あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

どこかで働く駅員がひたすら旅行記や写真(主に飛行機)をひたすら載せ続けるブログです

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家族旅行はリフレッシュ…? - 1日目【前編】(2021年11月17日)

いったいいつ以来かわからないぐらい久しぶりの家族旅行です。
といっても新社会人の弟はさすがに会社を休めなかったので、両親との3人旅行です。旅行慣れしていない両親の介護旅行になる気しかしませんが…

両親は早々に東京駅について朝食を済ませたというので、宿泊勤務上がりのあさかぜは東京駅「」で二郎系まぜそばの朝ご飯です。少なめにはしたものの、朝9時から生ニンニクを食べてしまう背徳感…!
雷では生卵が別皿でついてくるので、載せてもヨシ、ひたしてもヨシ、自分の好みの食べ方が選べます。

 

www.gransta.jp

 

 

パンチの効いたまぜそばに舌鼓を打っていると、案の定母親から急かすLINEが飛んできました。両親はもうやることがないから早く合流しろというわけです。やれやれ…

東海道新幹線の改札前で合流し、車内で飲むお酒を1本だけ買ってからホームへと上がってきました。
本日の目的地である神戸市へ向け、10:09に発車する博多ゆき「のぞみ」に乗り込みます。過去にサンライズエクスプレスに乗るための強行旅行で乗っていた列車ですね。

 

 

緊急事態宣言が解除されておおよそ日常が戻って来たこともあってか、東海道新幹線の車内は東京の時点でそれなりに賑わっています。品川、新横浜でさらに乗客を取り込み、8割近くの乗客率にはなったようでした。

幸いあさかぜの隣には誰も来なかったので、気後れすることなく発泡酒の缶を開けられます

 

富士山が見えるからという名目で進行方向右側の2つ並び席を取りましたが、宿泊勤務終わりなので一人で過ごす時間が欲しかったというのが本音。
前2席に両親を座らせ、あさかぜはその後ろの列に着席します。ノートパソコンで旅行記の原稿を書こいたりうたた寝したり。つくづく協調性がないものだと自分に呆れてしまいますが…

なお肝心の富士山はほとんどが雲に覆われてしまっており、かろうじて頂上部分だけが雲の上に出ていました。

 

無残にも削られた山肌が見えると関ヶ原近辺まで来たことを実感します。このあたりでは眠ってしまっているのがほとんどなので、新幹線から見る金生山(かなぶやま)の姿はなんだか新鮮です。山の麓には今年4月に通った「新垂井線」が通っています。

金生山で削り出された石灰石は、山の南側から延びる西濃鉄道の貨物列車に乗せられて美濃赤坂駅まで運ばれ、そこからJR貨物に引き継がれて名古屋の海沿いにある日本製鉄の工場に運び込まれます。
西濃鉄道は不適切な安全管理が長年行われていたということで指摘を受け、一部の人の間では悪い意味で有名になってしまいました…

 

新大阪でごそっと乗客が降りました。名古屋でもほとんど減らなかった乗客は新大阪を出るなり半分程度の乗車率です。

新大阪から10分ほどで新神戸に到着します。ホーム上には助役が立っており、一体誰の出迎えなんだろうと疑問に思っていたらどうやら警察官数名に連れられた護送中の人物を迎えに来ていたようです。
ガラス張りの裏口にはマスコミが詰めかけていたのを見ると、かなりの「大物」だったようです。何者かはわざわざ調べませんけどね…

 

神戸と名がつくものの、山陽新幹線新神戸駅は在来線の神戸駅からはかなり離れています。地下鉄ですぐに出られるのは阪急や阪神も発着する三宮
三宮駅から少し歩くと南京町」という中華街がありますので、駅のロッカーに荷物を置いたらそこでお昼ご飯としましょう。

 

所狭しと露店が並び、多くの人であふれているところがいかにもチャイナタウンらしい雰囲気。お昼のピークは過ぎているものの、やはり神戸近辺の有名な観光地ということもあってどこのお店もいっぱいです。
修学旅行生なのか、中高生ぐらいの若い人たちの姿も目に付きますね。

小籠包、豚の角煮、ゴマ団子、北京ダック、ちまきといった食べ歩き系メニュー、担々麺や中華やきそばといった店内メニュー、いろいろな誘惑が目に飛び込んできて混乱させられます。

