あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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2021年3月16日 【成田空港】

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JA735A / All Nippon Airways / Boeing 777-300ER

天気はいまひとつですが、今日もナショナル航空の飛来日なので成田空港へやってきました。ナショナルが来るのは午後なので、とりあえずそれまでは適当にカメラを向けておきます。

国際線の主力機材だったB777-300ERを退役させるというANAの発表はなかなか衝撃的でした。2020年末から立て続けに3機がアメリカへとフェリーされ、改めて事実を噛みしめています。
またエンジントラブルでPW4000エンジンを装備した国内線向けB777も全てが運航停止しており、日本航空ではANAより一足早く3月31日でPW4000装備機が全て退役しました。図らずもB777には世代交代の波が押し寄せているようです。

 

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9V-SCI / Singapore Airlines Limited / Boeing 787-10 Dreamliner

シンガポール航空シンガポール~成田便は11月末からデイリー運航にまで戻ってきました。現在どれほどシンガポールとの往来需要があるのかはわかりませんが、当然ながらシンガポールでも14日間の隔離措置は必要なので気安く行き来できるものでないことは確かです。

「明るい北朝鮮」なんて言われるほどシンガポールは法律が厳しいですし、現にFedExパイロットやKLMのCAが隔離期間中に許可なく出歩いたとして逮捕されています。人口の密集した都市国家ですから厳しくなるのも当然ですが。

 

 

 

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N2352U / United Airlines / Boeing 777-300ER

ユナイテッドのこの機体は2020年に納入されたばかりのまだ真新しい新造機。
…のはずですが、屋外で放っておかれたのかと思うぐらいいろんなところに汚れがくっついています。飛行機は汚れが空気抵抗となって燃費が落ちるので普段はこまめに洗浄されています。あさかぜのクルマのようにどろんこの機体がほとんどいないのはそのためです。

可能ならば塗装さえ省略して軽くしたいところですし実際にそれをやったこともありますが、ほとんど普及しないのは塗装するメリットがあるからなのでしょう。

 

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N706GT / Southern Air / Boeing 777F

だんだんと日が差してきたので、逆光となってしまう航空科学博物館を出て「ひこうきの丘」へ移動してきました。気温も上がってきて滑走路からは陽炎もうっすらと立ち上っています。

眩しいDHLの黄色い機体はアメリカ・ケンタッキー州を拠点とするサザン・エア。ポーラーエア・カーゴと共にアトラス航空の子会社です。

 

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HL8218 / Korean Air Lines / Boeing 777-300ER

大韓航空はなかなか日本には来ないB777-300ERでやって来ました。
世界中の航空会社が巨額の損失で苦しんでいる中、同社はまさかの黒字を計上。黒字額は約120億円ほどで、他社と同様に貨物輸送の売上が大幅に伸びたことが理由です。

普段は慢性的な赤字なのにこのタイミングで黒字を計上するとはなんとも変わった会社ですが、金食い虫のアシアナ航空を吸収する以上は今のうちに足下を固めておかなければならないのでちょうど良かったかもしれません。

 

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JA15KZ / Nippon Cargo Airlines / Boeing 747-8F

日本貨物航空(NCA)も航空需要の高まりで業績を伸ばしているようです。こちらも慢性的な赤字体質に加えて2018年の整備不良が響いて鳴かず飛ばずの状態が続いていましたが、現在はほとんどフル稼働状態。決算発表がちょっと楽しみです。

とはいえ親会社の日本郵船はしばらく前にNCAを売却する方針であることも報道されており、油断できない状況にあることは確かですが。

 

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風向きが南寄りへと変わり、滑走路も南風運用になりました。ひこうきの丘では離陸機のお腹しか撮れないので、毎度のごとくさくらの山へ移動して発着機を撮影します。

さくらの山のソメイヨシノはだいぶつぼみが大きくなってきましたが、まだ咲く気配はなさそう。成田は気温が低いので、東京よりも1~2週間ぐらい開花が遅くなります。今年ものんびりと桜を見に来られる情勢ではなさそうなのが残念…

 

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JA789A / All Nippon Airways / Boeing 777-300ER

BB-8とはかなり久しぶりの再会です。もはやいつ撮ったのかさえも思い出せません。2020年3月でANAスターウォーズとのタイアップは終了していますが、この機体はBB-8カラーのまま。いつまでこの塗装のままでいるのでしょう。

ちなみに「STAR WARS ANA JET」になっていた国内線用のB767-300ER(JA604A)は2019年3月から通常のトリトンブルーへと戻っていますが、つい昨日3月15日にいよいよANAから退役してアメリカへと旅立ちました。

 

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JA07VA / Peach / Airbus A320-200

バニラ・エアからピーチに引き継がれたA320は内外ともに全てピーチ仕様へと改装されていますが、8号機だけバニラカラーを保ったまま日本に帰ってきました。
そのままカラーリングもピーチ仕様に改めるものと思われていましたが、「せっかくだからバニラエアのまま飛ばして欲しい」という要望を受けて黄色いバニラカラーが残ることになりました。3月5日から運航が始まっているそうなので、近いうちに撮影したいところです。

 

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JA771F / All Nippon Airways / Boeing 777F

ANAカーゴのB777Fにはカーゴドア付近に鳥のイラストが描かれています。アオカケス、英語でBLUE JAYと呼ばれる鳥で、主に北アメリカに生息しているそうです。
ANAカーゴのウェブサイトによれば『賢く、勤勉かつ何事にも粘り強い』らしく、B777Fの導入に伴って業務にもその気持ちを取り込んでいこうということらしいです。

 

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HL8218 / Korean Air Lines / Boeing 777-300ER

貨物エリアにいた大韓航空が出てきました。B777-300ERの貨物輸送力はかなり高く、床下の貨物スペースの搭載量は50tほどにもなります。乗客が乗らなくてもこれだけの貨物が載せられれば充分に勝負できる、というのはまさかの黒字を達成した大韓航空が示しています。

 

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C-FRSR / Air Canada / Boeing 787-9 Dreamliner

貨物を大量に載せれば儲かる、と気付いた一部の航空会社は旅客機の座席を撤去して貨物機に改造するということを思いつきました。写真のエアカナダもそうで、B777-300ERの座席の大部分を外して貨物スペースに割り当てました。

ただ本格的な貨物機に比べて床面の強度が足りないため大きな貨物は積めませんし、荷物を積むのも専用の貨物ドアではなく旅客用のドアから出し入れするために大きなものは搭載できません。それゆえ出し入れの手間も含めるとそんなに効率が良くないんじゃ、ということで一部の航空会社が採用するだけにとどまっています。

 

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N702CA / National Airlines / Boeing 747-400BCF

そして最近のアイドルとなっているナショナル航空が到着しました。
同社のB747-400保有機数は6機で元日本航空の機材も混ざっています。いずれも旅客型の-400か-400Mの改造機で、この機体も元々は1994年にシンガポール航空へと納入されたものです。

 

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N702CA / National Airlines / Boeing 747-400BCF

ナショナル航空が降り立ったのを見届けて帰宅します。かなり早めの引き上げですが、家に戻ってやらなければいけないことがあるのです…

幸いにしてこの後はさして注目すべき存在も降りてこないようなので、新たな誘惑にとらわれないうちにさっさとクルマに乗り込みましょう。