園内巡りはあと1/3といったところ。広いので「急いで回る」といってもそれなりの時間を要します。
多目的ホール『エンバシーホール』は、コラボに合わせて『サロメンゴホール』と副題がついていました。
中にはコラボ限定のプリントシール機が並んでいて、VTuber2人の専用背景と一緒に写真が撮れます。一人で訪れているあさかぜには残念ながら縁のない機械ですが…
広い館内の一番奥には今回のコラボの巨大な横断幕が下がっています。
2人ともデビュー初期は「対人コラボは苦手だからできる限り避けたい」みたいなニュアンスのことを話されていましたが、今や同じにじさんじ内でのコラボのみならず企業案件なども引き受ける、押しも押されぬ大人気VTuber。
このコラボが決まる前にも2人で『ホテル志摩スペイン村』に泊まってパルケエスパーニャを満喫する、という動画を上げていました。
ファンとしてはうれしく思うと同時に、自分の置かれた環境や周りの人との関係次第で人間は飛躍したり新たなことに挑戦できるんだな、と己の未熟さを噛みしめたものです。
自分語りの気持ち悪いオッサンになってしまった…
<今回のコラボに先駆けてアップロードされた2人の訪問記録。【#志摩スペイン村】また、来た!【周央サンゴ/壱百満天原サロメ】 - 周央 サンゴ / Suo Sango【にじさんじ】 より>
去年の周央サンゴさん単独コラボのポップやお皿も展示中。
みんなンゴちゃんがチュロスを持つポップの前でチュロスの写真を撮っていたので、自分もそれに倣ってスマホを向けていました。あれから1年以上も経ったのですね。
マヨール広場の柱に飾られていたお皿と、
入ってすぐのシベレス広場にあったのに、最初は場所がわからずに見落としていた最後のお皿も撮影。
これでコラボスタンプラリーと、オマケ要素のンゴちゃん・サロメ嬢が描いたオリジナルデザインのお皿も全てコンプリートです!
何のアトラクションにも乗らず、ハビエル城博物館も急ぎ足で通り抜けてくるという勢いだったのに、それでもしっかり1時間かかりました。
さすがに疲れたので、座ってエネルギーの補給をしたい…
去年はずっと列ができていたマヨール広場の『カフェ ミ カサ』は、並ぶことなく入店できました。もちろんお目当てはコラボメニューです。
パンケーキとラテを注文。
2人をイメージしたメニューがそれぞれ用意されていたので、「ブドウちゃンゴのふんわりベリーパンケーキ」と「アレハンドロサロメちゃんラテ」を選んでみました。
カラーやラテアートの違いはあれど、メニューを見ている限りでは味は同じようですね。
トレーの右に写っているのはスタンプラリーシートを買うと一緒にもらえたクリアファイル。
パンケーキはふわふわであっという間に食べ終わってしまいました。
あま~いベリー味のクリームが見た目以上に量があって、お腹いっぱい胸いっぱいといった感じ。どんなにおいしくても胃腸の加齢には勝てないところに悲哀を感じます…
パンケーキを食べるまでは「最後にチュロスを食べて帰るぞ!」と意気込んでいましたが、これ以上は何も食べられなさそうなので断念。チュロスはまた来年のコラボに持ち越しです。
揚げたてのチュロスって、ふわっと漂うシナモンの香りがどこまでも感情を刺激してくるんですよね。わかっていながら食べる余裕がないのが悔しい…!
エントランス近くの総合案内所でスタンプラリーコンプリートの賞品としてステッカーをいただき、すぐ近くの土産店で友人へのお土産とコラボグッズを購入します。
去年のグッズも一部再販されており、去年来られなかった人にうれしい配慮がなされていました。
今回は志摩スペイン村の運営元である近畿日本鉄道とのコラボグッズとして、近鉄の制服をまとった2人のアクリルスタンドも販売されています。ブームの火付け役となった周央サンゴさんの人気は絶大で、残念ながら2人そろえてアクスタを入手することはできませんでした。
これもまた次回再販されるといいのですが…
というわけで超絶駆け足で巡った『周央サンゴ×壱百満天原サロメ×志摩スペイン村』のコラボイベント参加はこれにておしまい。慌ただしかったなりに楽しめたのでヨシとしましょう。
広くて充実した施設なので、初めて訪問する方は決してあさかぜのような無茶な回り方はせずに、いろいろな展示やアトラクションを堪能してくださいね!
