KomakiAB-NKM posted by (C)あさかぜみずほ
小牧基地から県営名古屋空港までは目と鼻の先、直線距離にして500mほどしかありません。ですからまっすぐ歩けば10分もかからないのですが、当然のことながら滑走路を突っ切っていくことはできないので回り道が必要です。
クルマもないあさかぜは公共交通機関を使うしかないのですが、これがまた大変…
まず基地の最寄りである牛山駅まで歩きます。帰る人たちで駅は長蛇の列ができており、電車に乗るまでに30分以上かかりました。
名鉄小牧線で2駅の味美(あじよし)で下車して、徒歩およそ3分の味美バス停(あおい交通)へ。
エアポートウォークへ行くバスの本数はそう多くないので、30分近くの待ち時間。ようやく15分ほどでお目当ての名古屋空港に到着です。
直線距離にして500mを移動するのに1時間以上かけてきました…
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JA12FJ / Fuji Dream Airlines / Embraer ERJ-175
何年か前に来たときはMRJのテストフライトで賑わっていましたが、今日の展望デッキは先ほどまでの基地イベントも終わって静まりかえっています。
名古屋空港はフジドリームエアラインズが拠点としています。目の前に駐機しているのはホワイトをまとったFDAの12号機。
_DSC0459 posted by (C)あさかぜみずほ
JA02FJ / Fuji Dream Airlines / Embraer ERJ-170
9号機以降は主翼端のウイングレットの形状が変わっています。反対側に止まっている写真の2号機と比較してみるとなんとなくわかりますが、12号機のウイングレットの方がより大きく、さらに外側へ傾斜しています。
灯火もLEDにして消費電力を減らしているほか、機体後部についているAPUの吸入口の形状も変更して空気抵抗を減らしているそうです。吸気口は下側にあるのでここからは見えません。
_DSC0466 posted by (C)あさかぜみずほ
JA12FJ / Fuji Dream Airlines / Embraer ERJ-175STD
日が沈み、一気に冷えてきました。いくらFDAが拠点としているとはいえ、行き交う飛行機の数はさほど多くありません。
かろうじて明るいうちは他に写真を撮っている人が何人かいましたが、日が沈むといよいよ物好きはあさかぜぐらいになってきます。あとは乗る飛行機までの暇つぶしに来ている人ぐらいです。
_DSC0476 posted by (C)あさかぜみずほ
JA10FJ / Fuji Dream Airlines / Embraer ERJ-170STD
シルバーは10号機です。FDAは機体によってそれぞれ色が違うので、ヒコーキマニアじゃなくても「今日はこの色だ!」と乗る楽しみがあります。
当初の計画ではERJ-170とERJ-175を合計14機導入する予定でしたが、2019年6月にはさらに2機の追加導入を決めました。他の航空会社とは違う持ち味で事業を順調に拡大しています。
札幌・丘珠便も通年で運航できるようになればいいのですが、あそこは滑走路を延ばさない限りは無理ですね。
_DSC0492 posted by (C)あさかぜみずほ
JA04FJ / Fuji Dream Airlines / Embraer ERJ-170SU
カラフルなFDAフリートの中で、唯一色がかぶっているのがグリーン。11号機が4号機(写真)の後継機として導入されたので同じ色となっているのです。
そもそもこの4号機は元々アメリカのリパブリック航空で運航されていた機体で、事業拡大に伴って導入されたFDAでは唯一の中古機です。
松本市の観光大使としての役割を担っていた4号機は11号機にあとを譲ってチャーター便や予備機として運用される…ことになっているそうです。この便は定期便なので、もしかしたら路線拡大でラインに恒常的に入っているのかもしれません。
211039 posted by (C)あさかぜみずほ
職場の旅行帰りだった、大学同期のひかげ氏がわざわざターミナルまで迎えに来てくれました。せっかくなので夜ご飯ついでに隣接の「エアポートウォーク」を案内してくれるとのこと。クルマで5分ちょっとですが、歩いてくるには少々遠そうです。
「エアポートウォーク名古屋」は名古屋空港の国際線ターミナルとして使っていた建物をショッピングモールに改装したもの。元から転用を視野に入れていたとはいえ、各所に空港らしい名残があります。
駐車場はエプロン(駐機場)をそのまま使っていますが、その上に飛び出している構造物はどうみてもボーディングブリッジ。
211102 posted by (C)あさかぜみずほ
最も空港ターミナル寄りのものだけ、現在も「あいち航空ミュージアム」への連絡通路として機能しています。中から見たときの傾斜はまさに飛行機に乗るときの雰囲気そのもの。飛行機の乗るときのわくわく感がよみがえってきます。
210808 posted by (C)あさかぜみずほ
建物を正面から見るとまさに空港ターミナルそのもの。ひかげ氏によれば一般車・バスとタクシーの車寄せが分かれていた部分もそのままになっているとのことで、エスカレーターも1カ所だけ出発階だった3階へと直接通じるものになっています。
205236 posted by (C)あさかぜみずほ
パタパタの出発案内の雰囲気も再現してあります。写っているロゴが懐かしい!
