2ヶ月近く開いてしまいました。いくら貨物輸送で一定の需要があるとはいえ、やはり見慣れた旅客便の姿がないといまひとつモチベーションが上がりません…
クラウドファンディングで資金募集を行っていた航空科学博物館にやってきました。無くなってもらっちゃ困るので、あさかぜも微力ながらCFに協力させてもらいました。ついでに友の会会員の期間も2ヶ月延ばしてもらえてラッキーです。
さて、5階の展望デッキから空港を見渡してみますが…
国際線の需要が消し飛んで仕事のなくなった飛行機がずらり…ターミナルの近くにはANAのA380「FLYING HONU」も2機並んで翼を休めています。本来なら4月頃に3号機のサンセットオレンジも仲間に加わってホノルル線の主力機材となっているはずでしたが、この情勢では一体いつになったら復帰できるのか想像もつきません。
JA604F / All Nippon Airways / Boeing 767-300ER
普段ならお昼前にやっていたランウェイチェックは、今日は11時前に行われています。クルマで目視点検をしている間は出発待ちの飛行機がずらりと並んで壮観でしたが…
今日は終了間近のタイミングでANAの貨物機がやって来ただけ。ほとんど待たされることなく飛び立っていきました。
OH-LWF / Finnair Oyj / Airbus A350-900
フィンエアーは旅客も貨物も少なくて荷が軽いのか、滑走路を短めに使うインターセクション・ディパーチャーを選択。
JA822P / Peach / Airbus A320-200
国内のLCCではいち早く国内線全路線の再開に踏み切ったピーチ。10月には手狭になりつつある第3ターミナルから今まで使っていた第1ターミナル北ウイングへと戻って事業拡大に備える方針です。
このような情勢下ですが年内には最新機材のA320neoも導入される予定となっており、国内最大のLCCとして攻勢に打って出ています。
B-2094 / Air China / Boeing 777F
エアチャイナ・カーゴはこの頃ジャンボの姿を見せなくなってしまいました。輸送力で見ればB777FでもB747-400Fに負けず劣らずの重量を積載できるので、あえてコストの高い機材を使う必要もないのでしょうけども。
JA872J / Japan Airlines / Boeing 787-9 Dreamliner
JAL機もA9誘導路からインターセクション。
N767CW / Bank of Utah Trastee / Gulfstream Gulfstream V
割とおなじみのアメリカ・ユタ銀行が保有するガルフストリーム。19人乗りの小さな機体ながら航続距離は1万キロを超えるので、太平洋もひとっ飛びです。
巡航高度は16,000mまで可能になっていて、空気の薄い高空を飛べるほど燃費が向上して航続距離も伸びます。普通の旅客機が12,000mぐらいを限界としているのを見るとずいぶん高いところを飛ぶものです。
B-LJE / Cathay Pacific / Boeing 747-8F
国内線が存在しない香港では航空会社に与えるダメージがとてつもないことになっています。世界中に広大なネットワークを持つキャセイの利用率は、前年比99%減などという訳のわからない数字をたたき出しています。
まだ貨物部門が元気なだけマシなのでしょうが…
そういえばキャセイのB747-8Fの初号機は「Hong Kong Trader」という特別なデザインになっていました。2018年に写真と同じ通常のキャセイカラーに塗り替えられてしまったそうで、残念ながら1回しか見ることができませんでした。
N865FD / FedEx Express / Boeing 777F
うーん…いたって暇です。
飛び立つ飛行機は10分に1便でもあればいい方で、さっぱり活気がありません。B滑走路が夏休み前から再開されているということもあるのでしょうが、それにしてもです。
行き交う飛行機の数が少ないからか、土日で賑わうはずの展望デッキも静かです。時々子供たちが賑やかに上がってきますが、動きのない空港を眺めて「ひこうきこないねー…」とションボリして帰って行くのがかわいそうです。新型コロナウイルスの騒ぎは子供たちからありとあらゆる楽しみを奪ってしまいました。
かくいうあさかぜも、さっぱり動きも収穫もない1時間半に飽きてしまいました。お昼でも食べに行くことにしましょう。
成田市街を抜けておよそ30分、印旛沼の近くへ抜けてきました。ここは印旛沼の漁業協同組合が運営している「印旛沼漁協水産センター」です。漁協というだけにウナギの養殖を行っているそうで、そこで養殖されたウナギを併設された直営レストランでいただけるそうです。少し前にバイクで通りかかった際に気になっていたので、ちょうどいいタイミングでした。
年に1~2回ぐらいの贅沢です。養殖ウナギの元になるシラスウナギの稚魚は年々漁獲高が減っており、価格的にも倫理的にもホイホイ食べられるようなものではありません。完全養殖が実用化して当たり前のように食べられる時代はいつ頃やってくるのでしょうか…
うな重の並は2,900円、そこにご飯を大盛りにすると+100円です。お漬物と肝吸いもセット。成田山の参道にある老舗高級店に比べると1,000円弱ほど安い価格設定です。1匹入ってこの値段はありがたいですね。
ふっくらと蒸した成田の高級店とは少し違う、香ばしく焼く要素の方が強い蒲焼きです。タレはかなり甘くなっていてこれはこれでおいしい。この価格でこの味とボリュームは大満足です。
一人だったのでうな重だけでお腹いっぱいになってしまいましたが、ここでは養殖したナマズを使った料理も食べられるとのこと。次の機会にはナマズにもトライしてみたいですね。
JA816P / Peach / Airbus A320-200
再び30分以上クルマで走って成田空港近くまで戻ってきました。せっかく日が伸びて夕方遅くまで撮れるようになったものの、相変わらずシケた便数しかやってきません。
一体今日は何のために成田までやって来たのやら…
VQ-BFU / AirBridgeCargo Airlines, LLC / Boeing 747-8F
帰る前に撮ろう思っていたエアブリッジカーゴのジャンボフレイターはB滑走路に行ってしまいました。空振りです。
というわけで今日はほとんど何も収穫のないまま帰投。好きで撮りに来ているとはいえ、さすがにこれじゃ飽きてしまいます。