おはようございます。
今日の趣味活動へ繰り出す前に、まずは近くのLOUISA COFFEEまで歩いて朝食です。
台北の朝8時半はまだまだ通勤ラッシュのさなかで、クルマもバスも縦横無尽に走り回ります。そしてその隙間を縫うようにして駆け抜けていくスクーターの群れ!
信号が青になった瞬間に数え切れないぐらいのスクーターが一斉に飛び出していきます。さすがスクーター大国…
1つ路地に入るとびっしり駐輪されているのに初日は驚きましたが、4日目にもなると見慣れた光景になってきます。
カルフール桂林店のすぐ裏にあるLOUISA COFEEでクオーターバーベキューベーグルと温かい紅茶をいただきました。
ホテルの部屋に持って帰れるように紅茶をフタつきの入れ物に入れてくれます。本当は冷めるまで持ち運びながらMRTで移動したいところですが、MRTの構内と車内は飲食禁止。このあたりのルールは日本より厳格です。
台北市街の北にある台北松山空港(臺北松山機場)へ来ました。台湾桃園国際空港が1979年に開港してからは国内線用の空港になりましたが、2008年の中国大陸へのチャーター便で国際線が復活。2009年に定期便へ昇格し、2010年からは日本への定期便も運航されるようになって限定的な国際空港として機能しています。
市内から近いので、桃園空港に比べたら半分ぐらいのアクセス時間で来られるのも便利。
第2ターミナルの屋上には展望デッキが整備されています。分厚い色つきガラスなので撮影ポイントとしてはいまひとつですが、飛行機を待つ合間に来るにはとてもいい場所。
桃園空港と違い、ここでの飲食は禁止されていないようです。
※ 2023年10月現在、展望デッキはリニューアル工事のため閉鎖中。2024年8月~10月頃まで工事が行われるとのこと。
臺北松山機場(日本語ウェブサイト)
「松山空港は空軍の基地もあるから撮影禁止」とネット上の書き込みがありましたが、デッキの注意書きを見る限り撮影は禁止されていません。SNSにも展望デッキから撮影した写真がたくさんありますし、そもそも禁止されているなら展望デッキなんてないはずですからね。
桃園空港も松山空港もスポッターフレンドリーな空港でとてもありがたい。
B-55411 / Private / Airbus A318-100CJ
駐機場にはA318のビジネスジェットが置かれていました。
台湾で創業した世界最大のお菓子メーカー「旺旺集団(WANT WANT GROUP)」が所有する機体のようで、運航や整備はエバー航空が行っているようです。
ちなみに旺旺集団は日本ともなじみの深い企業で、同社が製菓業に乗り出したのは新潟県の岩塚製菓のお菓子に惚れ込んで技術協力を依頼したのがきっかけ。今や新潟のお菓子メーカーの“子供”は世界一の企業へと成長したわけです。
日本で事業を行う旺旺・ジャパンは、2023年現在も株式の4割を岩塚製菓が保有しています。
B-28017 / Far Eastern Air Transport / McDonnell Douglas MD-82
B-28007 / Far Eastern Air Transport / McDonnell Douglas MD-83
遠東航空(ファーイースタン航空)のMD-80シリーズが、展望デッキからはっきりと見える場所に置かれているではありませんか!桃園空港では場所が遠くてもどかしい思いをしていたのに。
ダグラス・DC-9を始祖とするマクドネルダグラス・MD-80シリーズは、日本だと日本エアシステム(JAS)が基本型のMD-81と短胴型のMD-87、近代型のMD-90を運航していました。
上写真のMD-82は高温・高地に対応させたモデル、下写真のMD-83は航続距離延長型という違いがありますが、外見からは見分けがつきません。
運航停止になってから4年近くが経って油圧は完全に抜けていても、タイヤがパンクしていないのを見るにある程度手入れはされているようですね。
B-17005 / UNI Air / ATR 72-600
現地では立榮航空と表記されるユニー航空は、カラーリングからもわかるとおりエバー航空の子会社。ここ松山空港を拠点としています。
中国と中国以外の路線を1社で運航できなかった時代の名残からか、一部の中国路線はエバー航空の機体を使った「ユニー航空便」が運航されています。
なので「UNI AIR」と入った機体はATR72だけ。
B-18651 / China Airlines / Boeing 737-800
エバーとユニーの関係性と同じく、チャイナエアラインの子会社にマンダリン航空(華信航空)があります。コロナ禍の前まで台中~成田便を運航しており、マンダリンカラーのエンブラエル190が見られました。
目の前に降りて来たBoeing 737はどう見てもチャイナエアラインの機体ですが、便名はマンダリン航空。以前はマンダリンカラーのB737がいたはずですが、今はなくなってしまったみたい…?
旅客機の合間を縫って、中華民国空軍のロッキード・C-130Hハーキュリーズが降りて来ました。改良を重ねながら60年以上も製造が続く傑作中の傑作ともいえる輸送機です。
ほとんどが軍用機ですが、L-100(現在はLM-100Jが生産中)という民間型も少ないながら存在します。
B-16210 / Eva Airways / Airbus A321-200
これも確か運航はユニー航空だったはず…
B-16856 / Mandarin Airlines / ATR 72-600
こちらが純正のマンダリン航空カラー。親会社そっくりのユニー航空と違い、青と水色をまとった爽やかなオリジナルのデザインです。
成田で見られたエンブラエル190はどうもコロナ禍の最中に手放してしまったようで、現在の所有機はATR72に統一されています。
B-5368 / Shanghai Airlines / Boeing 737-800
本来はこの時間、午前11時前に松山へ到着する上海航空の上海(虹橋)便。昨日は桃園空港にダイバートしていたせいで、松山空港への到着は17時過ぎになっていました。
B-16856 / Mandarin Airlines / ATR 72-600
台北の都市部らしい景色を写真に収めたところで、次の場所に移動しましょう。
この展望デッキは飛行機を眺める場所としては最高なところなので、台北松山空港を利用する機会がある方はぜひ訪れてみてください。
セブンイレブンの自動販売機のあるコーナーにはガチャガチャも用意されていました。
日本では300円のものが台湾では150NTDで2.5倍もの値付けになっているのは驚きですが、それ以上に驚かされるのはポップが全くローカライズされていないことです。
台湾でも日本のアニメが人気というのは聞いたことがありますが、『五等分の花嫁』とか『彼女、お借りします』とか、台湾のアニメ愛好者は日本語で書かれていてもわかるということなのでしょうか。
日本のオタクたちも、海外の言語を学んでぬるま湯から脱出するべきなのかもしれませんね…
なおセブンイレブンの自販機はIDカードが必要っぽい雰囲気で、買い方がわかりませんでした…
2階にはフードコートや売店もあります。フードコートは広さに余裕があるのもありがたいところですし、トイレもきれい。
>>つづく<<