続いて南側の展望デッキに向かってみましょう。
南北の展望デッキは接続されていないので、一度出発階に降りる必要があります。通路には大きく「観景台 Observatory」と出ているので迷うことはないでしょう。
ちなみに展望デッキの屋内ホールにはコンビニやレストランもあるので、長時間の滞在でも困ることはありません。北側はセブンイレブン、南側はファミリーマート(全家商店)というのも日本人にはなじみ深くてありがたいところです。
うっかり北側の展望デッキを撮り忘れてしまったのですが、あちらも同じようにウッドデッキ。ただ広さはこの半分ぐらいで、先ほども書いたように下段へ降りてくると建物の出っ張りが大きいので撮影には向きません。
南側はこのように広く、建物ギリギリまでデッキがあるので撮影環境は北側より優れています。なお出っ張っている部分はセントレアと同じようにワイヤーの間隔が狭められているので、撮影はそれ以外の部分でした方がいいでしょう。
北側・南側ともに展望デッキは飲食NGで、定期的に係員が巡回してチェックしています。
…が、スタバのカップを持った現地のお姉さま方が普通に入ってきていたので、緩い可能性はあるかも…いずれにせよ堂々と飲むのは辞めた方がいいと思いますが。
B-58202 / Starlux Airlines / Airbus A321-200N
若干逆光気味ですが、今日は曇り空なのでまぁいいでしょう…しかもこの後は雨予報になっているので、あれやこれやこだわっている場合でもありません。
こちらは北側よりも低い視点で滑走路上の飛行機を撮影することができます。
HL8311 / Korean Air Lines / Airbus A220-300
かなり久しぶりに大韓航空のAirbus A220-300を見ました。撮影記録をたどってみると2020年3月以来のことで、チェジュ~成田便に入っていた当時のものでしょう。
直後からコロナ禍に入り、現在でもチェジュ便が再開されていないので成田では見かける機会がないままです。
なお2017年製造分まではボンバルディア・CS300ですが、2018年からはエアバスファミリーとなっています。この機体は2018年製造分なのでA220として分類して良いはず…
HS-BBL / Thai AirAsia / Airbus A320-200
どこにでも現れるエアアジアの機体。こちらはタイの首都バンコクにあるドンムアン空港を拠点とするタイ・エアアジアです。
日本では中長距離便を運航する「タイ・エアアジアX」の方がなじみがありますが、台湾では本家?の方が入ってきています。
9M-LRC / Batik Air Malaysia (ex. Malind Air) / Boeing 737-8 MAX
インドネシアのLCC「ライオンエア」とマレーシアの防衛企業が共同で立ち上げたマリンドエアは、機内食や個人モニターを用意するフルサービスキャリア(FSC)。
2022年4月から「バティックエア・マレーシア」へと変更され、元となったインドネシアのFSC「バティックエア」とブランドイメージがそろえられました。
日本へも2022年10月の成田就航を皮切りに那覇や新千歳へ就航しているので、だんだんなじみのある航空会社になりつつあります。
HL7627 / Korean Air Lines / Airbus A380-800
到着スポットから予想をつけていた通り、目の前の滑走路に大韓航空のA380が降りて来ました。今日のお目当てが無事に撮れたことにホッとします。
HL7627 / Korean Air Lines / Airbus A380-800
世界的な航空需要の高まりでA380-800の活躍の場所が再び広がっている一方、中型機の性能が大きく向上していることで長い目で見れば安泰とはいえません。
新型コロナウイルスが大流行している間に大韓航空では初期導入の1機が解体されていますし、現状でも運用に復帰する見込みの立っていない機体が3~4機はいるようです。
そこへアシアナ航空を吸収合併すると、さらに6機のA380が流入してくることになります。大韓航空の規模で15機ものA380を保有するのは明らかに過剰ですし、しかも2社でエンジンも違うという面倒くささ。
どうなることやら…
