日本時間の5月12日未明にGoogle I/Oが開催され、今後Googleが出すことになる新しいデバイスなどの発表が行われました。
その中にはもちろん個人的にずっと期待して待っていたPixel 6aの具体的な発表も入っており、ホッと一安心です。
…が、逆に新たな悩みの種になってしまったような。
正式な発表があったPixel 6aのデータを表に落としてみました。公式ウェブサイトや価格.comのスペックシートを基にしています。
参考としてライバルになるかもしれないXiaomi 11T Proも比較に入れてみました。
<必要最低限の情報しか入れていないので、詳しい性能については公式サイトか価格.comへ>
おおよそ事前のリークの通りで、やはりメインカメラの画素数はPixel 6無印の5000万画素から1220万画素へと大幅にダウンしました。どこのニュースサイトも画素数の減少は強調して取り上げている印象があります。
いま使っている4a 5Gのメインカメラとだいたい同じ画素数で、現状でも充分高画質なので困ることはないとは思います。とはいえ、画素数の差による写真のきめ細かさははっきりと違いがわかるでしょう。
Xiaomiは1億8,000万画素をウリにしていますが、そんなにいるのかもわからないし、システム側で使いこなせているのかも疑問です…
<先日買い足したOPPO Reno5 Aもメインカメラは6400万画素。でもそれが必要な場面にも実感する場面にもまだ出会っていない…>
あまり話題にはなりませんが6aでは「LDAFセンサー」というものも省略されました。これはレーザーを使ったオートフォーカスの補助システムだそうで、Pixel 6は無印にもProにもついていたセンサー。
これが省略されることでどれほどAFに影響が出るのかはわかりませんが、クローズアップやポートレートを撮影したときの「ボカし補正」に差が出てくるものと思われます。
SoCは予想通りGoogle謹製(製造はサムスンらしいですが)のTensorチップが搭載されました。基本性能はクアルコムの上位モデルであるSnapdragon 860あたりに相当するそうなので、5万円台後半で買えるスマホにしてはびっくりするほど高い性能です。
3Dゲームをはじめとした操作感も、Snapdragon 765Gを搭載していたPixel 4a 5Gや5aに比べたら段違いになりそう。ただしメインメモリはPixel 6の8GBから6GBへと減っていますし、リフレッシュレートも60Hzにとどまっていますから、ガチガチのFPS・TPSゲームには足りないかも?
まぁデレステとアズールレーンしかやらないあさかぜには充分な性能です。ゲームをやらない人には何一つ不満のない性能といえるでしょう。
防塵・防水性能はPixel6より若干落ちたIP67になりました。
防塵(IP6X)は最高レベル、防水はIPX8だとずっと水に沈めておいても大丈夫、IPX7は一時的なら水に沈めても大丈夫、という違い。日常生活でこの差に影響されることはないはずです。
参考に入れたXiaomiはIP53と特に防水に関してはザコ…ホースで水をぶっかけたらアウトというレベルにとどまっています。
画面サイズはわずかに小さくなったものの、解像度は6とほぼ変わらず。どのみち片手でいじくり倒すには難儀することには変わりありません。
画面サイズが小さくなったことで本体もほんの少しだけ小さくなりましたが、裏側の棒状の出っ張りはそのままです。カメラが旧来の性能に戻ったのでいらない気はしなくもありませんが、Pixel 6の象徴的なデザインなので変える必要もないのでしょうし、基本設計を流用できるコストカットという一面もあるかもしれません。
一方で性能を絞った結果か、重量は24gも軽くなっています。最近のスマートフォンはどれも片手で持っていると腱鞘炎になりそうなものばかりですから、この軽さはかなりありがたいものになりそう。
あとは画面内の指紋認証センサーが変わるとかウワサがありますが、そのあたりの真相とか使用感は実機が出てみないことにはわかりません。
いずれにせよスペック表を見る限りでは4a 5Gや5aからの、廉価モデルとして正当な進化を遂げたように見えます。
…だがしかし、ここへ来てあさかぜは悩んでいます。Google I/Oで同時に発表されたPixel 7の存在です。
6aのリークが出回り始めた頃の2022年5月という予想がずれ込み、実際の発売日は2022年7月28日。そしてPixel 7の発売は秋頃とされており、おそらく2022年10月半ば~11月半ばぐらいになることでしょう。
その間はたった3ヶ月ぐらいしかありませんし、そのわずかなのちに発売される端末には次世代Tensorチップが搭載されるというではありませんか。
チップが新しくなるということは、何らかの新しいGoogleの技術が搭載される可能性も高いわけです。お値段もその分高くなるのは考えるまでもありませんが。
実際に職場の後輩が使っているPixel 6に触らせてもらうと、あさかぜの4a 5Gとは性能も機能も歴然とした差があるわけです。それを見せつけられてしまうと、次世代モデルが出るまでの3ヶ月ならガマンしようかなと思ってしまいます…
「今のPixel 4a 5Gが壊れない限り、6aは見送って7まで待とう。デザインもオシャレだし」
というのが今の率直な気持ちです。
あれだけ6aに期待だの出たら買うだのと言っておきながら、次のモデルが出るとなったらコロッと寝返るのがあさかぜという人間です。信用ならんヤツですね。