最終日の朝。別の部屋に泊まっている両親は「胃がもたれているから朝食はいらない」とのことだったので、弟と2人で朝食に繰り出します。
いくら台北といえども早朝から開いている店はそう多くはありません。ホテルから10分ほど歩いた路地に「九條麺食」というお店があるのをGoogleマップで見つけたので来てみました。
弟とメニューを見ながら「あれもうまそうこれもうまそう」とやっていると、日本語の添えられたメニューを出してくれました。読んでも中身の想像がつきませんが、ともあれ炸醤乾麺なるメニューを頼んでみました。60NTD(約300円)だったと思います。
乾麺というのはいわゆる「汁なし」のことを指すようで、濃いめのタレに青菜が載ったシンプルな麺料理が出てきました。
地味な見た目ながらこれがうまい!
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戻りがてら台北の朝らしい光景を動画に収めます。
信号が青になると同時に一斉にスタートしてくるたくさんのスクーター。日中でもスクーターの数はかなり多いですが、朝のラッシュ時間帯は圧巻です。
タイに比べたら交通マナーが圧倒的に良いので、飛び出すようなマネをしなければ道を歩いていて危ないということはないでしょう。
さて、場所は一気に飛んで台北・松山空港です。
国際線の運航便数が少なく保安検査場が空いているのでスムースな出国ができる一方、ラウンジはとても貧弱…
規模的に航空会社ごとのラウンジなどあるはずもなく、FSCからLCCまで全て「Airlines VIP Lounge」に集められています。そのため空港内は空いているのにラウンジだけは座れる席を探すのが難しいほどの混雑。
スタッフの人に誘導され、なんとかあさかぜと父親の2席を確保できました…
欲の皮が張っているあさかぜは最後の“台湾メシ”を味わうべく、ビュッフェコーナーへ。ここも人が多くて身動きに難儀するほどでしたが、魯肉飯(ルーローハン)や味玉、小籠包を獲得して戻って来ました。もちろん台湾ビールも忘れてはいません。
帰りのJL98便は中央の通路側席。3~5時間程度のフライトならガマンがきくので窓側がいいですが、長距離を乗るのであればこういうトイレに立ちやすい席の方が楽なんでしょうね。
外も見たいし、周りに迷惑をかけずトイレにもいきたい、となるとやはりビジネスクラスを選ばないといけないわけです…
帰りは偏西風に乗っていくので、来るときよりもフライト時間は少し短め。那覇より少し長い程度のフライト時間なので、個人的にはあっという間です。
帰りの機内食のメインはシャケ、そぼろ、卵の三色丼。往路のよくわからないパスタよりはなじみのある味で、こちらの方がずっとおいしく感じます。
18:40、ほぼ定刻通り羽田空港に戻ってきました。飛行機から一歩出ると空気が涼しく感じられ、台湾がいかに暑かったかを思い出させます。
せっかく歩く距離の短い本館に到着したというのに、預けた荷物がいっこうに出てきません…みんなレーンの周囲で待ちぼうけしています。
弟と自分が荷物を受け取ったのは到着から30分を優に過ぎてから。プライオリティでもこれでしたから、最後の方の人はさらに15分以上はかかったのではないでしょうか。
ともあれ、道路も空いていてスムースに自宅まで帰ってこられて、無事に家族旅行はおしまい。
立て続けに台湾へ出かけて満足いく体験ができたのはもちろんですが、「今度はアレを食べてみたい、ここにも行ってみたい」という思いも頭をもたげてきました。旅への欲望が収まるところを知らないのには困ったものです…