あさかぜみずほの趣味活動記録簿

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陸海空四千キロを制覇せよ - 2日目【前編】(2021年10月4日)

※本文中の移動距離は「Googleタイムライン」機能を基にしています。実際の距離や営業キロとは誤差があります。

 

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おはようございます。朝5時の新見駅は冷え冷えとしています。
自動券売機で備後落合まで990円のきっぷを買いました。旅行に必要な乗車券は全てそろえてあったのですが、出発前に備後落合~新見のきっぷだけ往復ではなく片道券2枚になっていたという…
旅行会社が間違えたのですが、出発直前までちゃんと確認しなかったあさかぜに非があります

皆さんは自分以外で乗車券を取ったなら、必ず乗車日や経路を確認するクセをつけておきましょう。


■ のりもの5:JR西日本・キハ120系(新見→備後落合:41km

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今日はオレンジと赤の帯を巻いた芸備線のキハ120系で旅はスタートします。というかこれ、昨日新見駅に着いたときに撮った姫新線の車両ですね。運用範囲の広いこと…

なお乗り込んだ人はあさかぜを含め4人、みんな乗り鉄です。しかも1人は昨日三次から乗り合わせた人、もう1人は昨晩の姫新線から降り立ったところを見かけた人なので、びっくりするぐらい顔ぶれに変化のない車内です…

 

 

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5:17とえらい早くに発車する芸備線の一番列車は快速。秘境駅にランクインする隣の布原はもちろん、伯備線芸備線の分岐点となる備中神代さえ通過していきます。

30分ほどで東城に到着。新見からの列車は半数がここで折り返していきます。東城駅自体は広島県庄原市に属しており、岡山県新見市よりも西側との結びつきが強いはず。
にも関わらず芸備線がさっぱり利用されないのは備後落合ゆきの時刻表を見れば納得します。この列車が5:46に出たら次は13:39、そして終点の備後落合からどこにも行けない19:04の最終。

東城から庄原までは1日6往復のバスが運行されていますし、うち2便は広島市まで直通します。直通しないバスも庄原駅で広島市街へ向かう高速バスに乗り換えが可能。そんな有様で誰が鉄道を使うのでしょうね。

 

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この小奴可(おぬか)のように行き違い設備が撤去された駅もあります。
利用者が減る→列車を減らす→不要な設備を撤去する…の繰り返しで柔軟性がなくなった結果、1日3本しかない列車はまともに使えないという状態になってしまいました。今や東城~備後落合間の平均通過人員はたったの9。1日平均で9人しか乗っていないということです。

…もはや何のために芸備線って存在しているんでしょうね。

 

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他に全く乗降のないまま、1時間20分ほどの乗車で終点の備後落合に到着しました。
向かい側には8分の接続で発車する三次ゆきの始発列車が待っています。この時間帯に到着する営業列車はないので、備後庄原から回送で到着したのか、それとも実は夜のうちに到着していて宿泊設備を使っている…?

どういう運用のされ方をしているのでしょうね。
新見から一緒に乗ってきた3人はそのまま三次ゆきに乗り込んでいきました。

 

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一足先に乗ってきた車両が新見へ向けて折り返し、まもなく三次ゆきも備後落合を発車していきます。

 

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山間の駅にぽつんと一人取り残されました。列車がいなくなると昨晩同様に川の音とたまに通るクルマの音以外は何も聞こえません。

そして何より寒い…
秋が深まったシーズンというにはまだ早いですが、この日の備後落合の最低気温はたったの6度。真っ白な息が上がります。

 

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今でこそ本当に何もなくなってしまった備後落合ですが、昭和40年代の鉄道黄金期は陰陽連絡の一大拠点でした。駅構内に残された遺構からそんな往時の姿がなんとなく思い描けてきます。

土で埋まってしまっていますが、奥に見える橋のようなものは蒸気機関車の向きを変えるための転車台。当たり前ですが一般人の入ってはいけない場所にあるので、ホーム上から眺めるだけです。

 

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転車台のそばに見えるコンクリート製の小屋は石炭庫だったもの。
構内の反対側に給水設備の跡があったかもしれませんが、この時には見落としてしまいました。

 

