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SP-LSC / LOT Polish Airlines / Boeing 787-9 Dreamliner
今にも雨が降り出しそうな、重たい雲に覆われた空模様です。普段ならこんな天気では撮影に来ませんが、今日はようやくLOTの特別塗装が撮れるタイミングです。天気はどうあれまずは記録に収めることが最優先。
というわけで寝坊したもののなんとか間に合いました。ポーランド独立100周年を記念した特別塗装機。1月にシンガポールへ行ったときにモデルプレーンだけは購入していましたが、実機を見るのは初めてです。
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SP-LSC / LOT Polish Airlines / Boeing 787-9 Dreamliner
つい数時間前まで降っていた雨が滑走路上に残っています。ジェットブラストで盛大に水しぶきを巻き上げて離陸していく姿には力強い美しさがあります。
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JA01VA / Vanilla Air / Airbus A320-200
A320クラスでも意外と派手に巻き上げて飛んでいくので見ていて楽しいですね。晴れた日とはまた違う迫力が見られて面白いかもしれません。
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JA873A / All Nippon Airways / Boeing 787-9 Dreamliner
立て続けに離陸機が来ると滑走路の「水分補給」が追いつかないのか、STAR WARSのB787-9は控えめな水しぶき。機材数が増えて見られる確率が低くなっているはずのR2-D2カラーですが、成田に張り付いていると案外出会う確率は低くありません。
一方、BB-8(B777-300ER)の方は長距離国際線にしか入らないにも関わらず、出会う確率はかなり低め…個人の相性なのでしょうね。相性の合わない飛行機にはとことん出会えないものだというのは、エティハドの先代F1スペシャルカラーで思い知らされました。
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9V-OJJ / Scoot Tigerair / Boeing 787-9 Dreamliner
風向きが変わってランウェイチェンジ。それに合わせて航空科学博物館の5F展望デッキまで来ましたが、絶望的なぐらいの天気の悪さです。普段なら余裕で見えるはずのターミナルビルでさえろくに見通せません。
視界が悪いときでも安全に飛行機が着陸できるよう、大きな空港にはILS(Instrument Landing System)という設備が備えられています。早い話が「滑走路の端っこから電波を出すから、それに従って進んできてね」というものです。
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PH-BVC / KLM Royal Dutch Airlines / Boeing 777-300ER
KLM機の鼻先付近に見える赤い塔がILS設備の1つ。これを含めて4種類のアンテナから電波を送出して滑走路までの方角・距離・高度などを飛行機に伝え、安全に着陸できるように誘導してきます。
離陸するKLM機はKLM Asiaの新塗装。台湾への就航制限のなくなった現在では、見るたび疑問に思う存在意義のわからないブランドです。そのKLMは今年で設立100周年になりました。記念して機体中央部分にロゴマークが入っています。創業時と同じ社名を使い続ける航空会社としては世界で最も歴史が長いのだとか。
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PH-BVC / KLM Royal Dutch Airlines / Boeing 777-300ER
滑走路にはかなり水が溜まっていたようで、びっくりするぐらい盛大にしぶきを巻き上げて離陸していきます。B777-300ERに搭載されているGE90というエンジンも、現在のところ旅客機では最強のエンジンですからなおさらです。
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9M-MAC / Malaysia Airlines / Airbus A350-900
天気はどんどん悪くなってきます…
「わが祖国」を意味するNegarakuとタイトルの振られた、マレーシア航空の特別塗装。A350-900の3機にペイントされており、割と見かける機会の多いものです。
普段使っている編集ソフト「SILKY PIX Pro9」には「かすみ除去」という便利なモードがあって、それを使うと鮮明な画像を導き出してくれます。
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9M-MAC / Malaysia Airlines / Airbus A350-900
なにせ編集ソフトを介さなければこの程度の視界しかありません。肉眼で見ている以上に鮮明に出してくれるのですから、技術の進歩には日々驚くことばかりです。
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展望台の窓ガラスには激しい勢いで雨粒が叩きつけています。まるで台風でも近づいているかのようです。ここまで来ると離陸する飛行機もさっぱりなんだかわからないのでスポッティングは一旦休憩して、雨が上がるのを待つことにします。
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HL7640 / Asiana Alirlines / Airbus A380-800
20分ぐらいで雨はほとんど上がり、視界も良くなってきました。
アシアナは今日もA380を成田に投入しています。2,500mに延長されて現在ではB747-8でも離着陸できるようになったB滑走路ですが、A380は引き続きA滑走路だけを使用しています。
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9V-SKN / Singapore Airlines Limited / Airbus A380-800
南風が強まってきて再びランウェイチェンジ。さくらの丘に立ち寄って離陸機が撮れないか見てみますが、どんよりの曇り空では今ひとつです。やはり最初のようにさくらの山で滑走路にラインアップする機体を眺めるのがベターなようです。
A380は人・荷物・燃料を満載したときの総重量(最大離陸重量といいます)は560トンにもなります。LCCでなじみ深いA320やB737ではせいぜい80トンかそこらですから、「巨人機」と呼ばれる理由もよくわかります。
ただし満載のまま緊急の理由で着陸してしまうと、着陸時の衝撃に耐えきれず機体は壊れてしまいます。まさか人や荷物を放り出すわけにもいかないので、A380の場合は386tになるまで燃料を消費するか投棄することになります。飛行機って実はとてつもない量の燃料を積んでいるんですね。
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B-50015 / Tigerair Taiwan / Airbus A320-200