 

www.nankinmachi.or.jp

 

 

あさかぜはビール片手に食べ歩きでもしたかったところですが、両親としては腰を落ち着けて何かを食べたかったようで、元町駅近くにある「猪八戒」というお店に入ることにしました。

ここは食べ歩きメニューの肉まんがすさまじい人気を誇るお店で、あさかぜたちが通りがかったときも20m以上はあろうかという列になっていました。
お店の中は普通に座ることができたので、一息ついてお昼ご飯とします。

 

tabelog.com

 

 

中国で一番おいしいビールと呼ばれる「青島(チンタオ)ビール」でのどを潤します。1991年発行の宮脇俊三『中国火車旅行』(角川文庫)の中では「中国ではビールを冷やさずに飲む」という話が書かれていましたが、時代が進んだ今ではどうなっているんでしょう。生活水準が上がったので冷やして飲むようになったのでしょうか。

冷えたビールを飲んで気分が良くなって、肝心の料理の写真を撮るのをすっかり忘れていました…
麻婆豆腐だったりちまきだったりピータンだったり、単品料理や点心をいろいろ楽しめました。どれもおいしかったですが、そういや名物の肉まんの注文は…?

 

両親の買い物には付き合っていられないので、集合時間を決めた上であさかぜは神戸三宮駅阪急電車を眺めることにしましたTwitterで見かけた写真はホームドア整備前の写真でしたが、2021年2月には設置が完了していたようです。
車両全体が見えなくて少し残念ですが、つかの間の異国情緒を味わうことにします。

 

入場券を買ってホームに入ると、すぐに1000系を使った「コウペンちゃん号」が入ってきました。2022年1月末までの期間限定で行われているコラボの一環で、神戸線宝塚線京都線でそれぞれ1編成ずつが運行されているそうです。

 

www.hankyu.co.jp

 

 

ヘッドマークの装着はもちろんのこと、運転台とは反対側には阪急の制服を着たコウペンちゃんのぬいぐるみも乗務。フルカラーLEDの行先表示にもワンポイントがあり、かなり力が入っています。

 

側面には沿線のランドマークをモチーフにしたイラストが入っていて、沿線の魅力を余すことなく発信しています。3路線でラッピングはそれぞれ異なりますから、3本とも乗れたらかなりラッキーですね。

 

重厚な「阪急マルーン」に統一された車両群の中に混じって、たまに銀色の山陽電車の車両もやってきます。
同じ阪急阪神HDに所属する阪神電車を経由して大阪梅田まで乗り入れる山陽電鉄ですが、阪急へは直通せずに神戸三宮で姫路方面へと折り返していきます。

お世辞にも現代的とはいえないデザインの車両が真新しいホームドアのついた駅に停車している姿は、正直なところ滑稽です。

 

リバイバルカラーになった8000系が到着しました。デビューから30周年を記念して施された特別デザインの編成です。

…といっても阪急になじみのない素人にはどこが違うんだという感じ。
公式ウェブサイトで確認したところ、正面の窓下に入る飾り帯が特徴だとか。

 

www.hankyu.co.jp

 

 

側面には花をモチーフに「Hankyu」の文字が入る今のコーポレートマークではなく、鉄道オリジナルの「Hマーク」と呼ばれていたものが再現されています。
側面下部には阪急の旧社章も再現されていますが、こちらはホームドアに隠れて見られませんでした。

 

そろそろ両親と決めた集合時間が近づいてきてしまいました。1時間ちょっとはあっという間です…

最後にようやく9000系を見ることができました。
4月に大阪を訪れた際に乗った9300系の兄弟車両ですが、他の車両と同様に9000系では車体の大きさが異なります。これは京都線系統と神戸線宝塚線系統の出自が異なるためで、9000系は9300系よりも車体が5cm狭く、10cm長くなっています。
兄貴分の9300系が特急用車両の6300系を置き換えるために導入されたという経緯もあってか、屋上機器をカバーで覆ってドーム状に見せるなど後に出た1000系シリーズよりもちょっと豪勢な雰囲気です。

それゆえ建造費が高くついたので1000系シリーズはもっと安く造れるようにした、なんて話をどこかで読んだ記憶がありますが、ソースが見つからなかったので定かではありません…

 

>>つづく<<