空港にあるソラリー式の案内は駅のものに比べたら格段に大きく、飛行機が出発するたびに「ジャラジャラジャラ…」と派手な音を立てて変わっていったのを覚えています。小学生の頃に福岡空港でずっと眺めていた記憶が戻ってきました。
205012 posted by (C)あさかぜみずほ
天井の構造やエスカレーターで上の階に上がる雰囲気はそのまま空港。今あさかぜが座っているエリアにはチェックインや荷物の預け入れをするチェックインカウンターがずらりと並んでいたことでしょう。
当時の姿を想像してみると、フードコートの食事スペースとして座っているのがなんだか落ち着かなくなってきます。
202253 posted by (C)あさかぜみずほ
何はともあれ夕食です。
やはり名古屋と言えば「スガキヤ」でしょう。驚くほど低価格で提供されているのでも有名ですが、レンゲ代わりに添えられてくる「ラーメンフォーク」も独自の文化。
…ですがよそ者のあさかぜにはさっぱり使い方がわかりません。向かいに座るひかげ氏曰く「まぁ正直言って箸の方が食べやすいよ」とのことなので、大人しく箸でいただきます。
豚骨スープながらあっさりしていて軽くいけちゃいます。普段どぎついラーメンばかり食べている身としては健康的に思えるぐらい。しかもサラダと五目ごはんをつけても1,000円未満というコストパフォーマンス。支持される理由がよくわかります。
再びひかげ氏のクルマに乗せてもらい、大曽根まで送ってもらいました。ちょうど「アイドルマスターシンデレラガールズ」のライブ1日目が終了し、早くも満身創痍となっているプロデューサーたちに混ざって電車に乗り込み、今宵の宿へと向かいます。
233400_1 posted by (C)あさかぜみずほ
と安城のビジネスホテルにチェックインしたまではよかったのですが、なんだか小腹が空いてきた気がします。クルマで送ってもらっていた時に何度か看板を見た「ベトコンラーメン」などという物騒なラーメンも気になります。
ちょうどホテルから歩いて15分ほどのところに、ベトコンラーメンを出すラーメン屋が深夜まで営業していることがわかりました。百聞は一見にしかず。
「ぐっつぁんらーめん」というお店のメニューによると、ベトコンというのは「ベストコンディション」の略なんだとか。どこからどう聞いても南ベトナム解放戦線ですが…
見た目は普通の豚骨ラーメンですが、スープにはたっぷりと細かく刻んだニンニクが入っています。一口目で「おわっ!」となるぐらい。豚骨のスープと合わさって暴力的にうまい。一緒に頼んだ餃子もしっかりとニンニクとニラが利いていておいしい。
スガキヤとは真逆の感じでこれもペロリといけてしまいましたが、このメニューは寝る前に食べるものではありませんねぇ…
さて、ホテルに戻ってお風呂に入って寝ましょう。