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駅の西側はすぐに急な下り坂になっています。車両が動かないように水平に作られた留置線と比べてみると一目瞭然です。
特に右方向へ分岐していく木次線の勾配はかなりきつい。今でこそ軽量ディーゼルカーで難なく上がってこられますが、蒸気機関車が現役だった頃は最後の難所だったのかもしれませんね。

 

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駅にいてもやることがないので散歩に出て行ってみましょう。昨晩は真っ暗で何も見えませんでしたが駅のすぐ隣には小鳥原川が流れています。「小鳥原」と書いて「ひととはら」と読む難しい地名です。

 

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川を渡ると集落があります。
備後落合が栄華を極めていた当時この周辺は「落合銀座」と呼ばれ、雑貨店、食堂、宿屋に加えて理髪店まであったそうです。広島や岡山から山陰へ抜ける人たちが乗り継ぎの合間に利用したのはもちろん、この駅で働く人たちも大勢利用したのでしょう。

今や備後落合駅の利用者数は1日平均14人。乗換駅ではあるものの、1日10本程度の列車が発着するだけの“元”ターミナル駅です。見渡したところ営業している店舗は見受けられません。

 

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小鳥原川に沿って道を下っていきます。この国道183号線沿いには民家がいくつか並んでいて、クルマも多く走り抜けていきます。
横切っていくのは木次線の高架橋。備後落合から一気に坂を駆け下りて道路をまたぎ、中国山地の山の中へと消えていきます。

 

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駅から1kmちょっと歩いてくると「ドライブインおちあい」に到達できます。備後落合駅の名物だった「おでんうどん」を引き継いで現在も提供しているお店です。
営業時間前なのはわかっていましたが、どういう雰囲気のお店なのか見てみたかったので来てみました。

おでんうどんの販売時期は9月~5月の期間限定。真冬の寒い時期にアツアツのものを食べたらさぞかしおいしいことでしょう。営業時間はお昼12時から、日曜日は定休だそうです。

 

tabicoffret.com

 

 

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屋外には自動販売機が並んでいるので飲み物はいつでも調達可能です。
年代物の自販機ではなく、Coke ON対応になっていたりとどれも新しめのものばかり。周囲に散らかっている空き缶空きペットボトルの様子を見る限り、利用する人はそれなりにいるようです。

居並ぶ自動販売機の裏に怪しげな小屋を見つけたので覗いてみましょう。

 

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なんとなく察せられましたが、やはり大人の自販機コーナーです。こういうのを見ると人の少ないエリアへ来たんだなと不思議な実感が湧きますね。こういうアングラなものはついつい気になって中を覗きたくなってしまう…

昼間の営業はしないという自主規制があるようです。朝7時半は昼間なのかどうか…?免許証を通すことで年齢確認をして買えるようなシステムになっているようです。見学目的のあさかぜは通しませんでしたが…

 

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今はインターネットで何もかもが手に入る時代になり、若い年代層がDVDビデオを買う需要が低くなったという話を聞いたことがあります。
それゆえいろんな意味で「年代物」ばかりがそろっているのかと思っていましたが、傾向としては強いものの全てがそうではないようです。また映像作品だけでなくおもちゃの類いも並んでいたので、案外充実しているなぁというのが素直な感想。

一応写っているものがモノなので、ブログへの掲載にあたってモザイクはかけさせてもらいました。

 

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どんなにきれい事を言ったところで、人類が子孫を残す限りはこうした性的なものは切っても切り離せません。西洋の価値観が強く入るようになってきてから、日本人はこうしたことから目を背けすぎているのではないでしょうか。
必要以上にタブー視した結果、間違った知識が植え付けられたり、望まない妊娠だとか勘違いした価値観だとかが起きてくるんじゃないですかね。

とカメラを持った変なオッサンに似合わない、たいそうなことを考えながら外へ出てきました。ちょうどマイクロバスが走り去っていきましたが、まさか学校へ通う子供たちの送迎バスとかではありませんよね…?

駅に向かって戻ります。おにぎりの看板にあるとおり、ここは「小鳥原(ひととばら)」という地名。駅名は地名から取られたのではなく、「3方向からの線路が落ち合う場所」に旧国名をつけて備後落合と名付けられたそうです。

 

 

>>つづく<<