HL7627 / Korean Air Lines / Airbus A380-800
なおKALのA380を撮影したのは、下手すると2011年4月以来…?あの当時は長距離国際線に就航する前の足慣らしとして、仁川~成田便に投入されていた時期だったような。
欲を言えばソウルまで行って、ちゃんと大手2社のA380を撮影する機会を作りたいものです。
B-LXG / Cathay Pacific / Airbus A350-1000
香港からキャセイパシフィック航空のA350-1000が到着しました。
台北~香港間はかなり便数が多く、FSCとLCCを合わせると1日35往復ほど運航されています。利用者もそれだけ多いということで、うち10往復ぐらいを運航しているキャセイは座席数の多い機材を投入しています。
中国共産党の支配力が強くなってしまった現在においても、なんだかんだ香港がそれなりに重要な都市であるということなのでしょう。あと何年か経ったら変わっているかもしれませんが…
HL8396 / Air Busan / Airbus A321-200N
2022年に納入されたエアプサンのA321neo。
大韓航空とアシアナ航空の統合後は傘下LCCもジンエアーに一本化される予定ですが、ジンエアーはボーイング機を使っているのでこちらも機材をどうしていくのやら。
RP-C7936 / Royal Air Philippines / Airbus A320-200
気になっていたヒコーキが反対側の滑走路に行ってしまいました…仕方がない。
2018年にLCCとして運航を開始した「ロイヤルエア・フィリピン」のA320です。英語版Wikipediaを見るとA319とA320を2機ずつ保有しており、ルソン島のクラーク国際空港を拠点としているそうです。
B-50015 / Tigerair Taiwan / Airbus A320-200
タイガーエア・台湾の「虎虎生風」が離陸していきます。台湾の現代美術家の書で、「虎のように勇猛果敢」という意味なのだとか。
2022年は寅年、社名と重ねてそれをお祝いするデザインです。
お腹が空いたのでお昼ご飯にしようと思います。台湾に来ていて「コンビニ飯」というのもアレだし…と思って第2ターミナルの地下にあるフードコートに行ってみたものの、かなり混雑しています。なのに店舗は半分ぐらいしかやっていない様子。
散歩がてら第1ターミナルまで足を延ばしてみましょう。
ターミナル間は「スカイトレイン」という無料のシャトルが運行されています。
ターミナル南側の端にある「本当にここで大丈夫なのか?」と思うぐらい地味な通路を抜けていくと、スカイトレインののりばが現れます。おおむね3~5分間隔で運行されているようです。
T1ののりばはT2よりもさらに端っこの方にあってかなり歩かされます。しかもフードコートに着いたらT2以上に人があふれていて、座る場所さえありません。こりゃダメだ…
ムダに体力を消費しただけでまたT2に逆戻り。
T1はとにもかくにも遠い…カメラの入った重たいカバンを提げて移動するようなものではありませんでした。
ターミナル間の移動にカネがかかっても構わない、という人はMRTで移動する方が楽かもしれません。
無駄足を踏んでヘトヘトになって北側展望デッキのホールに戻ってくると、台湾料理の軽食コーナーがお昼休憩に入ってしまっていました…
わざわざT1になんて行かずに、まっすぐここへ向かっておけば良かったのにと今更ながら反省します。
隣の大阪牛骨ラーメンのお店は開いていたので、ここでお昼にしましょう。大阪を始め数店舗を展開するチェーン店のようです。
味玉ラーメンをオーダー。お値段350NTD(≓1,750円)と空港にしてもかなり強気のお値段です。
ただ値が張ることもあって間違いなくおいしい。といっても日本で食べる豚骨ラーメンに味が近く、いまひとつ牛骨とは何なのか、あさかぜのお粗末な舌では判別がついていませんでした。麺も豚骨ラーメンに入るストレート細麺でしたしね。
「ありがとうございました~」とおそらく日本人の店員さんに送り出されました。店先には「人が足りないので14:30に閉めます。再開は17:00です」ってなことが國語で書かれた張り紙が出ていたので、人口が多く見える台湾でも飲食店は人手不足のようですね。
>>つづく<<