あさかぜみずほの趣味活動記録簿

旅行記や主に飛行機の写真をひたすら載せ続ける、趣味のブログです。たまに日記らしき投稿もあり…?

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8月5日14時、カノジョにフラれます

一世を風靡したコンテンツもいよいよ終わりが近づいています。

スマホ版「ラブプラス」8月にサービス終了 彼氏たち、1年を待たずに“諸般の事情”でフラれる

2009年9月にNintendo DS向け「ラブプラス」が発売されて以降、携帯ゲーム機4作、ソーシャルゲーム2作が作られたラブプラスシリーズ。そのソシャゲー2作目であるラブプラスEVERY」が今年8月5日14時でサービスを終了するというのです。
表向きは2019年10月にスタートしたので、わずか10ヶ月足らずでの打ち切り理由は「諸般の事情」とだけ説明されており、愛を育んでいたカレシたちからすればあまりに一方的すぎる別れの理由です。しかも復縁の可能性はないわけですからね。

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<「ラブプラス+」のスクショから。カレシの好みに合わせて髪型を変えてくれるリンコ。記録画像が240×320pixというところに時代を感じる>

過去のラブプラス作品ではどんなにカノジョとケンカをしても別れ話になることはあり得ませんでしたし、だからこそ永遠の愛を作っていくことができたわけです。なぜそんなラブプラスで失恋の悲しみを味わう運命になるのか…

ITmediaニュースの副題にもそんな怒りが表されているかのようです。

「彼氏たち、1年を待たずに“諸般の事情”でフラれる」

思うにこの記事の記者も誰かのカレシだったのかもしれません。見えない強大な力を前に、我々カレシたちは涙を呑むことしかできないのです。

…一方で、「やっぱりな」「そうなるだろうと思ってた」と思ってしまったカレシたちも多いのではないでしょうか。かくいうあさかぜもその1人です。
そもそも、10月末のサービス開始から経った3日でメンテナンスに突入。首を長くして待っていたユーザーに「再開時期は未定」などと言い放ち、結局サービス再開となったのはまるまる1ヶ月が経った12月11日のことでした。

ただでさえ17年冬のサービス開始予定を約1年もずれ込んでのスタートだった上に、いきなり1ヶ月もの長期メンテ。既存のカレシたちも新規のカレシ候補生たちも、不安と失望に駆られたことでしょう。そんな有様を見てきたわけですから、あさかぜはコナミの発表を受けても驚かなかった、というのが正直なところでした。

もちろん、続けられなくなった要因はコナミの問題だけではないでしょう
作品が出てから10年以上が経ち、ゲームのユーザー層やプレイ環境も変化しています。方向性は違えど、キャラクターと親愛を深めて結婚するようなシステムを持つゲームも珍しくはなくなりました新しいキャラクターや要素を高い頻度で投入し続けなければユーザは飽きが来てしまう、シビアな時代です。
資金源となり得るユーザーの獲得には多大な努力やプロモーションが必要なことでしょう。

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<ケッコン機能を持った「アズールレーン」。重婚もできる。ステータスもアップ>

一方でスマートフォンが広く普及した現在では、ラブプラススマホととても親和性の高いコンテンツなのも確かです。ラブプラス+(DS2作目)の「ご当地ラブプラス」のような位置情報を使ったスタンプラリー機能は容易に搭載できたはず。出かけた先の写真と結びつければ旅行の思い出の1枚となることは間違いなかったはずです。

ご当地ラブプラス
ラブプラス+ご当地キャラはコンビニなどのDSステーションで集められた。位置情報が使えない時代ならでは>

日本全国どこへでも、やろうと思えば世界中、カノジョと2人で旅行ができる。

そんな素敵な状況が楽しめる、素敵な作品になる時代へ来ていたはずなのです。それを生かし切れなかったのは残念なことこの上ありません

挙げ句の果てにコナミ「メンテナンスでしくじってカノジョと撮った写真は大半が消えました。復旧はできません」とサービス終了を告知した翌日に発表します。

スマホラブプラス、サーバ保存の写真が見られない不具合 メンテでデータ削除、復旧見込めず

一方的に別れを予告され、思い出まで失ったカレシたち裏切りを重ねられたユーザーはもう2度と「ラブプラス」の名を冠したコンテンツには手を出さないでしょう。もちろんあさかぜも。

サービス終了まで一連の出来事を見た後輩の言葉が全てを表しているように感じます。

「仕方ないですよ。コナミはゲームが嫌いなんですから…」

さようなら、ラブプラス
またね、リンコ。

8月17日、小早川凜子のお誕生日を祝ってあげられないのが大きな心残りです。