あさかぜみずほの趣味活動記録簿

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勝手に知事選で千葉県民を踊らせないで

インターネット上の記事ではずいぶんネタ扱いされている感じのする「千葉県知事選挙」。3月21日の投票日まであと5日となっていますが、ネット上のニュースと違って現実の盛り上がりはいまひとつという感じがします。

キワモノ候補に踊らされる千葉県民、みたいな雰囲気のタイトルを打った記事も読みましたが、勝手に騒いで踊らせようとしているのは新聞社だけですし、踊らされているのもほとんど県外の人なのではないでしょうか。別に踊らされてもいないのに「踊らされてかわいそう」みたいな記事を書くあたり、新聞社の程度が知れますねぇ…

知事選ポスター
<我が家の近所の選挙ポスターたち。変な候補がいるのも歯抜けがあるのも今に始まったではない>

有象無象の候補なんて千葉県知事選には過去何度も出ています。現職の森田健作でさえ何を言っているかわからないし交渉力も無いという有象無象の一角になりそうだったのに、その他の候補がはるかそれ未満の意味不明っぷりを晒していたので3期も務められたといっても過言ではありません。
候補者の選挙ポスターを見て「誰だこいつら?」となり、選挙公報を読んで「結局モリケンしか入れようがねえじゃねえか…」とため息をつくまでがセットだったわけです。
そもそも千葉県というのは東京のお膝元としてぬくぬくと成長し、肥沃な土地と豊かな海、陸海空の交通の便に恵まれるという暮らしていく上で特に不自由のない土地柄ゆえ、危機感の薄い県民性です。
「この知事を引きずり下ろさなければ我が県がダメになってしまう!」
などという状況に陥ったことがほとんどないので、モリケンのような特に何をしているわけでもないような人物でも3回も当選できるのです。

今回の選挙は過去に出ていたさっぱり知名度のない有象無象がYouTubeなどインターネット上で売名行為に励む有象無象に変わっただけの話で、一体どこに「踊らされる」要素があるのかはわかりません。気が狂ったような政見放送を見て「何だべこいつは?」「面白いけどバカだなぁ」って感想を抱く人がほとんどでしょう。
12年にわたって県政を担ったモリケンが引退するということで久しぶりにある程度新鮮な知事選になるはずでしたが、実際のところ出馬した顔ぶれを見てむしろほとんどの千葉県民は3人に絞っているはずです。

当時最年少で政令市の区長に当選して千葉市長を3期務めた熊谷俊人Twitterを駆使した情報発信を頻繁にして若年層の支持を取り込む一方、高齢者からのウケは正直言ってかなり悪い。
千葉県で育ち県議会議員を務めている関政幸氏。県議を3期務めて県政への知識はある一方、実際に携わったわけではないので実行力・政治力は未知数。
割と千葉県には支持層の多い共産党が擁立した塾講師の金光理恵氏。まぁ共産党は誰が出てこようと毎度言っていることは同じなので、支持層もほとんど変わることはないのでしょう。

以上の3人。
おそらく得票は熊谷氏がリード、関氏が次点に続き、オマケみたいなところに金光氏が入り、一部のファンや身内、あるいはおふざけの層が残りの候補に投票するという展開になることは間違いないでしょう。メインの候補者が出てきた時点でこういう流れになることはわかっていましたし、鈴木大地なんかを候補に擁立しようとしてしかも失敗するという、トンチンカンな自民党の方針は熊谷氏にとって追い風だったことは想像に難くありません。

アホなニュース記事はともあれ年齢層の若い人たちは特に選挙に行きましょう選挙は「誰に投票したか」はわからなくても「誰が投票に行ったか」はわかります。暇な年寄りにだけ選挙に行かせていては、いつまで経っても自分たちの境遇は良くなりませんからね。