あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

↓活動拠点のホームページはこちら↓
https://cyberperorist.web.fc2.com/

冬の北陸ヨンイチサンづくし - 1日目【後編】(2021年12月20日)

半年前の反省を活かし、今回はしっかり確認に確認を重ねて富山駅前のホテルを予約しました。荷物をホテルに放り込んで一息ついてから目の前の富山駅へと向かいます。
12月の夕方5時前ともなればだいぶ暗くなってきました

 

www.alpha1toyama.jp

 

あいの風とやま鉄道のホームに上がってきました。今回も413系にひたすら乗って初日の締めくくりとします。

5番線に停車しているのは先に発車する16:46発の泊ゆき。学生や少し早い会社員の帰宅時間に重なるため、2両編成の車内はいっぱいです。金沢から富山に向かうにつれて混み合い、富山でごそっと乗客が入れ替わってだんだん空いていくという印象があり、金沢発の列車ながら通しで乗っている人は少ない印象です。

 

 

先発の521系が発車していくのと入れ替わりに17:12発の泊ゆきが入線してきました。この列車は富山駅始発なので、入線時にホームで待っていれば確実に座れるのがありがたいところです。

入線してきたのはイベント列車にも使われる「とやま絵巻」と名前の付いた編成。車両の側面に描かれているのは富山県の自然や食べ物をモチーフにしたイラストです。

 

ainokaze.co.jp

 

見たところ重厚な雰囲気の漂ういい車両なのですが、この窓ばかりはいただけない…
窓ガラスにまでイラストが入っているせいで全体がラッピングフィルムで覆われており、窓の外はほとんど見えません。一応小さな穴がたくさん開いたフィルムになっているものの、景色は見えないものと思った方がいいでしょう…

 

どのみち日が暮れた時間なので窓の外は見えなくても構いません。目的は413系に乗ることですしね。

富山から離れるにつれて車内はだんだん空くようになり、終点の泊に着く頃には空席だらけになりました。
降りたのはほとんど高校生で、駅に降り立つと自転車や家族のクルマですぐにいなくなり、5分もしないうちに駅の周辺は静まりかえります。

 

逆に泊から乗ってくる人は数えるほどしかいません。折り返しの15分の時間で413系をじっくり観察することにしましょう。
ゴリラポッドも持ってきているので長時間シャッターでじっくり撮影しておきます。

 

車両によってシートモケットの色やイラストが違っています。このデザインは「とやま絵巻」オリジナルで、他の編成では見られません。

 

優先席はJR西日本標準のデザイン。

 

つり革の中には、普通の丸型に混ざってハート型のものが隠れています。1両につき2個ぐらいあるようなので探してみましょう。とがってて掴みづらそう…

 

折り返し列車に乗って今度は1時間50分かけて反対側の終点金沢へと向かいます。
富山に向けて再び混み合うようになり、ごそっと乗客が入れ替わって高岡で車内は一気に空きます。再び金沢に近づくにつれてほどよく席が埋まる程度に乗客が増えました。20:04、定刻通り金沢に到着です。

 

JR西日本521系と681系に並ぶ413系の姿が2021年の暮れになっても見られるとは…
2022年中に521系が増備されて、あいの風とやま鉄道から正式に413系が引退することになっていますので、この光景が見られるのもあと1年ほどといったところでしょう。

なお現状では413系の運用は3つあるのですが、413系そのものは3両編成4本しか残っていません。そのうち1本は「一万三千尺物語」と名付けられたグルメ列車などのイベント専用車両なので、普通列車として走ることができるのは「とやま絵巻」を含めた3本だけ。つまり何か突発的なトラブルが起きると521系で代走することになるので、運が悪いと乗ることもできません
車両自体も老朽化が進んでいていつ運用から外れることになるかわかりませんから、こうして落ち着いて写真を撮ったり走行音を録音できるうちに来ているわけです。

 

本日2度目の金沢駅。といっても折り返すまでの30分ほどの滞在なので、特に何をするわけでもありません。
せっかく金沢に戻ってきたので鼓門を記念撮影し、また構内に戻ります。

 

www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp

 

413系に乗り込んで富山へ戻ります
いったん空いた車内はやはり高岡からまた混み始め、富山に近づくにつれてわずかに立ち客が出るほどになりました。

 

空腹にもだえる21:38、富山に着きました。この列車は富山で14分の停車ののち泊へ向かって発車していきます。
最後まで追いかけるなら、また泊までいって23時半頃に富山に戻ってくる流れになるのですが、さすがにそこまでの気力はないのでここでおしまい。電車賃もかさみますからね…

この時間ともなるとホーム上の人も少なく、じっくりと腰を据えて413系の姿を記録することができます。めっきり少なくなった国鉄型の顔を心ゆくまで眺めていられるのは富山駅ならでは。

 

近代的な高架駅に停車する国鉄型、というミスマッチ感を味わうことができるのもまた楽しいところ。欲を言えば、オイスターホワイトに青帯を巻いた「新北陸色」の方がより思い出に浸れたなという感じはありますが…

 

何はともあれ夕食にしましょう。

一度ホテルにカメラやICレコーダーを置いてから、ホテルのすぐ下にある居酒屋を覗いてみました。23時までのお店に22時に入ったら嫌がられるよなぁ…と思いつつダメ元で「まだ大丈夫ですか?」と尋ねると、
「全然大丈夫ですよ~!」
と快く招き入れていただきました。先客はもうほとんど食事を終えているらしい男性が2人だけ。もう閉店の準備だろうにありがたい…

一人用の刺身舟盛り、牛すじ煮込み、日本酒1合がついて2,480円の「おまかせセットをお願いしました。選んだお酒は富山県黒部市の「銀盤です。食欲に負けて肝心の舟盛りの写真を撮り損ねているのですが、新鮮な魚のおいしいこと!すっきりとした日本酒と素晴らしいまでのコンビネーションを発揮して、あらゆる気持ちよさを体に伝えてきます。
生の青魚はずっと苦手だったのですが、ここで初めてサバの刺身を食べておいしさがわかりました。いやー、富山っていいところ!

 

www.izakaya-kongou.com

 

追加でもう1合、三笑楽という日本酒をいただきました。世界遺産に登録されている合掌造り集落、五箇山の地酒です。
「ちょっと手が滑っていっぱいになっちゃいました…」
と徳利になみなみと注がれてきたので、もちろんありがたく全部おいしくいただきます。口当たりがよくて最高にうまい!

というわけで、3,000円で贅沢をさせていただいた「金剛」はホテル・アルファ-ワン 富山駅前の1階に入っています。

 

日本酒ですっかりいい気分になって、ついついラーメンが食べたくなってしまいました。半年前には臨時の繰り上げ閉店になっていた「麺家 いろは CiC店」で、富山といえばの富山ブラックらーめん(並 850円)を食べることにします。ついでに150円の小ライスもつけておきましょう。月曜日の夜11時だというのに店内は賑わっています。
なお22時以降は10%の加算料金が入るので、トータルで1,100円となりました。

全国に進出しているだけあって「いろは」はかなり万人受けする味付けになっています。半年前に食べてあまりの塩辛さに驚いた「西町大喜」に比べると、むしろ軽すぎて物足りないぐらいです。味濃いめってできないのかしら…

ともあれここまで食べるとおなかもパンパンです。
部屋に戻ってついうっかりベッドに横になってしまい、かなり酔っ払っているあさかぜはお風呂に入らないまま寝落ちコースになるのでした…

 

www.menya-iroha.com