三重交通が出してくれた臨時バスで鵜方駅まで戻ってきました。
当初の予定よりも早く戻ってこられたので、持っているきっぷを生かして賢島まで足を伸ばしましょう。
この旅行で利用しているのは、近畿日本鉄道が発売している企画券「志摩スペイン村満喫デジタルきっぷ」です。
大阪・名古屋方面から松阪までの往復乗車券、松阪~賢島間のフリー乗車券、スペイン村へのバス、入園券、園内で使える食事券1,500円分がついてきて、お値段8,300円。
…去年も思いましたが、この手の企画券の価格設定がおかしいんですよね、近鉄って。スペイン村の入園券が単独で5,700円、名古屋→鵜方の運賃が2,370円。もうこの時点でほぼ元が取れているっていうおトクを通り越した企画券なのです。
スペイン村や鳥羽水族館など多くの施設に入園できる「まわりゃんせ」も狂った価格設定(褒め言葉)になっていますので、近鉄で伊勢・志摩・鳥羽エリアを訪れる際は必携の企画券です。
なおオンライン販売の「デジタルきっぷ」も駅発売のものも、当日購入のできない前売り券なのでその点だけはご注意を。
「志摩スペイン村満喫デジタルきっぷ」「デジタルまわりゃんせ」といったオンライン販売の企画券は特急券が別売となっていますが、その分近鉄の特急チケットレスサービスとの愛称がいい。
さっきのように「やっぱり始発の賢島から乗ってやるぞ」と急に予定を変えても、乗車変更が手元のスマートフォンで完結するのはとても便利です。
外から見たところ誰もいなかったので、5号車のサロン・ツイン席の写真だけ撮らせてもらいます。他の車両よりも大きな窓が並び、複数の人でも車窓を大いに楽しめる造り。背中側の仕切りが荷物置き場で荷物棚がないため、頭をぶつける心配がありません。
ちなみにサロン席、ツイン席ともに“おひとり様”での利用はできず、サロン席は3・4人、ツイン席は2人での利用が必須。あさかぜのような独り身には縁のない座席です。
あさかぜが乗るレギュラー車両は清潔感のある青い座席で、座り心地も適度な硬さで快適です。
なお6号車のデラックス車両は座席が1+2席配置でゆったりしているのはもちろん、床面にカーペットが敷かれているので足音が響きません。レギュラーとの料金差はたったの420円で抜群の快適性が得られるのでオススメです。
23000系「伊勢志摩ライナー」において、マニアにはたまらないのが走行音。今や数少なくなった三菱電機製GTO-VVVFインバータの、もはや懐かしいといえるモーター音の響きを感じられる車両です。
車両の中も外も2012~13年のリニューアルによってお色直しされましたが、予算の都合があったのか足回りはそのまま引き継がれました。
1994年のデビューからまるまる30年を迎えた伊勢志摩ライナーは今のところ車両の更新や後継車の話は聞こえておらず、しばらくはこのやかましい平成初期のサウンドを楽しめそうです。
デラックス車両に乗るとモーター音を楽しめないので、あえてレギュラー車両を選んだのは内緒。
コラボ期間中の特急列車では、賢島方面は鵜方到着時に周央サンゴさんが、鳥羽方面は鵜方発車時に壱百満天原サロメさんが、それぞれ車内放送を担当しています。
車輪のこすれる音とモーター音が騒がしくて、半分以上は聞き取れませんでしたが…
そんな中でも「次は、志摩磯部、磯部です」と2回目は旧国名を省略して読むという近鉄独特の放送は聞き取れました。ちゃんとそこはVTuberとて近鉄の標準に合わせてあるんですね。
すぐに日が暮れてしまいました。鳥羽や伊勢市、松阪からそこそこの乗車があり、名張あたりで8割ぐらいの乗車率になっていた感じ。名古屋と同様、大都市に近い区間の利用の方が多いようです。
20:30、定刻通り終点の大阪難波に到着。
大阪の中心部はホテルが高かったので、地下鉄を乗り継いで東大阪市の長田駅までさらに30分。普段ターミナル駅の近辺に泊まることばかりなので、結構遠く感じます…
「パンケーキのクリームでもたれた」などと言っていながら、ホテルから15分ほど歩いた地場のラーメンチェーン『大阪福ちぁんラーメン 横枕店』でしっかりラーメンと餃子のセットを食べてしまいました。
クセのない万人受けしそうな豚骨スープは刻みニンニクとの愛称が抜群。ついついご飯もパクパクと進んでしまいます。いくら体に悪いとかなんとか言われようと、こればっかりはやめられません…
というわけですっかり遅くなってしまいました。
今日から2泊するのはつい先日オープンしたばかりの『ザ・セレクトン東大阪長田駅前』というホテルで、大浴場も備えているのがうれしい。
できたばかりとあって施設もとてもきれいで、リラックスして滞在できそうです。
それでは明日に向けておやすみなさい。