC_4318 posted by (C)あさかぜみずほ

先頭部には「ASAMA」のロゴを復元しています。

この189系のカラーリング自体、碓氷峠を越える特急「あさま」のものだったことを知っている人は、それなりのおじさんおばさんになっているはず。

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DSC_4329 posted by (C)あさかぜみずほ

ホテルに戻って朝食を済ませ、チェックアウトして改めて出直します。曇り予報ですが、とりあえず現在のところは晴天。

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DSC_4365 posted by (C)あさかぜみずほ

電車で2駅、平田へとやってきました。有名な撮影ポイントですが、順光は午後から。撮れそうな場所を探してウロウロします。

駅から列車の通過接近放送が聞こえてきたのでカメラを構えて待っていると、E353系の試運転が通過していきました。動いている姿は初めて見ましたが、この前面の厳ついデザインは人によって好みが分かれそうです。

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DSC_4379 posted by (C)あさかぜみずほ

「あずさ」は常に11両ないし12両編成、というイメージがありましたが、9両編成だけの運用というのもあるんですねぇ。

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DSC_4397 posted by (C)あさかぜみずほ

編成長を見誤りました。最後の1両だけ架線柱にかぶってゴミ写真と成り果てたE351系

そもそもちゃんと順光ではない時点でどうしようもない編成写真ではありますが…

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DSC_4405 posted by (C)あさかぜみずほ

名古屋へ向かう特急「しなの」。E351系と同様に振り子機構を搭載している他、日本の鉄道車両としては初めて「自己操舵台車」というカーブをよりなめらかに通過できる仕組みを搭載。JR東海の技術力の高さがうかがえます。

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DSC_4452 posted by (C)あさかぜみずほ

重厚な走行音を響かせて、EF64型1000番代が牽引する貨物列車が通過していきます。「牛乳パック」などと呼ばれるこのカラーリングですが、山を越える機関車らしいデザインでとてもよいセンス。

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DSC_4485 posted by (C)あさかぜみずほ

貫通型グリーン車を先頭にした「しなの」。E351系と違って、パンタグラフ回りはすっきりしています。

電化が遅かった中央西線では、振り子車両である381系に合わせた架線の張り方をしています。そのため、「あずさ」系統と違って車体が傾斜してもパンタグラフが架線から外れることがないのです。

逆を言えば架線が対応した路線以外では車体を傾けることができず、「しなの」の運転区間(名古屋~長野間)のうち、松本~長野間では振り子機構は使えません。

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DSC_4489 posted by (C)あさかぜみずほ

E351系のように台車とパンタグラフが直結している車両では、あとから振り子車両を入れても問題はありません。ただスピードアップと振り子車両の遠心力によって、カーブの線路には通常の車両が通過するよりも大きな負担がかかることになります。

振り子車両の導入には線路(専門用語で「軌道」)の大幅な強化と、より精密なメンテナンスが求められるのです。

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DSC_4514 posted by (C)あさかぜみずほ

小海線用の車両でしょうか、キハ110系が回送表示で走り去っていきました。

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DSC_4535 posted by (C)あさかぜみずほ

後ろに2両を増結し、8両編成で運転されている「しなの」。

この運転席の後ろに座って眺める中央西線篠ノ井線の景色はきれいだろうなと思うのですが、この車両はグリーン車。ちょっとお高い座席なんですよねぇ。

天気も悪いですし、そろそろ適当な電車に乗って松本へ戻ります。松本電鉄線の1日フリー乗車券を買って、お昼ご飯を食べに行きましょう。

>>小旅行編(後半)へ続く<<