本家タイガーエアは同じシンガポール航空傘下のスクートと統合し、スクート・タイガーエアとなってしまいました。タイガーエア塗装はほぼ絶滅したのは8月のシンガポール撮影記のとおりです。
結果としてチャイナエアラインが株式を全取得し、本家と資本関係が全くなくなったタイガーエア台湾がブランド名とデザインを残しているというのも面白い話です。
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VQ-BUC / Aeroflot - Russian Airlines / Boeing 777-300ER
A330からB777に大型化されて久しいアエロフロート。ヨーロッパ方面へビジネスクラスで出かける場合は最安の移動手段となりうるのですが…
モスクワまではベッドになるフルフラットシートだからいいものの、モスクワから先は写真で見たところプレミアムエコノミーに毛が生えたような「ビジネスクラス」なので、なんだかプレミアム感がありません。
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JA01GR / Spring Japan / Boeing 737-800
スプリングジャパンこと春秋航空日本は4月にブランド名の変更を発表しています。親会社の中国・春秋航空に合わせて「SPRING」へと統一、機体のロゴやロゴマークも春秋航空と合わせたものへと変更されるとのことです。
機体の整備に合わせて直していくのでしばらくは現在の「Spring Airlines Japan」のデザインも見ることができますが、なにせ6機しか保有しない航空会社ですから何年もかかることはないでしょう。記録はどうぞお早めに。
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F-ONEO / Air Caledonie International / Airbus A330-900
今日もう1つ撮りたかったのはこれ、エア・カレドニア・インターナショナルのA330neo。8月10日から成田へ就航したばかりのエアカランの最新鋭機です。従来のA330-200より一回り大きい-300と同じサイズの-900を導入し、新たにプレミアムエコノミーも設定されました。
遠くから見るとA330ceoに雰囲気が似ているのはまぁ当然ですが、コクピット周りの黒い縁取り、エンジンは新型でサイズの大きなトレント7000、A350XWBと同じウイングレット、とよく見てみるとかなり印象が違います。
サングラスっぽく見えるコクピット周りの縁取りは、6分割されている窓ガラスの一体感を演出するものです。A350XWBやA330neoの他、A320neoシリーズでも採用している航空会社があります。
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F-ONEO / Air Caledonie International / Airbus A330-900
斜め前や斜め後ろから見るとほとんど従来のA330と同じように見えてしまいますね。neoらしさを写真に撮るにはよく考えないといけません。
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JA01XJ / Japan Airlines / Airbus A350-900
レシーバーから「Japan Air 01XJ」というコールサインが聞こえてきました。日本航空のA350の訓練飛行が降りてきたようです。てっきりB滑走路に降りるものだと思っていたので、撮影対象としては考えてもいなかったのでラッキーです。
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JA01XJ / Japan Airlines / Airbus A350-900
A350XWBと先ほどのA330neoと比較すると、
A330-800<A330-900≒A350-900<A350-1000
というサイズ感になります。開発を中止したA350-800を補完する形でA330neoに-800という番号が振られたと考えれば、元番号+600という中途半端なナンバリングの意味もわかってきました。
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HL8313 / Korean Air Lines / Bombardier CS300
2018年からA220として新たにエアバスのラインアップに加わったCS300。元々カナダのボンバルディアが長年かけて開発した小型機でしたが、儲からないと判断したのか早々にエアバスへと売却してしまいました。昨年11月にはダッシュ8シリーズをバイキング・エアに、今年6月には従来からのCRJシリーズも三菱重工へ売却することになり、よほど旅客機製造から撤退したかったと見えます。
カタログ上はエアバスの製品となっていますが、このブログでは製造時のデータを反映させますのでCS300と記載します。
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N199DN / Delta Air Lines / Boeing 767-300ER
8月に入って衝撃的なニュースが飛び込んできました。ノースウエスト航空時代から40年にわたって成田空港へ乗り入れてきたデルタ航空が、ついに羽田へ一本化し、成田から撤退する運びとなりました。
発着枠を全て獲得した時点でわかってはいた話でしたが、改めて報道されると衝撃を隠せません…
先週使って思いましたが、確かに羽田は都心に近くて乗り継ぎも便利。ただあの程度のキャパシティでどうやって多数の大型機の乗客を捌けるのか、甚だ疑問です。特に昼過ぎ~夕方は大型機を使う米国便が集中する時間ですから、なおのことターミナルの処理能力がモノを言うわけですが…なんだか日本の航空行政は迷走していますね。
_DSC5393 posted by (C)あさかぜみずほ
B-18710 / China Airlines / Boeing 747-400F
シンガポールの少年たちが喜んでいたチャイナエアラインの貨物機は、ありがたいことに成田では日常的な光景です。彼らにも大きくなったらぜひ海外スポッティングというものの味を占めて欲しいですね。
_DSC5408 posted by (C)あさかぜみずほ
B-16829 / Mandarin Airlines / Embraer ERJ-190AR
台中へ向けてマンダリン航空が折り返していきます。現在のところ成田では唯一のERJ-190を使った定期便。
_DSC5432 posted by (C)あさかぜみずほ
N502DN / Delta Air Lines / Airbus A350-900
せっかくの最新鋭機だというのに、来年の3月末になったら成田から姿を消してしまうことになったデルタのA350-900。1日何度も見られたジャンボもあっさりと姿を消し、次はデルタの尾翼そのものが姿を消してしまうだなんて…
正直なところ「行けば必ず撮れるエアライン」なのがデルタです。それほどまで当たり前だった存在がいなくなることの衝撃といったらありません。
相変わらず天気も写真もお粗末ですし、このあとは整形外科のリハビリも待っているので引き上げることにしましょう。